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気を入れる、日本の心ー『愉気ゆき』

2010-05-22 00:00:00 | 暮らし&行事
 職場を変えてから、色々な研修を受ける機会があり、仕事場でも研修でも、いろいろな方に出会い勉強する機会が増え、嬉しかったり、楽しかったり。

 先日、『整体』という以前から興味のあった世界にちょっと触れ、『愉気』(ゆき)と言う言葉を教えていただいた。先生は、野口整体の山上先生。

 相手に手を当て、身体に触れて、気をかけ、声をかけ、注意を集注する。そして、人を癒す『愉気=ゆき』。相手に「気をかける」事の大切さ、注意を主張する事で、相手の心・身体・暮らしが変化していく。

 日本には昔から、おもてなしの振る舞い、サービスの心と言うものが、培われている。それもまた相手に「気をかける」と言う事の一つだといわれて納得。その心遣いが、相手の気持ちを、変化させる。心地よくさせる。

 疲れて、気がなくなったりしないのか?と言う問いに、気は空気と同じで無くなる事は無い、愉気は気を巡らせる、いわば扇風機のように気を回すだけ、と言われた。
会話・気持ちが要求のみの相手への一方通行になった時、気が一箇所にとどまることになって、元気をとられて疲れたような気持ちになるのだとか。

 相手の要求が多いとき、してくれ光線がメッチャ強いときは、要求以上に相手に与え、もういいといわれるくらい、抱っこしたり、肩揉みしたり、満足以上にしてみる事で、相手がしばらく要求してこなくなる状況を作る事も出来るとか。

 相手への言葉の言い回し、言い方、キーワードで、相手に自分の主張を相手響くようにする事も出来る。まさに日本人の接客の技こそこれ。

 話しはどんどん広がって、又、整体へ戻り・・・モデルを使っての整体術、そして、自分でも出来る整体の方法で終了。

 とても興味深かったのは、「気を満たす」と言う考え方。人も、自分も、満ちるように、気持ちのいい方向へ倒れてみたり、倒してみたり、動かしていく練習も。相手を観察し、集注して見る事の大切さ、そして、お互いが、心地よくなってゆく、心地よさが巡り巡ってゆく、そんなことを日々を心がけたい。

 まずは自分の腰が治りますように、手を当てて「愉気」を始めてみたい。
コメント
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