余部鉄橋から鳥取方面に少し向かうと
灯台の標識があったので、
見に行ってみることにしました。
車だからすぐ到着すると思ってましたが、
坂道をずいぶん登ってもまだ到着しません。
標識に示されてた距離くらいになっても
まだ到着しません。
どこにあるんだと思ってたら、ようやく
広い駐車場に到着しました。
けっこう高いところです。
それもそのはず、この余部埼灯台は、何と
日本一高い場所にある灯台なんだそうです。
ここに最初に灯台が造られたのは昭和26年、
昭和36年までは灯台職員がこの場所で生活して
灯台を守っていたそうです。
今でもさみしい感じのするこの場所で、当時のここでの
生活というのはどのようなもんだったんでしょうね。
現在のこの灯台は2代目で、昭和60年に
立て替えられたものだという。
光の強さは44万カンデラ。
カンデラって言われても、よくわかりませんけど
42キロメートル先まで光が届くらしいです。
北近畿の名所の一つであった余部鉄橋。
平成18年からコンクリート橋への架け替え工事が行われ、
明治45年からの約100年の歴史に幕を閉じました。
すでに機能はコンクリート橋に引き継がれているようですが、
まだ鉄橋は完全に撤去されていませんでした。
予定を立ててたワケではなく、たまたま
通りかかったんですが、
一部とは言えまだ鉄橋部分を見る事が
できたのはラッキーでした。
余部駅は鉄橋を渡ってすぐの所なんですね。
駅に行くには鉄橋下から坂道を登ってゆきます。
駅からは新旧の線路を見ることができました。
下の写真、左が鉄橋の線路です。
長さ約309メートル、高さは約41メートル。
鉄橋の総事業費は当時のお金で約33万円だったそうです。
鉄橋の一部分とミニチュア鉄橋、
そして写真パネルを展示して、
ここにこういう鉄橋があったということを
ぜひとも形として残してほしいです。