2学期、4年2組に転校生がやってきた。ネパールからやってきた女の子エリサ・ビソカルマ。先生は翻訳ソフトの入ったタブレット端末を見せた。これで、ネパール語から日本語に翻訳してくれると言った。しかし、エリサは、なかなかクラスに溶け込まなかった。隣の席の、蒼太はそんなエリサを目で追ってしまう。
ずっと給食は食べないで帰っていたエリサが、ある日お弁当を持ってきた。それを見ようと人だかりができ、牛乳を勧める子がいて、エリサがその手を払いのけ牛乳がこぼれてしまう。それからエリサさんは学校に来なくなってしまう。
蒼太はいろいろなことを体験しながら、人前で緊張してしまう気持ちに気づき一歩を踏み出そうとする。