「オリバー・ツイスト」を遅ればせながら劇場で鑑賞。CMが逆効果?!見に行く踏ん切りつかず、こんなに遅れての鑑賞となりました。(^^;
孤児の少年が、”オリバー・ツイスト”という名前を付けられ、過酷な環境の中で、幸せな暮らしをつかむまでのお話。おびえてひとりでに涙がこぼれる、オリバー。見るからにか弱く、今にも倒れ死んでしまいそうな、まともに羽も生えていないひな鳥のよう。身寄りのない子供たちと集団生活を始めるが、貧乏くじを引き住処を追われる。引き取られた家でささやかな愛情を受けるが、見たこともない母への侮辱に怒り、喧嘩騒ぎを起こし飛び出す。一人、7日間歩き通し(途中、行き倒れておばあさんに助けられ、食べ物と一泊のベッドの恩=愛を受ける)たどり着いた大都会ロンドンで、窃盗団の少年と知り合いグループの世話になり、初めて出来た仲間と盗みの片棒を担ぎ捕まり、裁判所へ連れて行かれる。一緒にいただけとわかり、熱で倒れたところを被害にあった紳士に助けられ、初めて手にした、自分のベッド、上等な服、美味しい食事、たくさんの書物に囲まれた屋敷での夢のような幸せ も、紳士への恩返しにお使いを引き受け、一瞬にして消える。窃盗団仲間にとらわれ、紳士のうちに強盗に入る手引き をさせられ、とっさに叫び声を上げて、未遂に終わるが銃弾を受け瀕死の重傷を負う。紳士に助けを求め密告し殺された仲間の女のおかげで、ついに警察が窃盗団を追い詰め救出され、再び紳士の愛情を受け、屋敷で平和で安らかな日を送ることになった彼は、ロンドンで最初に世話になり傷の手当もしてくれた、絞首刑目前の窃盗団の老人に会いに行く。一緒にお祈りをさせることは出来なかったが、一言、お礼を伝えた彼の涙は、幼い頃のそれとは違う涙だった。
オリバーを軸に、人間の善意と悪意が織り成す物語。善と悪が鬩ぎ合う中、主人公の少年の心は気づかぬうちに少しずつ逞しく、強くなっていく。人間は、実はしたたかなほど逞しく、愚かなほど善人な気がした。最後の最後に、人を勇ましくさせるのは、善の心。たくさんの人々の涙と、失意と引き換えに、一握りの奇跡のような幸せを神様は人間に与えてくれる。ご褒美とでも言うように。ラストオリバーの暮らしを見て、思った。
気がつけば、自分が子供の頃読んだ児童書は「小公女」「小公子」「ああ無情」「クオレ」「母を訪ねて3千里」「親指姫」「醜いアヒルの子」「シンデレラ」みな主人公が不幸な境遇に耐え、幸せを掴む物語だった。テレビのアニメも多かった。戦うといっても、過酷な運命、苦難、いじめが相手の精神的な戦い。そして主人公はへこたれず逞しく勝利=幸せな暮らしを、得るストーリーだった。
今は、ぼろぼろになる前にとっくに死んじゃう人間がいっぱい?!
生きることはしんどいけど、でも、心が真っ直ぐで、強くあれば、絶対にいいことがある!そう自分は信じる楽天主義者だ。(笑)悲しいかな、神様はちょっとばかり気まぐれ?!で、ご褒美が当人に来るとは限らないけれど・・・この世の中の善意が、ホンの少しでも悪意に勝ちますように!その為の勇気を、人間がいつも失わずにいられますように!!
孤児の少年が、”オリバー・ツイスト”という名前を付けられ、過酷な環境の中で、幸せな暮らしをつかむまでのお話。おびえてひとりでに涙がこぼれる、オリバー。見るからにか弱く、今にも倒れ死んでしまいそうな、まともに羽も生えていないひな鳥のよう。身寄りのない子供たちと集団生活を始めるが、貧乏くじを引き住処を追われる。引き取られた家でささやかな愛情を受けるが、見たこともない母への侮辱に怒り、喧嘩騒ぎを起こし飛び出す。一人、7日間歩き通し(途中、行き倒れておばあさんに助けられ、食べ物と一泊のベッドの恩=愛を受ける)たどり着いた大都会ロンドンで、窃盗団の少年と知り合いグループの世話になり、初めて出来た仲間と盗みの片棒を担ぎ捕まり、裁判所へ連れて行かれる。一緒にいただけとわかり、熱で倒れたところを被害にあった紳士に助けられ、初めて手にした、自分のベッド、上等な服、美味しい食事、たくさんの書物に囲まれた屋敷での夢のような幸せ も、紳士への恩返しにお使いを引き受け、一瞬にして消える。窃盗団仲間にとらわれ、紳士のうちに強盗に入る手引き をさせられ、とっさに叫び声を上げて、未遂に終わるが銃弾を受け瀕死の重傷を負う。紳士に助けを求め密告し殺された仲間の女のおかげで、ついに警察が窃盗団を追い詰め救出され、再び紳士の愛情を受け、屋敷で平和で安らかな日を送ることになった彼は、ロンドンで最初に世話になり傷の手当もしてくれた、絞首刑目前の窃盗団の老人に会いに行く。一緒にお祈りをさせることは出来なかったが、一言、お礼を伝えた彼の涙は、幼い頃のそれとは違う涙だった。
オリバーを軸に、人間の善意と悪意が織り成す物語。善と悪が鬩ぎ合う中、主人公の少年の心は気づかぬうちに少しずつ逞しく、強くなっていく。人間は、実はしたたかなほど逞しく、愚かなほど善人な気がした。最後の最後に、人を勇ましくさせるのは、善の心。たくさんの人々の涙と、失意と引き換えに、一握りの奇跡のような幸せを神様は人間に与えてくれる。ご褒美とでも言うように。ラストオリバーの暮らしを見て、思った。
気がつけば、自分が子供の頃読んだ児童書は「小公女」「小公子」「ああ無情」「クオレ」「母を訪ねて3千里」「親指姫」「醜いアヒルの子」「シンデレラ」みな主人公が不幸な境遇に耐え、幸せを掴む物語だった。テレビのアニメも多かった。戦うといっても、過酷な運命、苦難、いじめが相手の精神的な戦い。そして主人公はへこたれず逞しく勝利=幸せな暮らしを、得るストーリーだった。
今は、ぼろぼろになる前にとっくに死んじゃう人間がいっぱい?!
生きることはしんどいけど、でも、心が真っ直ぐで、強くあれば、絶対にいいことがある!そう自分は信じる楽天主義者だ。(笑)悲しいかな、神様はちょっとばかり気まぐれ?!で、ご褒美が当人に来るとは限らないけれど・・・この世の中の善意が、ホンの少しでも悪意に勝ちますように!その為の勇気を、人間がいつも失わずにいられますように!!