2010年7月18日、10万キロ達成を機に乗換えを進めてきたが、一つの山がこのLC1500の処理。
10年間大過無く連れ添ってくれたLCを無碍にもしたくないし、(ハイ、ココポイント、裏事情を推察下さいね!)、乗り換えの為資金の一部に充当したいし…
と言う事で、今回はいわゆる『中古バイク引取り業者』との売却交渉を試みた。
2週間程前に、INで複数一括見積りを依頼、3社から回答があった。
G社:上限510K、D社:上限250K、W社:200~250K
提示価格を基に交渉順序を決め、その3社に電話連絡して印象を探った。
バイク屋に頼んでいたパーツの取り外し完了予定を確認した後、3社の内、電話での対応が比較的よかった2社に現車査定のアポイントをとった。
本来は2社同時査定で競合状況を作りたかったが、最初に連絡をしたD社が同時見積りを嫌がり、時間差を希望。取敢えずD社の希望を受けた形で1時間の時差を設ける事で1030開始に設定。
次にW社に連絡、こちらは複数同時見積りでも構わないとむしろ同時刻を希望。1040頃にはある程度状況が分かるので、当日その頃電話で確認をもらう事にした。
G社は他の2社に対して概算見積りではあるが、オークションや中古再販価格と比べても一寸リアリティに欠けた上に、上限提示(510K)のみで、下限が分からず後述のばいく○と同じで相当低いところからネゴが始まる可能性があり、逆に不信感?を抱かせたので先の2社での交渉が難航した場合のスペアとして、実車査定のアポは取らなかった。
因みにこの3社にばいく○は入っていない。理由は幾つか、一つは来たからには持ち帰らないと帰れないと粘ってしつこい(バイクを置いてある自宅に呼ぶと商談を打ち切っても敷地から出ないとか…)とか、概算見積もりの1/10程度の提示からスターとをするとか(時間の無駄)いう情報、もう一つは実はばいく○他幾つかの中古買取業者はオークション会社を主宰する会社のグループ傘下、構成員、もしばいく○に声を掛けると共通DBで同一情報が別の買取業者に流れて買い取り価格の制限が掛かり金太郎飴状態になり交渉の余地が減る事を避けたかった。
さて決戦?の場所はバイク屋の駐車場、勿論バイク屋には事前にその旨連絡を取り了解してもらっていた。少しはプレッシャーになるかなぁ~
この手の業者は自社販売店を持っている場合もあるが、通常はDBS(だったかな?)、オークションに流して売却するのでオークションでの相場からの引取り価格設定になる。
従い、オーション相場プラス現車の状態で査定額が決まるので、そこから大きく乖離した価格を主張しても商談は成立しない、業者にしたって玉が無いと売れないから弱気になる必要はなけどね…とは言え、「落し所」の腹積もりは必要。今回は概算見積りでの250Kがオークション上限価格と見た。また中古車価格で500K前後だから、Net250Kはリーズナブルな所だろう。そこから減点方式で査定するが、致命的な物がなければ200K前後が落し所と想定した。
今回の場合、何故バイク屋に下取りさせないかという想定質問については、孫取り(中古車購入時の下取り)価格は新車購入の下取り価格に比して低い事、またバイク屋であろうと下取車の処理に手間(名義変更等)と店で売却の場合には費用(メンテ、金利等)が発生する事でどうしても下取り価格が低く出てしまう事。
ただ、四の五の言うならバイク屋に安い価格でも売却してしまうというプレッシャーは掛けておいた方が良い。
まあこの辺は業者なら良く知っているので敢て説明は必要ないが、一応ストーリーは構築しておいた方が聞かれた時には困らないw
実際何故バイク屋で下取りさせないのかと聞かれたが、下取りと本体価格、オプション等の価格をハッキリ分けて交渉したかったからとか適当に…海外営業と調達が本業、ネゴって心理状態の読みあいの部分があり、結構好きなのよねぇ~
さて、
1000前にバイク屋に着くと店長がLCを磨いていてくれた。一応はワックス掛けはしておいたんだが、最後にバリアスコートを山盛りかけて磨き上げてスタンバイ。
1030にD社が時間通りに来訪、バイク屋さんの店先での商談はしたくないと言うのでいや、了解はとってあるのでここでやりましょうと先ずは前哨戦w
10分程バイクを一通りチェッック、エンジンは掛けなかった。次いで車検証を確認。
全体としては10万キロにしては綺麗ですね、ただ距離が行ってるのでというのがコメント。
会社と連絡を取り(オークション相場と現車の状態を連絡してネゴ代の了解を取っているのだろう)、ネゴ開始。
D社:「185K」でどうでしょうか?
私;(電話での提示の「250K」を踏まえ(直接それは言わなかったが))、それでは受けられない。
D社:バイク屋の提示価格は幾らですか?
私:バイク屋は次のバイクを買うというのを前提としているので(と店内に置いてあるC109Rを指しながら)Apple to Appleの条件には成らないよねっ!
D社:それはそうですね。状態から言うと外観は良好だが距離が10万なので…
私:距離は前もって伝えてあるので理由にはならない。
D社:折角来たし、次のアポもあるので時間を掛けずに決めたい、ただバイク屋の見積りや他の業者との競合は避けたい。価格合意したら決めて引き渡してくれますか?
私:(それはそちらの都合だろう、こっちは当然、競合関係の中で好条件を引き出すのが目的なんだけどなぁ~)そのつもりで書類も印も持参している。納得出来る価格を提示してくれれば、バイク屋や他の業者と天秤に掛けて競合を続けるつもりはないが、次の業者とのアポはとっているのでもう少ししたら電話連絡があると思う。合意できる価格を再提示して欲しい。
(さり気無く?エンジンを始動、セル一発で安定したアイドリングを保つところをアピールw)
A社:ではズバリ幾らがご希望ですか?
私:…(少し考える振りをして、ここはもう一押ししてみても良いと判断)「220K」で
D社:外観が良好なので「200K」までは了解が取れそうだが、それ以上の積み上げは難しい。ETC付いていないですか?
私:(そろそろ終盤戦、大詰めだなぁ~)ETCは移植するので取り外した。他にエンジンガード(フリーウェイバー)とウインドシールドも外して今車に積んである。
D社:エンジンガード見せて貰って良いですか?
私:良いですよ(釣れたかな?会社に説明する商材が欲しいんだろう、と両方見せる)
D社:(再度会社に電話)エンジンガードを付けて「210K」でどうでしょう?
私:(本体の積み上げが出来ないのでオプションパーツで勝負に出たか!まあそれも想定内、見越して外して置いたんだが。最初から着いているとその分込みでこちらの商材が減るからなぁ~)
エンジンガードはPOSで約3万だよね、じゃ、ウィンドシールドも合わせて「220K」でどうですか?(ウィンドシールドはステー込みで米国から個人輸入したもの。ただ10年近く使って外観は綺麗だが経年劣化は少し気になっていたし、新しいのを発注済み)
D社:分かりました。
ということで220Kで売買成立。シールドは次のバイクのスペア(新規に発注したのは背の低いもの)にとは考えていたが、まあ、この際商材に使って換金しておこう、ヤフオクに出したって売れても手取り(Net)は5K位だろう。
後で聞いたら減点ポイントはホイールの錆、フェーンダーの傷(駐輪場で自転車のペダルに引っ掛けられて付いた)、マフラーの錆(本体では無く、通称太鼓、サブチャンバーどうやって掃除しろと言うのだ?)及びフレームの摺り傷(ロードクリアランスが低いので歩道の縁石でも摺る場合がある)またバイク屋の見積りは200K以下と想定していたとのこと(真実は…言えないなぁ、業者にはそれより一寸上と伝えたけど)
合意価格は私がLCを購入した金額のほぼ1/3であった。バイク屋は一切顔を出さずに見守っていたがこれが無言のプレッシャーにはなったと思う。
良くこの手の経験談に書かれているように、来たからには手ぶらでは帰れないという言葉は何度か業者の口から出た(だから家には呼ばなかった)。
また他者との競合を避けたい、短期決戦でオーナーが躊躇しないうちに決めてしまいたいという思惟が見受けられた。
アポを取る時にも確認したが、最後にもう一度名変(名義変更)を確実にして連絡を貰うように念を押したのは言うまでもない。
結局W社からは事前の電話は無く、商談が成立した頃に直接やってきた。申し訳ないが連絡が無かったのでそのままD社との商談を進めて売却してしまったと説明、お引取りを願った。因みに両社の担当は顔見知りだったのでむしろD社に絞った方が好都合だったかも(何処を呼んであるかはどの業者にも一切明かさなかったけどね)
ばいく○やGオ○イクがどのような商談アプローチをするのかは分からないが、今回のD社の担当は電話で何度か会話した人(アポを取る時に出来れば来て欲しいとは伝えたが)だったが比較的真摯な態度であった。
最後に世話になった店長とスタッフ、店に居た人に缶コーヒーを配り、売れた祝杯?!を挙げて帰って来た。
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でも、おめでとうございます
装備品で結構また掛かりそうだから、それもコワイですけどね。
2度もカキコしてたからかなりイラチの顔が浮かんじゃって直メしちゃった(苦笑)
一つ消しておきました
そうなんですよ、ウィンドシールドは今日到着しました。フリーウェイバーは入庫待ちです。
パニアとSissybarはLCから移植するように店に頼んでいますが加工賃が幾らになるやら…
これ以上は増やさないでシンプルに乗る積りです。