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スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

千葉ちゃんは、唯一無二の目力・・・・「十字路」

2022-08-20 01:54:00 | 千葉真一
お別れは、いつか来る。一年前、夕方、お別れの知らせを聞いた。
突然に、あっけないくらい、いきなりのニュース速報。

あっという間に一年、7月末からもう変な感じで、胸の奥がモヤモヤチクチク。



いつから、こんなに、惹きつけられてしまったのだろう・・・・

千葉真一、千葉ちゃんに・・・・


出会いは、ある土曜の夜の、一生に一度の、一目惚れ。

18インチのブラウン管テレビの白黒画面の中、駆け回り、飛び降り、跳ね回る姿に、目が点!!惹きつけられたところに、真っ黒けっけの笑顔のウィンクぴかぴか(新しい)

ブロマイド買いにデパートへ。お小遣いをためて初めて買った念願のLPは、チバシンの「アクションスターNo.1」思い出は尽きない・・・


よし!!一年経った今夜だけは、思いっきり、語り偲ぼう・・・・

映画大好き千葉ちゃん!でも、私は、ドラマの中の千葉ちゃんの、ふっと肩の力が抜けた千葉ちゃんも、大好物!

気合の入った眼、ギラギラした眼から伝わる目力もイイ!
が、うつむいた瞳の奥の目力に、惹き込まれてしまうぴかぴか(新しい)

だから今夜は・・・・「十字路」の千葉ちゃんを・・・・

たくさんのNHK連続ドラマに出演した千葉ちゃんの、最初の作品。
脚本は、鎌田敏夫。「戦国自衛隊」の脚本も、書かれている。
草刈正雄さんとのコンビで、3話、二回に分けて放送された。
毎回、違う土地を舞台に、偶然出会う二人。徐々に、打ち解け、ラストは、なんともいい関係に。

ラストに出てくる二人で、煙草を吸うシーン(今はなかなか使えない小道具?!)は、「スケアクロウ」(大好きなジーン・ハックマンとアルパチーノの映画)を思い出してしまう。

妻と子供に逃げられた陸送業者の無口な千葉ちゃんは、目で伝えるシーンが多い。草刈さんは、妻と同居中の母を置いて、地球儀の営業し、旅先から公衆電話(まさに昭和の時代)をかけ、妻と母の愚痴を聞きなだめている、おしゃべりさん。その優しい雰囲気で、女子高生にも気軽に声かけて、お友達になってたり。

一話の、終わりのほうで、励まそうと、下手な歌を歌う千葉ちゃん(実際は、とっても上手!)の姿に、見とれていた。

心に傷を持つ寡黙なキャラクターだが、ふっと、ドジを踏んで、笑いを誘ってくれる。
千葉ちゃんの真骨頂、笑顔を、笑いを、必ず誘ってくれる。

第1部3話、沖縄で、妻と再会し、心の氷が解け和解の末に、互いの未来を祝福し別れるまで、寡黙で見ごたえのある表情、内面的な演技が続く。一方で、草刈さんは、血まみれ事件が起きても、まだしゃべる。(笑)

第2部は、いつの間にか、二人一緒に仕事をする正にバディーに。千葉ちゃんの、陽の面が増して、でこぼこコンビの息があってくる。ラスト6話は、ちょっとだけ体を張って見せてくれるシーンも有り、コメディアン千葉ちゃん(胸を張って言えます!)の見せ場あり、暖かい気持ちで爽やかに締めてくれる。まさに昭和の香りがたっぷり味わえる?!


詳しくは、こちらで、

NHKテレビ 土曜ドラマ 鎌田敏夫シリーズ 十字路

https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050173_00000


千葉ちゃんの、さまざまな表情が楽しめる、そして草刈さんとの、息の合った?!シーンを楽しめる作品。(年を重ねた二人の旅も、見てみたかった!)

初めて、アクションなし、刑事もの以外の、連続ドラマに挑戦した記念の作品。
千葉ちゃんの思いを、目力を感じ、抱きしめながら、また、じっくり見たい。

この秋、一話で共演する緑魔子さん(「河内遊侠伝」のお二人がお気に入り!)との共演映画「陸軍諜報33」が、10月、シネマヴェーラ渋谷で上映されるそう。(初スクリーン鑑賞狙っている)




又、千葉ちゃんを想いながら、空を見上げよう・・・・



気が付けば、命日を過ぎてしまいました・・・・

合掌
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夏の暑さと、ヘタレ自分に・・・・「ジーザス・クライスト=スーパースター」

2022-08-11 17:02:53 | 映画
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2022年08月11日16:51全体に公開
1 view
年々、記録更新の夏の暑さの中、先月から、もやもやもんもんとした気持ちが胸の奥から、じわじわやってくる感覚が。

何かこの気持ちを追い払ってくれるものはと・・・・

グレン・カーターパワーに助けてもらう。

この世を去った方では無理なのです。もうすぐ一周忌がやってくるのです・・・・


ウォークマンに入れた「ジーザス・クライスト=スーパースター2000」のサントラを、繰り返し繰り返し聞き、作品のパワーに、暑さを虚しい思いを、紛らしている。



「ジーザス・クライスト=スーパースター」

自分にとって、こんなに大事な作品になるとは・・・



初めて出会ったのは、秋田の高校時代。初めて見た劇団四季のステージがそれだった。
見終わった後、体の震えが止まらなかった。

終演後、交流会があり、夢心地のまま、加賀丈史さん、市村正親さん、久野綾子さんと、サインを頂き、写真を撮った、今思うと魔法のような夢の一日だった。



時が流れ、上京。リバイバル上映を見つけ、初めて飯田橋のギンレイホールへ。1973年版「ジーザス・クライスト=スーパースター」を、見に行った。

あの興奮を期待し、完全にすかされてしまった気分で、映画館を出た。

なんだか違う!こんな作品だっけ?

3年前の興奮は、生だから?!それにしても?!始まりと終わりのあの今までは、とても気に入っているシーンも、違和感そのものだった。



さらに相当な時間がたち、2020年、通勤電車で、「ジーザス・クライスト=スーパースター」コンサートのポスターを見かけ、行きたくなったが、コロナ禍断念。

その代わりに、見たことのない、「ジーザス・クライスト=スーパースター2000」と「21世紀版 アリーナツアー」のBDをネットで購入。2000年版、階段を転がり落ちる、グレン・カーターの姿に、ドはまりした。

ネットで、ブログを検索、読みまくり。グレン・カーターのネット追っかけ?!も。
訳が違いすぎると読んで、DVDも購入し直した。

熱を帯びた、体を張った演技に見とれ、何度も現れる群衆の、異様なパワーに、なつかしい感触が戻ってきた。

ユダの悩み、イエスの苦悩は、この作品でいつも言われる見どころ、魅力。
歌唱力はみな素晴らしく、特に、大好きな「ゲッセマネ」の熱唱には、引き込まれてしまう。

ただ、2000年版を見たとき、この作品から、強烈な群衆の熱、圧、怖さを感じた、最初の出会いを思い出して、ぞくぞくした。

幸せに包まれたグレンのイエスの笑顔が、どんどん歪んでいく、血だらけになっていく、その周りにいてじっと見つめている群集の怖さ。

ユダが、マリアが、ピラトが救いの手を差し伸べても、群衆は、情け容赦ない。群衆心理に振り回される登場人物。この作品から感じる名もなき人々の群集心理の恐ろしさ。
そして、神へと、つながっていくラスト。救われるのは誰なのか・・・・


自分にとって、この作品の変わらぬ魅力は、群集心理に振り回されていく人間模様だと、はっきり確信。現代にもつながる、名もなき(名前を出さない)人々が持つパワー、怖さ。

2000年版の、若く蒼いイエス、グレンの「ゲッセネエマネ」の熱唱(グレンは泣きません)は、群衆と対峙する、覚悟の表情に、ポロポロ。



いつも、やりきれない事がある、どうにもならない事がある。

それでも、受け入れ、前に進むしかない。

そんな気持ちに、させてくれるのが、

自分にとっての「ジーザス・クライスト=スーパースター」



まだまだ、魅力全然描き切れていませんが、今日はここまで・・・


今日も、「ホザンナ」「ゲッセマネ」聞きながら、眠ると思います。
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夢はいつも.....終わりから始まりへ、別れから出会いへ

2022-08-02 15:47:53 | 暮らし&行事

夢はいつも.....終わりから始まりへ、別れから出会いへ

 
極暑中、お見舞い申し上げます。

一度も、日記を書けないまま、8月に入ってしまいました。

7月は、新しいPCへの引っ越し作業を相方がしてくれていました。

どんなに愛着があっても、使い続ける中で、更新していかなくてはならず、覚悟して、新しいPCへ。ワクワクしていたのが噓のように、携帯同様,新しい機器に慣れるのに、時間がかかるようになり、本当は、別れたくないのが本音でした。

踏ん切りがつかない自分に、HPで使っている掲示板と日記の、7月31日サービス終了のメールが届き、新しい掲示板へ、切りかえると当時に、新しいPCへ、引っ越しすることにしました。


ブログという言葉がなかった19年前、大好きなTV番組のHPを立ち上げ、お世話になった掲示板。たくさんの方と楽しい会話やオフ会で繋がることができました。


26年前の7月31日、姑との突然の別れがありました。結婚後12年続いた介護生活が突然終了し、ホッとして、ものすごいボーナスを貰った(実は、人生で一度も貰ったことがない)ような気持ちになった嬉しさ以上に、日々のやりがいをなくし、気が付くと、時間を埋めるように、介護時代同様深夜までPCに向かっていました。

好きな俳優さんのサイトに辿り着き、ドキドキしながら、初めて掲示板に書き込み、あっという間に、掲示板でファン同士の繋がりができ、毎晩、ワクワク。

管理人さんから、掲示板のホスト役を頼まれ、ファンの繋がりが広がるならと引き受けました。管理人さんとメールのやり取りは、深夜にまで。気が付けば、繋がりは残り、サイトは閉鎖。実際にあっても、管理人さんとのすれ違いを埋めることは、とうとうできませんでした。


しばしショックで、同じサイトは作るまいとPCから離れたものの、見つけられなかった大好きなTV番組のサイトを、掲示板で出会った、先輩サイト管理人さんたちに、相談したりアドバイスをいただきながら、開設。


気が付けば、古本屋の棚の奥にあるようなサイトも、来年で20年。繋がりの中心にいた大好きだった俳優さんは、昨年この世を去りました。掲示板は、俳優さんも覗いてくださっていたようで、連絡いただきお会いしたことや、年に一度のオフ会で、終了後見た携帯に、留守番電話をいただいていた無念の思い出だったことも。


もうすぐ、千葉さんの一周忌。別れの寂しさを、紛らわすように、日々、新しい事,物、偶然の出会いがやってきてくれることに感謝している。別れる人が増えてきた日々、仕事での、一期一会の新しい命との出会いに救われています。


夢は、古本屋の棚の奥の端にあるようなサイトを、雰囲気変えずリニューアルする事。
今は、まだ、父の介護をやり切ってからと、思っているが、少しずつ、計画を練っていきたい。今は、それを考える時間が楽しいし、ブログとHP、うまくやっていきたいと思案中です。


7月、末、もう一つ小さな別れがありました。

4年前の夏祭り、孫が、金魚すくいのお兄さんから貰った、小さな黒出目金ちょぼが、子供5匹(二匹は死んでしまいました)、孫(八匹)を残し、天国へ。

20年以上庭にいた和金5匹が、春に猫に連れていかれ、今いる金魚は、ちょぼの血を引く出目金のみ。

コロナの中で癒しだった、ちょぼ。短いしっぽ以外は真っ赤になって、でっぷり太って、便秘になると潜れなくなって、目玉がとれそうで、オスの赤出目金も心配そうでしたが、紫陽花のそばで永遠の眠りにつきました。4年間、癒しをありがとう揺れるハート
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