Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

あの日から一年ー祈、願、想

2012-03-11 00:00:00 | 思い出
 一年前、シッティングの最中、赤ちゃん抱きながら初めての揺れに身を任せていた。

 そして、続く初めてめて目の当たりにした大津波、想像すらしなかった原発爆発そして避難。

 多くの人の悲しみを今も引きずりながら、少しずつでも前に前にと歩いて一年がたった。

 地震の被害は無かった我が家でも、いろんな事が起きた一年。まして、被害者の方の暮らしの変化は、いかばかりか?想像もつかない。

 
 昨年から、ずっと気になっている人がいる。


 最近は、年賀状のみの付き合いになってしまった先輩というか友人。
 体育館にお世話しているお母さんと避難しているのを、ネットで知ったが、連絡が取れない。何を送っていいか、あれこれ悩んでいるうちに、年賀状を出す季節になった。けれど今年は、年賀状の返事は来なかった。

 もっともっと何かすべきかと想いながら、思い切った事ができない。申し訳無い気持ちばかりが膨れ上がる。

 娘の転職、母の病気発覚、家電故障の連続と、年末立て続けに想いもよらない事が起きて、あっという間に3・11が来てしまった。

 思えば、ここが始まり。何時来るかと身構えていた揺れも、少し落ち着いてやり過ごせるようになった。それでも防災意識はなくなってはいない。

 今この日を迎えて、一つの気持ちの区切りとし、しっかり前を向いて、一歩ずつ、ちょっとずつ、歩いてゆきたい。思いを胸にそっとしまい、前向きに。

 そろそろ、先輩にも、もう一度手紙を書いてみようと思っている。



 明日も、生まれたての赤ちゃんが待っていてくれる初めての町へと、出かけます。

  防災グッズを、カバンに入れて・・・・
 
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始まりと、別れと、再会と・・・細川俊之さんと『ショーガール』

2011-01-20 00:00:00 | 思い出
2011年が始まりました。本年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 初めに、ごあいさつが遅れましたことをお詫びいたします。始動が遅くなってしまったのは、歳のせい?!ありがたくも、この世で半世紀を生きて、残念ながら、フットワークも大分遅くなってきた。それは思い入れの多さ、感動の多さ、振り返ることも多く、その分言葉にするのに時間がかかる。それでも、夢は両手にあふれるほど。こんな自分のブログではありますが、本年も、お付き合いいただければと思います。

 それにしても、新しい歳に出会ったとたんに、別れが次々に襲ってきて、心の奥で密かに恐れていた事が・・・まさか、こんなに突然、こんなに急に、訪れるとは・・・

 14日、俳優・細川俊之氏が亡くなられた。

確か、最後に近くでお目にかかったのは、日テレだった。ここ数日、寝るときに聞くMDは、20年前にミュージカル「結婚物語」や、リサイタル。優しい語りと、甘くハリのある歌声に、自然と涙が・・・。

 初めて、テレビの舞台中継で「ショーガール」を見てから、ずっと淡い恋心をいだいていた。ミュージカルや独り舞台、お芝居、映画と、熱心なファン程には行けなかったが、数度足を運び、お疲れのところご迷惑にも楽屋見舞いまでさせていただいた。(ドア越しにささやかな差し入れの手渡しだったが、お疲れのところを、ご本人が丁寧に応対してくださった。感謝!涙!)

 四角い顔で、タレ目の人にキュンと来てしまう自分にとって、「ショーガール」の中の細川さんは、そのキャラクターピッタリ!二枚目半の魅力あふれるキャラを、汗びっしょりで、演じられていた。

 自分にとって、唯一無二の最高に好きなミュージカル「ショーガール」は、男と女の二人芝居のミュージカル。途中休憩に当たる時間に、ショータイムが入り、みんながよく知るポップスをメドレーにしてダンスと歌で見せるという、二つの魅力を持つお芝居。全15作、自分が初めて見た時には、年に一度、渋谷パルコ劇場の年末恒例のミュージカルになっていた。ホールには、ワインが入ったグラスが用意され、とてもオシャレなムードの中、大人の恋の物語が繰り広げられる。(こんな恋がしてみたいと夢見ながら見ていた。)とてもオシャレな、大人のミュージカルは、見た事が無く、他の誰にも真似出来ない(若い、新田純一と石田えりが、同じパルコで二人ミュージカルをしたのを見たが、パワーでも負けている感じがした。)

 木の実ナナさんと細川さんの二人の息はピッタリ!細川さんは、独特の痺れる低音と鍛えた高音の歌、ダンサー張りとはいえないが、人柄がにじみ出たダンスで、相手役の木の実ナナさんをエスコート。木の実ナナさんの声が、細川さんとマッチして、時にぶつかり、時に重なり合う。ショータイムのダンスを、ナナさんがリードすれば、お芝居で細川さんが包み込むようにナナさんと絡む。そして、何時もハツラツとしてチャーミング女性の可愛さを失わない、憧れの女性のナナさん(そんなハツラツとしたナナさんにも、鬱があったと聞いた時はビックリした)が、ちょっとお疲れ気味の年上の細川さんを引っ張っていくような、きらきらの瞳であふれんばかりの笑顔を振りまく。


 福田陽一郎氏のしゃれた台詞、脚本に詰め込まれた、男と女の出会いと別れ、喧嘩、仲直り、名曲に乗せた印象的な歌詞、時にとってもコミカルな振り付け、ショータイムの汗が飛び散るパワー、ダンス・歌・生バンド、全てが自分の理想の夢のお芝居の世界。魅了されすぎて、夢見すぎて、15年16話で終わってしまった後、どうしてもどうしてもやってみたくて歌も踊りも中途半端な自分が、仲間を巻き込み、やってしまった!?!23才、若気の至り(汗)。

 ニューヨークの向上心に満ちた空気が好きだと、常に訓練を怠らず自らを磨き前進することにこだわり、甘いマスクと声の下に九州男児の熱い気持ちを胸に秘め続けていた生き方は、自分の目標そのもので、最後まで教壇に立ち、その大学に検体をされたと聞き思わず合掌した。

 年頭、一番初めに、お別れの話から書かなければならなくなってしまうとは・・・ 
いえ、今古いビデオをブルーレイにダビングしながら、遠く別れた人に、又出逢ったような思いで、俳優・細川俊之氏の魅力に改めて引き込まれている。

「ショーガール」、志穂美悦子さんも出演のドラマ「やる気満々」(古屋一行、川谷拓三とも共演)、石田えりと共演の主演映画「飛ぶ夢をしばらく見ない」、舞台「河の向こうで誰か呼ぶ」・・・・時に、軽く時に重く、時に楽しそうに、時にやるせなく演じる、細川俊之氏の姿をじっと見つめる。

 今、感謝の気持ちを込め、もう一度新たな出会いを求め、「ショーガール」のビデオを繰り返し見ている。

 ありがとう、細川俊之様。いつまでも、何時何時までも、出会えたことに、乾杯!(涙)
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一つ一つ、踏みしめながら、噛み締めながら、味わいながら

2010-01-05 11:25:00 | 思い出
 遅ればせながら、HAPPY NEW YEAR !あけましておめでとうございます。

あっという間に、2010年も5日目。昨年は、書きたい思いがありすぎて、書ききれないままに年を越してしまった。駆け足で、2009年を振り返ってみると・・・

 春、3年勤めた職場のショックな出来事を機会に転職を決意。娘の就職・自立に、自らも勇気をもらい、素敵な人たちに沢山出会い自分を磨きたくて冒険することにして、ネットで職探し。数度の試験・面接に、撃沈し、短期の引越しパートでは、初めて知ることばかり!頑張っている先輩女性たちとの出会いにパワーをもらった。最終決断、介護か?子育てか?未来に続くお手伝いに決めた。

 マイケル・ジャクソン死亡のニュース、追悼番組を見て、ネットでマイケルジャクソンの歌、ショートムービーを鑑賞、多くの追悼本を読み、完全にはまり、『THIS IS IT』を見て号泣。見納めは、新宿歌舞伎町ミラノ1の最終日オールナイト。若いファンと一緒に、朝まで、手をたたき身体を揺らして見てしまった。

 スポーツでは、WBCの日本優勝そして、イチローの大リーグ新記録に興奮した。どちらも辛抱の末に、勝ち取った栄冠で、沢山の勇気、根性を頂いた。

 オフ会も、春には大勢揃ってのオフ会。夏には、懐かしい仲間が揃った定例オフ会。そして、冬には、天草の柿久氏上京に合わせた、ビデオオフ会も開催し、中身の濃いオフ会を開く事が出来た。何より、千葉ちゃんの技・演技の魅力を再確認しあった事が、嬉しかった。最後は、役者千葉ちゃんの活躍が見られる日が早く来るように!と、皆で祈った。

 初めて、職場と同級生の忘年会に参加。職場は、素敵なパワフルな先輩達に囲まれてまだまだ勉強しなくてはと、気合入れなおしました。千葉での同級生との再会は、まさにタイムスリップ。35年も経っているのに、面影がいっぱいで、その笑顔に何とも不思議な思いと共に、年を取るのも悪いことじゃないと幸せな気持ちがこみ上げてきました。

 今年はどんな年になるのか?とりあえずは、オリンピックと、娘を送り出すイベントが控えている。そして、千葉ちゃんと同じ新たな挑戦を続け、ジャッキーのように、チャリティー、特に子ども達へのチャリーに熱心で、子ども達のパワーを信じ愛した、マイケル熱は冷めそうに無い。

 無謀にも、未だ沢山の夢を抱えている自分、でも、まずは一歩一歩、じっくり、時が過ぎていくのを味わいながら、今年一年、少しずつ前進して行きたいと思う。

 そんなまだまだ未熟な自分でありますが、本年もよろしくお願いいたします。

 
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ギターの思い出

2008-05-24 23:46:52 | 思い出
 テコンドー仲間のギターの発表会へ。なんとも懐かしい雰囲気で、娘達のピアノの発表会を思い出す。

 ほほえましい演奏、優しい音色に、癒される。ポップスの二重唱に、突然涙が溢れてきた。最近、感情が沸くより早く、涙腺が決壊する?!何故?どうしたの?
 
 先生のガットを押さえるしなやかな指先、優しい音色が、忘れる事の無い恩人の姿、思い出と重なる。涙が止まらなくなった。参った!

 二昔前、言葉に言い表せないくらい、お世話になった、恩人。未熟で気持ちばっかりの自分の、誰も信じないだろう”夢”ー制作・スタッフ・演出・主演のミュージカルー物語を真面目に聞いてくれた。そして、にわか作りのバンドのエレキギターとバンマスを引き受け、メドレー曲のアレンジから自分らの歌のレッスンまで、最後まで側で力を貸してくれた、元ギターリストの『ゆきおちゃん』。彼は、今、空の上で仲間と大好きなギターを引きながら歌を歌っているはず。

 こんな先生なら自分も習いたいと思ってみたが、もうしばらくは無理そう。

 夜更けに、一人で『ゆきおちゃん』がよく弾き語りしていた「歌姫」(中島みゆき)を、古いフォークギターを持ち出して弾き語り。タバコを加えながら、髭を生やしてニヤリはにかむような笑顔とマジでギターをかき鳴らす表情を思い出しながら・・・

 Thank you...

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