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流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

2UPの心得

2011-09-11 10:51:50 | Motorcycle/Touring

先日タンデムツーリングの記事をアップしたが、米国などではタンデムライドをこう呼ぶ、

丁度二ケツって感じで何処でも同じような発想か。

ウチではカミさんも娘たちにはこんな心得を話してある。教習所やライディングスクールでどう教えているかは知らない。 

 

乗車

 

バイクはサイドスタンドを出したままで、ライダー(運転手)は左足を地面に付け、ハンドルは正面を向けて両手でしっかり保持し、フロントブレーキを握っておく。

 

タンデマー(同乗者)は左足を左のタンデムステップに乗せ、右足をライダーの背中とSissy Barの間を通して跨ぎ、右脚を右のタンデムステップに乗せる。 この時タンデマーはライダーの両肩に手を乗せて身体を保持する。

 

タンデムマーが着座したら、ライダーはバイクを起して水平位置にし、エンジンを掛ける。もし、バイクの方向転換が必要ならタンデムマーが乗車する前に済ませておく。

 

下車

 

基本的には乗る時の逆であるが、先ず、バイクが停車したら、ライダーはサイドスタンドを確実に掛け、左足を地面についてバイクを保持する。この時ハンドルは正面、フロントブレーキを握っておく。

 

タンデマーはバイクが停車したら自分が足を降ろす左側の場所の状態を確認し、降りにくい場所ならライダーにバイクを移動してもらう。尚、ライダーが停車位置を変更するために再発進する可能性がある為、完全に停車するまでタンデムステップから足を外さない。

 

ライダーがサイドスタンドを掛けて完全にバイクが停止したら、タンデムステップに立ち上がり、右脚をライダーとSissy Barの間を通して抜くが、この時もライダー肩に手を掛けてバランスを保つ。

地面の様子に注意をしながら、抜いた右脚を先に地面に降ろし、右脚が着地してから左足をステップから外して、地面に降ろす。

 

降りたらバイクの斜め後方に移動し距離を取り、ライダーが下車するのに邪魔にならないようにして、ヘルメットとグローブを脱ぐ。ボケっとバイクの横に立っているとライダーが降りる時に後ろ回し蹴りの的になる。

 

ヘルメット、グローブ、アイウェアの脱着について

 

 

アライのオープンフェース(ジェット)ヘルメットの場合、先ずグローブを脱ぎ、リアシートに置くか、パンツのベルトに挟むようにする。この時両手のグローブを一つに纏めて置くと紛失しにくい。

次にヘルメットの顎紐を緩めて外し、シールドの左側を外に押し開いてロックを外しシールドを最上部まで開ける。両方の顎紐を両手で確実に持ち、左右に引っ張り隙間を空けるようにして脱ぐ。

 

もしアイウェアが引っ掛かりそうな場合にはアイウェアを先に外してからヘルメットを脱ぐ。(テンプルが曲がったり、ヒンジが開いてしまうことがある)ヘルメットを脱いだら顎紐をDリングに通して顎紐を固定し、シールドを下ろしてから、手袋が両手揃っているのを確認しておく。

 

着用はシールドを開け、Dリングから顎紐を外し、両手で顎紐を掴んで広げるようにして被る。ヘルメットを被った後にアイウェアを隙間に差し込む用にして着用し、ヘルメットの顎紐を確実に締めてヘルメットがグラつかないようにする、また顎紐の余った部分は挟み込む等始末をしないと風に煽られて当たると痛い。ヘルメットを着用後にグローブをはめる。

 

ヘルメットをバイクの近くで脱着するとよろけたり勢い余って脱いだヘルメットをタンクやフェーンダーに当てる場合があるのでバイクから少し離れた場所でこれらの作業を行う。

脱いだヘルメットをバイクに置く場合(シート上やミラー或いはSissy Bar)には、ヘルメットが地面に落下しないように注意する。基本的にはヘルメットが衝撃を受けた場合には元の強度や衝撃吸収性を保てなくなると言われている。

 

ライディングについて

 

ライダーは急発進、急加速、急ブレーキなどを極力避けるが、已む得ない場合にはタンデマーに一寸出すぞとか伝える。タンデマーの経験を積むとライダーの挙動でその辺の状況は察知できるようになる。

タンデマーは挙動や前方の状況を見て、必要に応じてライダーに掴り身体を固定すると共にタンデムシートの横をニーグリップし、タンデムステップに土踏まずを押し当てて前後左右への揺れを減らして体勢を保持するが、絶えず緊張していては疲労が増すので適当にリラックスして緩急をつける。尚、すり抜けの場合は念の為、脇と膝を締めて車や障害物が接触しないようにする。

ライダーの肩を掴むとライダーのライディングの妨げになるので腰の部分を掴む。タンデムシートについているタンデムベルトを掴んでも身体全体を固定出来ないので使わない。


コーナリングではライダーの身体の傾きに合わせて同一方向に軽く身体を傾けるが、ライダーよりも深い角度で身体を傾ける必要は無い。バイクはバランスの乗り物なので、バランスを崩すような挙動は極力控える。タンデムライディング中に眠くなる事があるが、その場合はライダーに休憩を要求する事。

 

これはライダーの問題だが、元々荒天はバイクの苦手とするとろなので、できればタンデム走行は避ける、ツーリングの途中で雨に遭った場合には、最短距離乃至なるべく走りやすいルーで帰宅するか目的地に到着するようにルート変更をする。レインウェアを着用すると身体の動きが悪くなり、また蒸れや暑さで疲れやすくなるので、適度な休憩を取るように心がける。

 

服装、持ち物について

 

タンデムライドの時タンデマーは大きなバッグや重たいバッグを身体に着用せず、小型のウェストバッグ程度に留める。身体に当たると怪我をしそうな突起物、固い物はなるべく身に着けず、バッグにも入れない。

 

ライディングジャケットとグローブの着用は基本なのでここでは触れない。已む得ず半袖で乗る場合には日焼けと虫刺されに気を付ける。シールドがあるヘルメットでも紫外線、細かい砂や金属片、或いは虫避けとしてアイウェア(サングラス等)の着用を勧める。

 

靴は怪我を考えるとくるぶしを保護するライディングブーツが望ましいが、無ければ踵があり、土踏ずがタンデムステップに掛けられる形状で、靴底は少し固めで滑りにくい物が好ましい、

髪の毛が長くてヘルメットからはみ出すようなら、出来るだけ纏め、ヘルメットの中に収めるようにする。無理ならヘアバンド等で纏めておくのが好ましいが痛むのを覚悟なら外出しでも構わない。

 

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