Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

命があって、勇気があって、希望があるー東北関東大震災

2011-03-19 00:11:00 | 事件
 東北関東大震災から一週間。昼も夜も何度も余震の揺れを感じていた日々が過ぎ、ちょっとの揺れでも当日を思い出しビビッていた自分も、揺れがすくなくなって大分落ち着いてきた。

 しかし、震えや涙は時が経ってから来るらしい。数日間、報道番組を食い入るように見つめていたが、今は、地震直後よりも早く、あっという間に涙腺が緩んで、気がつかないうちに涙が落ちてくる。災害に直撃された方はいかほどか・・・そして、まだ嘆き余裕もなく、今も命がけで戦っている人もいる。

 
 必死にこらえる姿、耐える姿が胸に迫る、各国からの支援、励ましの言葉に涙。悲しい報告以上に、90時間ぶりに助かった、2000人の無事がわかったというニュースに涙の拍手!4ヶ月の赤ちゃんが助かった話に、思わず手を合わせてしまった。

 ずっと気になっている人がいる。避難所で暮らす80歳?!のおばあちゃん!
インタビューに答え、『助けてもらった!』とその様子を話していたのを聞き、「凄いおばあちゃんだな~よかったな~!」と見ていた。
そして、翌日のインタビューでは一転して、『家も何もなくなって、若い子が沢山亡くなったのに、自分が生きているのが辛い』とか細い声でぽろぽろと涙を流して話していた。

 思わずそんなこと無い!と、もらい泣き。沢山の命が奪われた中で、奇跡的に救われた命がある。それは決して偶然ではなく、ちゃんと意味のある命なのだと信じている。必然であり、神様が意味を持って生かした命なのだと自分は思う。消えた命にも一つ一つ意味があるように。
 
 以前、聞いた「HERO」という歌を思い出す。
東京国際 フォーラムで行われた中国・四川大地震チャリティ・コンサート『ハートエイド・四川』で、香港の歌手サンディ・ラムが歌っていた曲。以来自分を勇気付けてくれる大好きな唄の一つになった。

 80歳のおばあちゃんにも届けたい。歌詞も何も良くわからないかもしれないけれど、おばあちゃんに捧げたい。

「生きてください!長生きしてください!避難所の子供たちと一緒に!!神様が生かした大切な命です。」

マライア・キャリー「HERO」訳付き

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=rE3KlO56OYU




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旧盆、必ず想い祈るー日航ジャンボ墜落事故

2010-08-12 00:00:00 | 事件
 25年前のお盆休み、一歳の長女を乗せ車で渋滞の中、やっと実家に到着した時、テレビから流れてきたニュース。

  『乗客500名以上を載せたジャンボ機が消息を絶った、行方は不明。』

 何度も何度も流れる台詞、暗闇となった山岳地帯を飛ぶ捜索隊ヘリの映像も。一夜明け、山からたなびく煙、その下には、山肌一帯に飛行機の残骸が。その残骸の中から、救助ヘリが、一人の女の子を吊り上げ救助する映像は、今でも、忘れられない。良かった!と心から思った。(その後、墜落直後は、生存者がまだいたと判明。)中でも、乗客名簿に、誰もが知っている歌手・坂本九さんいたと聞いたときは、本当に、ショックだった。
 
 犠牲者520人。衝撃的な、被害者の数。テレビでは、真夏の体育館いっぱいに並べられた棺や、その中から身内を探し出さなくてはならない遺族の悲惨な様子を伝えるレポーターが連日、放送されていた。原因究明はしばらく続き、多くの人々がその衝撃的なニュースを、平常心で聞けるくらいに時が経ち、知らない子どもも大きくなってきた頃に、正式に発表された。

 「クライマーズハイ」という事件を扱った映画が出来たと聞いて見に行ったが、新聞記者たちの熱い思いのほうが印象に残り、残念ながら、事件については、期待したほどは扱われていなかった。しかしながら、道なき道を登り、現場の光景を目にした記者の衝撃の度合いから、その悲惨さが伝わってきた。

 事件を生々しく語る機長たちのボイスレコーダーが、公開されたのもまた、相当な時間が経ち、記憶が薄れそうになってきた頃だった。そして、多くのドキュメンタリーも制作された。http://www.metacafe.com/watch/yt-ReowcEJu81I/

 25年経ち、初めて墜落現場御巣鷹山へ国土交通相が登った。事件は人為的ミスから起こった事を忘れてはならない。そしてそれ以上に、事故機の中で、頑張ったスタッフ、乗客の思いを、忘れてはならない。

 白無垢姿で袴姿の青年と写真に写る長女に、長い月日が経った事を感じながら、520名の方のご冥福を祈り、二度とあのような事故が起きないよう、年に一度心の中で手を合わせた。

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かわいそうー崖っプチ犬の兄弟?!

2007-01-28 23:26:50 | 事件
 「崖で助けられた犬の飼い主が決まりました」と、ニュース。

 たくさんの応募から抽選で決まって嬉しそうにしている飼い主が写る。

 引き取られる犬が、檻に入った一匹の犬を気にするように擦り寄っている。

 「一緒に保護された犬の引き取り応募者はいませんでした」と、アナウンサーが続けた。

 優しいのか、優しくないのか・・・
 
 檻の中の犬の表情に、急に寂しくなった。
 
 そして、悲しくなった。
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今年の漢字『命』

2006-12-14 00:36:46 | 事件
 今年の漢字は『命』だそうだ。

 安部総理は聞かれて、二文字で答えていたが・・・(”言葉”と勘違い?)
「酒酔い運転死亡事故」「いじめ苦自殺」「介護苦心中」「虐待」「親殺し」そして「悠仁様誕生」と、確かに命にかかわる事件(粗末にしてばかり?)のニュースが続いた一年。
 
 先日、臨月の友人に会った。後二週間後無事に生まれてくるようにと笑顔で話した。彼女とご主人のDNAを受け継いだ赤ちゃん。どこかで聞いた「命のバトン」「命のリレー」と言う言葉、自分流に言うなら「DNAのバトン」が、受け渡されたと言う現実。当たり前のようで、すごいことだと、渡されず消えて言った「DNAのバトン」の多さを考える時、思う。
 
 自分が娘に渡した自分の「DNAのバトン」は、祖母から母に渡されたもので、祖母は曾祖母から渡され、曾祖母は・・・・と考える時、〈輪廻〉と言う言葉を現実的に受け止めていない自分も、このDNAの中にさまざまな体験・人生が集約されて入り込んでいることを想像してしまう。(科学的にDNAに関しては無知な自分ですが・・・)

 「命」は欲しくても買えない、作りたくても自分の思うままに作れない、ただ、消すことはいともたやすい。だから、貴重なもの。

 この機会に、誰からもらったものか?どこから来たものか?>「命」と、名づけられたものの事を、考えてみてもいいのでは・・・・

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連続爆破と連続放火

2006-07-11 23:55:21 | 事件
インドで連続爆弾』とのニュースが、最近、イギリスで連続爆破の追悼式があったばかりだというのに・・・先日、映画館で見た、消防士達の映画の予告は、9.11のあの事件を生々しく再現していて、胸が締め付けられた。ほんの数分の予告で、あのときの衝撃が記憶が蘇った。
 日本では、若者の放火のニュースが、後を絶たない。解説者の誰かが、「放火は、弱者の犯罪」と言ってた。今日の放火犯は、若い女性。「友達、いなさそう・・・。」長女が、ボソッと言った。家族を消そう人生を消そうとした少年に、真の友達はいたのだろうかと、ふと考える。(時に、親が”友”の代役が出来ることもある。)自分のつらさを、夢を、悲しみを、喜びを、誰かに素直に伝えることが出来たなら人はもっともっと穏やかに暮らしていけるのでは、とふと思う。
コメント (2)
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