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スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

癒されて歩き出すー『相信自己』成龍

2011-04-27 22:04:00 | Jackie.Chen.
 イヤホンで聞きながら眠るようになったのは、小学時代?!その日見た「キイハンター」のテープを聴きながら眠り始めてからか?結婚し、姑の介護で明け方眠りに着く時、聞いていたのも「キイハンター」のテープと、千葉ちゃんの歌だった。

 そして、長い介護に疲れが出始めた時出合ったのが、「真心英雄」という成龍ことジャッキー・チェンの歌。初めて聞いたとき、疲れきっていた自分に、明るく力強い歌声がズンズン入ってきて、所かまわずぽろぽろ涙がこぼれてきて参った。そして、歌いたくて、歌詞の意味を訳したくて、中国語の勉強を始めた。

 マイケル・ジャクソンが、突然この世から消えた時は、「スピーチレス」「スマイル」「ユアノットアローン」とマイケルの声を泣きながら聞いて眠り、細川俊之氏が亡くなってからは「ショーガール」を、歌と台詞と笑い声を聞きながら、眠りについている。

 震災以来、多くの人が歌で、被災者を、日本国民を元気付けようと、現地で、テレビで、CMで、ネットで、歌声を配信し、どの歌も聴くたびに、ウルウル。でも気持ちは沈みがちで、「上を向いて歩こう」を聞いても、口ずさむ気分にもなれずにいた。

 ジャッキー・チェンは大きな地震災害があると、チャリティーコンサートを開く。日本に何度も来て、仙台でも撮影をした事があるジャッキーが、今回も仲間と共に香港でコンサートを開催し、その画像をネットで見た。そして、もう一つ、ジャッキーが震災の被災者に向けて、日本に向けて歌った映像も見た。

 「相信自己」=自分を信じる http://www.youtube.com/watch?v=3PjB_5H6kXU
 砂絵をバックに歌うジャッキーの目には涙。力強く、微笑み歌う姿を見た時、一緒にウルウルしながら、思わず中国語でたどたどしく口ずさんでいた。

 被災者に向け、日本に向けて、一部変えた歌詞。それが心に沁み、突然流れ出た涙。まだ胸の奥に随分と多くの感情を溜め込んでいたことに気がついた。

       『自分を信じる この場所は永遠にあなたのもの
        あなたがどこへ行ってもあなたの側にある
        命を創造し 空と地を肥やし
        一生懸命 ここを愛し あきらめず』

 癒されていく懐かしい感覚、ジャッキーの歌声から、笑顔の涙から、握り締めた拳から、元気がじわじわと伝わってきて、涙が乾くまでたっぷり流した。

 そして、一緒にちゃんと歌えるように!と、もう一度、中国語の勉強を再開する気持ちまで沸いてきた!

 なんども、震災と引き継がれた命と笑顔と共にジャッキーの歌う姿と声に、癒され勇気をもらっている。

 そろそろ臆病な自分も、余震におびえてばかりいないで、前に向かって歩き出さなくては・・・

 元気が沸いてくる勇気がもらえるジャッキーの歌が細川俊之氏と、どこか似ている気がしてきた?!どちらの歌も、ストレートに思いを伝わってくる。震災のショックと余震のおびえで、随分、疲れてヨレヨレの自分だけど、東京でへばっていられない!厳しい暮らしで頑張ってる人達に申し訳無い!!自分の頑張る力を信じて歩き出そう。そして中国語の勉強も復活しよう!!そして、ライフワークも!!「相信自己!!!」

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繋がることと、通い合うこと、-『ソーシャルネットワーク』

2011-04-16 22:18:00 | 映画
「フェイスブック」と言う言葉を聞いても、最近までは全くわからなかった。実名を載せたネットでのお付き合いをすると聞いて、とてもそんな勇気は無いと、ミクシイどまりでいる。「ソーシャルネットワーク」ネット上でのお付き合い。その中には、本当に真実だけが存在するのか、臆病な自分は考えてしまう。

 「フェイスブック」の創始者が主役ということと、早口でまくし立てる?!と言う情報だけ入れて、相方と劇場へ『ソーシャルネットワーク』を見に出かけた。観客は思ったよりも席を埋めていて、臭夏と言う事もあり、若いアベックや若者場ほとんどで、中高年の二人組みが、2、3組?!つまり若者向けの作品と言う事か・・・??

 以下はあらすじで、ネタバレとなるので、要注意!

 いきなりデートでまくし立てる主人公登場。彼女と二人なのに、あまりに一方的な会話で、彼女が怒るのも無理は無い。彼女の為の演出など全く頭に無い彼は、見事に彼女に振られたその夜、彼は女子学生の写真を二人ずつ並べてランク付けする、女子には最悪のサイトを作る。情報は、大学の寮の資料をハッキングしたもの。あっという間に、アクセスが増え(もちろん男子生徒がアクセス!)一気に話題の的になった。身近な女性のプライバシーを暴露したサイトに皆が夢中になったのを知って、彼は、あるサイト開設を頼まれたのをヒントに、「フェイスブック」と言う、後にあっという間に莫大なメンバーが登録することになるサイトの制作を始る。

 ネットに登録し、身近にいてもよく知らずにいた人と知り合えたり、行った事も無いような場所の、見ず知らずの人とも、ネット上で繋がる事が出来るサイト。そのサイトを作るのは、決して彼一人の力だけでは出来なかった。資金を借りた友人(彼は、初め、創設者として名前を連ねていた)、元になるネットワークサービスの話を持ちかけアイデアを提供した学生など、コンピューターオタクの彼の周りにいた、それぞれの分野に長けた学生達がいた。

 サイトが話題になり、大金が動き始め、周りに寄ってくる人物にも変化が・・・そして彼自体も変わってゆく。創始者の友人から、アイデアを持ちかけた学生からと、次々に訴えられ裁判の席に着く彼、だが全く人事のように、訴えを聞く彼の表情は冷徹で感情を持たない人間のよう。

 彼一人では作り出せなかった、サイト。今や全世界の人々が、知り、会員名簿に名前を連ねスポンサーも増え、巨大な組織となり、彼はその頂点に立つ一人となった。その恩義を彼はどのくらい感じているのか、自分の才能・力を疑わない彼にとって、被告も原告も、意味が無い?!

 そんな彼にとって、今の一番の問題、今の切なる望みとは・・・・
パソコンの画面を見つめて、何度もアクセス更新のボタンを押し続ける彼。目の前に映っているのは、ふられた彼女のフェイスブックの画面。彼女の写真を見つめながら、彼は無言でキーボードを押し続ける・・・。


 
 彼の本当の望みは、どこにあるのか?彼は何をしたかったのか?ただ自分の能力を見せびらかしたかったのか?コンピューターを操る人間、資金提供を取り付ける人間、アイデアを考える人間と、それぞれが、自分の得意分野で、軽いノリで動き出すと、世界の人々が注目するサイトが出来上がる。人々が繋がり、各地で彼の知らないところで、新たな出会いがあり、つながりが出来て、動きだす。それは彼の想像の範囲を超えてどんどん広がり続ける。その勢いはネットの中では、すざまじい。24時間寝ることも休むこともなく、世界規模で動き続けるのだから。

 でも、彼が本当に欲しいかったものは・・・・。ラストシーン、彼の願いは、すぐ側にいる彼女とのつながり。一人の人間と、心通わせ付き合う事が、彼に出来るのか・・・それはわからない。彼の切なる願い憧れは、彼女とのふれあいだと、彼女の写真をじっと無表情で見つめキーボードを押す彼の瞳が、つぶやいていた。

 何時も一緒にいても、人間同士、心を通わせる事は、とてもとても難しい。複雑な思いを胸に秘めた人間と言う生き物。コンピューターとは全く違う生き物。それでも人は、一人ではどうしようもなく寂しすぎるから、傷付きながらも心通い合う相手を探し求め、ふれあうことに憧れを抱く。すぐそこにいるのに、何でも判っているようなのに、何も判らない。それが、人間と言うものなのだと思う。だから思いやってみたり、訴えてみたり、ネットを使ったりして、人はじたばたあがく。

 どんな時代でも、変わらない大切なもの、必要なものがあると、感じながら劇場を後にした。気がつけば、ネット世代の青春物語。友情・裏切り・成功・挫折が描かれた何度も見てきた典型的な青春ストーリーの一つ、現代版だ。ちなみに、本物の「フェイスブック」の創設者をネットで見たが、映画のそれとは違う空気が感じられた。あくまでも青春物フィクションでもある。 
 
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仲間の温もりー30年来の花見

2011-04-11 10:17:00 | 暮らし&行事
 こんなときだから花見をしましょうと言う、仲間の一言で、30年続けている(その間天候等の理由で休んだのは5回以下?!)花見を、今年もした。昨年始めて親類のみの花見になった、雨で流れた時もあった。それ以来雨天は我が家で集まっている。

 10年ぶり、20年ぶり、30年ぶりと久し振りに会う仲間と、この大地震をきっかけに知りあったメンバーと、家族親戚とで、13名が桜舞い散る中で、手料理と、持ち込んだ福島の蔵元から取り寄せた原酒や、スパークリングワインや、焼酎、ビールで、とりとめのない話をしてあっという間に過ぎた4時間。

 こんなときだから・・・と言った、友人も10年以上ぶりの参加。30年間続ける中で、外国に行った仲間もいれば、あの世で花見をしている仲間もいる。そして今回被災している仲間もいる。実際、お誘いのはがきの返事で、被災している事がわかった仲間もいる。

 狭い敷物の上で、食べ物を囲み、集まった新旧の仲間の笑顔。震災から一ヶ月、自宅で、病院で、学校で、職場で、直面した大震災の話をしながら、お互いに癒しあっている感じがしてきた。今でも、余震にドキドキする自分も、少しだけ緊張続きの気持ちがほぐれた。

 触れ合わなくても側にいるだけでぬくもりを感じあえる友、仲間がいるありがたさ。(若干実際触れ合って確認している新メンバーもいたが・・・)人間がいかに人との間で人に触れ合いながら、心癒されるか再確認。お互い青春時代から時が経ち、一瞬、一回の単純だが、貴重な一時を感じている。

 何十年間か会えずにいても、「お久しぶり、元気?」と笑顔で、あっという間にタイムスリップしたような気分!?そこに最近のメンバーが入ると、又不思議な化学反応が起きるおもしろさ。心がほんわかあったまる。

 「仲間」への憧れは、小学時代「キイハンター」と出会ってから、変わる事無く続いている。「仲間」と呼べる人がいて、「仲間」の声が聞けて、笑顔が見られて、「仲間」が頑張っているから自分も頑張れる。これも風間くんほか「キイハンター」から、教ええもらった、大切なこと。

 被災した仲間に思いをはせながら、今何が出来るか考えている。
仕事で忙しい中、重い荷物を手に集まってくれたみんなに感謝!!
ご縁に感謝!!会わせてくれた「かみさま」に、感謝!!

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癒しの涙、希望の微笑みー傷だらけのヒーロー達

2011-04-02 00:00:00 | KEYHUNTER
何時も元気をもらう「キイハンター」、時にはドタバタ喜劇もこなすエンターテイメントでもあったが、ハードボイルドなシリアスな作品での切ないラストシーンに、涙ぐんでしまう事もある。「蒸気機関車 大渓谷の決戦」のラストのように、仲間を思う台詞に、画面と一緒に泣き笑いするときも。

 涙には癒しの効果があるという。確かに自分は、胸に詰まってきたときは、思いっきり泣ける映画を一人で見て、涙腺の掃除をする。最近はちょろちょろ流しで、今一掃除出来ていない?!こういう時は要注意!突然の決壊の危険がある。

 育児講義で、「赤ちゃんが泣くのは、自分の気持ちを整理する為、癒す為で、その泣く場所は一番リラックスできる母親の胸。思いっきり安心して泣けるのは母の胸。」(だから赤ちゃんはパパに抱かれてニコニコ愛想を振りまき、母の腕の中で思いっきり泣いている!?)と聞いた。

 迷子の子が、母に抱かれたとたんこらえていた涙を声上げて流しだすのも、同じ事。ちなみに、帝王切開した赤ちゃんは、「帝王切開の赤ちゃんは、生まれてきて「帝王切開」の言葉を聞いたとたん、緊張し表情が変わるという。母の感情をしっかりキャッチし、自分の記憶と共に、表情に表すという。赤ちゃんは、身体全体で感じ、表現しているのだ。

 風間君も、相棒の死に良く涙し、戦っていた。キイハンターのメンバー国際警察特別室の仲間皆が、涙をポロリとしながらも、ぐっとこらえ戦う姿に、自分も目を潤ませてしまう。

 人はスーパーマンではない。皆、嘆き、涙も流し、怒りもするし、そして、けなげに微笑む。

駄々をこねるのは、胸に詰まったもやもやを発散し、消化しているのだという。人は、思いをその時その時、気持ちに折り合いをつけ、消化し、乗り越えていく。それは、赤ちゃんの日常でも同じことで、思いっきり泣けずに溜まった思いが、夜鳴きになる事もあるという。そんな時は、抱きしめて、泣いて吐き出させて上げられれば、子供はスッキリするという。
 
 大震災と津波の被害から3週間。そろそろ、避難の人たちで泣けずにいる人たちもどこかで泣ければ思う。集団生活で思いっきり泣くのは、とても難しい(以前寮暮らしで泣き場所を探してうろうろした事もあった。)みんなで泣くなら、思いっきり泣ける映画を上映してはどうだろう。

 寅さんや、チャップリン、古典的だけどみんなが知っていて笑えるけど泣ける映画がいい。自分は、千葉ちゃんの「キイハンター」『荒野の列車襲撃作戦』前後編か、映画「河内遊侠伝」やロビン・ウィリアムスの「ガープの世界」が見たくなった。オマケに、ハックマンの「スケアクロウ」も!こんな時に、移動映画館なんてのは難しいだろうか?

 沢山泣いて泣き疲れ涙が枯れたら、きっと、そこに微笑が自然と戻ってくるだろう。人間力を信じてる。

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