出合いから8シーズン目となった
タンチョウ足環193♀
今年は12月21日に初めて出合いがありました
今日は2回目の観察ができました
やっぱり1羽で来ていました
他に2羽のタンチョウがいたので
遠慮気味に周りをうろついています
他の2羽は場所を譲ってくれたようです
足環193♀は本当に想い入れのあるタンチョウなので
愛おしくて愛おしくて...
今年で出合から8シーズン目ですが
これまでの出合いでその時々にドラマがありました
今はつがいのオスをなくして孤独の身ですが
出合いから193♀を見てみましょう
1シーズン目(2016年秋~2017年春)
この年の12月4日に初めて足環193♀に出合いました
右側にいるのが足環193♀です
この時点ではよくわからなくて
ただ足環らしいものがあるという認識位でした
後日 気になってトリミングしたら
193と読み取れたのです
この年は193についての情報もなくシーズンは終わったと思います
(本当に記憶が定かでなくなりました(笑))
つがいでやって来ましたが子どもはいませんでした
2シーズン目(2017年秋~2018年春)
この年もたいした期待はしていませんでしたが
偶然 前年出合った足環193♀を見かけたので
俄然 興味が湧いてきて
いろいろ情報を集めたらNPOタンチョウ保護研究グループにたどり着き
足環193♀の出処や行動などが分かって
いっそう愛おしいタンチョウとなった次第...
このシーズンはいっぱい写真を撮りました
このシーズンもつがいで来ましたが
子どもはいません
3シーズン目(2018年秋~2019年春)
出合って3シーズン目もつがいだけでした
子どもはいません
遅れましたがこの足環193♀の出処や行動ですが...
誕生は2013年 場所は釧路湿原(鶴居村)
何処でつがいになったのかは分かりません
(♂の生まれたところなどの情報はありません)
いずれにしても釧路管内から
越冬地として十勝にやってきたということです
もっとすごいのは
春になったら営巣地として
オホーツク管内枝幸町に行っているのです
釧路生まれで十勝やオホーツク管内を移動する
珍しいタンチョウということです
4シーズン目(2019年秋~2020年春)
この年は子連れで来ました!
毎年何か原因があって子どもに恵まれなかったのでしょう
やっと子どもが出来て
おじさんは孫のように可愛かったです
それでも自然に生きる野鳥の家族は
おじさんにはかわいそうでしたよ
つがいは次の子どもづくりに
この子どもをいやがおうにも突き放して行かなければなりません
移動近くなると寄ってくる子どもを追う払う姿は
可哀そうでした...
(連れて行ってもいいのにと思っていますが)
5シーズン目(2020年秋~2021年春)
この年は双子を連れてきました
でかした!!
子育てする姿も素敵でした
それでも春になると別れが待っているのです
6シーズン目(2021年秋~2022年春)
このシーズンは1羽の子ども連れでやって来ました
7シーズン目(2022年秋~2023年春)
この年の夏 悲劇が襲ったようです
枝幸町に着いたことは着いたのですが
つがいの♂が事故でなくなったというのです
この年も2羽生まれたそうですが
♂がいないので育てられなくて
2羽もなくなったと聞いたような...
(先日 聞きました~間違いないような)
こちらに193♀が来るかどうかとても心配でした
一度は故郷の鶴居に行って
すぐ離れて枝幸に戻ったのか
湧別町で見かけてその後が分からないということでしたが
12月に入って
1羽だけでやってきて越冬をして行きました
8シーズン目(2023年秋~ )
今シーズンもやって来ましたが
193♀との出合い8シーズン目に思うこと
なんとかつがいの♂を見つけて
枝幸町に行ってもらいたいな...