ワールド・ビジョン・ジャパン=編著
合同出版
今世界では1年間に520万人の子どもたちが、5歳になる前に命を落としています。
今も、世界で約2億人(3人に1人)の子供たちが栄養状態に何らかの問題を抱えながら生きています。
世界の子どもたちの中には腕周りのサイズも危険信号を指している子どももいました。
いろいろな国の子どもたちの貧困、食事のようすをたどってみると日本がいかに食べ物にあふれているか、手に入れられる生活をしているかがわかります。
野菜の育ちにくい土地や、水問題、土地や金銭の問題。国の事情、村の事情、大人たちの境遇が子どもにひもじい思いをさせています。
いろいろなメディアから日本の子どもたちにも世界の状況を知ってもらいたいと思いました。
郡司芽久著
ナツメ社
キリン好きの作者が、大学で動物の解剖で有名な遠藤先生のゼミに入れることになった。そこで、やろうと思ったことは、キリンの解剖だった。
キリンの体が大きすぎてな簡単には運搬できないことからか、キリンの首の秘密に迫った論文は少ない。しかし、遠藤先生の協力で、キリンの遺体が大学の施設に届いた。作者は、解剖しながら何を研究していくのか自分の道を見つけ解明しようと突き進んでいく!
解剖、遺体と聞くと怖いイメージだが、丁寧に解剖し、いろいろな謎を解明していくことでその動物を長生きさせることができるかもしれない.解剖は動物を大切にするための仕事でもある。
西村友里
こがしわかおり 絵
文研出版
中学で美術部に入った美音(みお)
しかし、母親が勝手に退部届を出した。母親は美術部というのが気に入らないらしい。夏に行う部のスケッチ旅行も断ってきて、夏期講習を申し込んできたという。美音は家出した。母のところに来ていた絵手紙をたよりに月子さんという人を訪ねてみるとその人は母親の妹だった。そして月子さんのやっているお店はなんと‥
サラサラと一時間もあれば読める本です。
月子さんのところではずっと優しい風が吹いているよう。穏やかな世界観がとても心地よかったです。