☆みやざき塾第一期生の方の合格体験記を紹介させていただきます♪
ぜひ合格のための学習の参考にしてください!
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みやざき塾第1期生
鈴木重之
みやざき塾合格体験記
l 宅建試験との出会い
一昔前、勤務先の後輩が宅建試験に合格。「どのくらい勉強したの?」と尋ねると「1か月」。意外と楽に合格できるのだという気になりました。「1か月」を合言葉に翌年の9月より市販のテキストと問題集を抱えて勉強開始。初学者ということもあり、見る文字、聞く言葉がすべて真新しく、その意味を理解するところからスタート。今から思えば相当回り道したのだなというのが偽らざる心境でした。
l みやざき塾との出会い
2回ほど、不合格が続き、しばらく宅建試験から遠ざかっていたところ、不動産会社に勤めることに。否が応でも合格が必須。そのために、3回目は通信教育を利用。月1回の添削課題は提出するものの、多忙を言い訳にそれ以外の勉強は全くと言ってもよいほど手つかず。結果、あと数点届かず。そして翌年4回目。直前まで勉強する気力がおきず、机に向かったのは10日間。結果は35点と1点差にて惜敗。これではだめと思い、あらたな勉強方法を考えなければと思っていたところに、「みやざきの宅建ブログ」に出会いました。
ブログを熟読していくと、その中に「宅建みやざき塾募集」の文字が。独学や通信教育ではだめだなと思っていた矢先のこと。土曜日の開講ということもあり、スケジュールも合致。よし、これで行こうと、次年度の勉強法を決めた瞬間でした。
l 講義スタート
講義は1月末より6月までは月1回5時間。7月から試験直前までは月2回。
そして迎えた第1回講義。まずは前年の問題の復習から。わずか3か月前のことなので、覚えているのかなと思いきや、なかなか細部までの記憶というものはなくなっている。イコール、勉強方法が間違っていたのだなと再度実感。あらためて、いままでの勉強方法ではだめだなと思い返しました。
l 講義内容
巷の教科書をもとにした講義かなと思いきや、すべてオリジナルの「レジュメ」。それも必要最小限の文章、ポイントを記載したもの。追加や補足は講義での板書にて。これであれば、講義中もペンを動かし、五感を駆使して記憶に残す作業ができ、かつ頭の中でのポイント整理も容易に行えるなと思いました。また、適宜、問題演習も織り交ぜ、双方向のコミュニケーションがとれた講義内容でした。
l 真夏の模試特訓
講義期間も折り返しを超えたあたり、受講生の方から先生に、お盆休みにどのような勉強をしたらよいかとの相談がありました。その声が反映され、当初予定になかった夏期講習が開催されました。模試をベースにした特訓ということで、4日間、模試・解説講義が行われました。はっきり言いまして、この4日間の勉強がなかったら、今、この合格体験記を記していないといってよいほど、刺激を受けました。
l 1冊の本
夏期講習中4回の模試・解説講義がありましたが、正直「これではまずい」と実感しました。教える立場の先生もそう思ったのでしょう。「宅建業法」の分野別問題集1冊を示し、「これを2回解いてください」。まさに、自己演習が足りないと宣告を受けた瞬間でした。
講義の受講「インプット」は行っていたものの、それをもとに的確な回答を導く問題演習「アウトプット」を行っていなかったのです。
この作業はまさに「自分との闘い」だれも代わりに行ってくれません。しかしながら避けては通れない道のり。まさに学問に王道なしといったところでしょうか。
l 時間がないと思わない
過去の受験において何が足りなかったのか、今回の受験を通してまず実感したのが、時間がないというのは言い訳であり、イコール自分に負けたということです。つまり、分厚いテキストを見ることや、はじめは誤答続出の問題演習を敬遠するための言い訳に過ぎなかったことだと。
働きながらの受験であれば、ウィークデーは朝から晩まで仕事で時間が取れないのはいたしかたないと思います。仲間の中には、朝早く起きて、通勤途中、昼休み、夜帰宅してから、というように工夫している方も多くおいででした。勉強を行う時間は、個人個人の考え方等もあり一概に言えませんが、私は、平日はあきらめ、休日に自ら勉強環境に身をおくために図書館に行って勉強することにしました。
自宅で勉強すると、どうしてもテレビやパソコンといったノイズが入りやすいこと、図書館であれば、周囲の方も勉強目的で入館されているので、比較的集中してテキストを見ることができ、あるいは、問題演習もテンポよくこなすことができました。
l 仲間との勉強会
いままでの独学とは異なる大きな点は、ともに切磋琢磨する仲間がいたことに尽きます。
一人での勉強は自由があるものの、人間易きに流れます。仲間とのつながりは自分に負けないストッパー役としてとても重要でした。特にフェイスブックを活用したコミュニケーション、あるいは、自主勉強会などもとても有効なことであったと思います。
l 体調管理
9月中ごろからは、体調管理に重きをおいた行動をとりました。
せっかく勉強したものの、試験当日、体調不良にて全力を出し切れないとなると、ものすごく悔いが残ります。そのためには、多少、勉強するペースが思い通りにいかなくても、体調を万全にすることを優先しました。
夜遅くまで無理して勉強しないこと。夏から秋へと季節の移ろい途上につき、十分な睡眠をとること。特に寝具には気をつかいました。そして、食事も規則正しくとるようにし、あわせてしばらくお酒も控え、ローヤルゼリーの錠剤を飲み、少しでも「体調がまずいな」と思った時には迷わず葛根湯を服用するなど、初期的な予防、対処を行いました。
l キットカット
いよいよ試験当日。今回は早めに自宅を出ていつもの図書館へ。そこで、1時間少し最後の総復習を行い、その後昼食のおにぎりと、みやざき塾初回に先生より贈られた「キットカット」を口にして、いざ出陣。試験開始前に気にしたことは、脳をフル回転させるために、脳の栄養としていかに糖分を補給することか、でした。一番はやはりチョコレートでしょうか。試験開始時刻にあわせて、かつ、喉が乾かないように気を付けながら糖分補給を行いました。
l 試験開始
5問免除があったため、13時10分開始。開始までの時間がものすごく長く感じました。
早く、問題を確認し、覚えたポイントを余白に書きこみたい。こんな思いを感じつつ、開始のベルを待ちました。
l そして終鈴
試験終了のベル。まるでマラソン選手がゴールテープを切り、グラウンドに倒れこむような感じがしました。問題は解き切ったものの、正答の確信がもてない問題が半数近く。結果は、解答速報を聞かねばわからずということで、しばし街中を散策しながら友人と解答速報を行っている予備校へ。
自己採点開始。一問一問、目を凝らし、手を震わせながら答え合わせ。苦手な権利関係、だめかと思いつつ答えをみると、以外に正答多し。法令上の制限は想定内。そして、要の宅建業法。満点は取れずも及第点はクリア。結果、前半の権利関係が予想以上に貢献してくれ、5問免除を含め自己採点42点。マークミスがなければ、大丈夫かなと思った瞬間でした。
l 呪縛からの解放
時は過ぎ合格発表日の平成23年11月30日。受験地が東京都のため、一番早く合格を確認できるのは、都庁にある掲示場。朝9時からの掲示開始に遅れること9時5分に到着。焦る気持ちを抑えて会場へ。そこには、コンピュータから出力・印字された受験番号と氏名が掲示されていました。
「マークミスがなければよいが」脳裏の片隅にこの言葉がよぎりつつ番号確認。
「あった」。前年は何度同じ掲示を見返したことか。しかし今年は目の前に。まさに呪縛から解き放された瞬間でした。
l 結びに
自分の一番の敵は自分。しかし、その動きを見つめてくれる師や仲間がいれば、敵はおのずと遠ざかります。いま、この文章を読んでいるみなさんが、いち早く一番の敵を退治し、次回の宅建試験に合格されんことを願ってやみません。
「絶対に合格しましょう!」
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合格体験記を寄稿いただいた鈴木様に心より感謝申し上げます。
宮嵜 晋矢