ずっと見たかった映画2本が、一度に見られると知って、いつもなら寝貯めすぬ日曜、早めに起きて、娘と二人で目黒シネマへでかけました。
まず一本は
『スラムドッグ$ミリオネア』SLUMDOG MILLIONAIRE アカデミー賞の受賞の様子を見て以来、興味を持ちながも見るタイミングを逃して来ただけに、ついに見られるとワクワクの自分に、いきなり飛び込んできた、荒々しいシーンの連続。拷問やスラム街で逃げ回るシーンに眉をしかめてしまう。それでも回想シーンの『根性のサインゲットシーン』では、思わず笑いが。気がつくと、幼い兄弟の明るさ、逞しさに、すっかり引き込まれていた。
《子どもは皆、成長する力を持って生まれてくる》まさに、生きる力と知恵を持った、二人の少年、サリーム&ジャマール兄弟の逞しさに、圧倒され、危なっかしくて、ハラハラドキドキさせながらも、目の前の壁・敵をやり過ごしていく二人に、いつの間にか爽快感も!一方、警察で警部に取調べを受けながら、クイズ番組出演を振り返る、青年ジャマールは暗い視線を投げながらも、強い信念で、ひたすら無実を訴える。
有名なクイズ番組の質問が、ジャマールの生きてきた節目節目と絡み合い、皆が驚く回答率・賞金は膨れ上がって行く。クイズ番組のスタッフ・出演者の思惑が、ジャマールの運命の人・ラティカへの純粋な思いを引き立たせる。ジャマール自身も気が付いていなかった、ラティカへの思いを、兄サリームだけが早くから気づいていた。たった一人の身内・弟を利用しつつも、最後は誰よりも幸せを祈っている兄の電話が鳴った時・・・みんなの思いは、ただ一つ。走れラティカ!!早く~!!ハンカチを両手で握り締めていた。(涙)
クイズ番組を題材にしたストーリー・離れ離れになった恋人たちの運命の再会・弟の幸せの為命を掛ける兄・それらが生気に満ちた国・インドを舞台に繰り広げられる、散らばったパズルが、一人の少年の幸せを祈る人たちの思いと重なり合った時・・・・(涙)上手く行き過ぎる!けど許す!!上手くいかなかったら許さない!!!(泣笑)完全に、監督の罠にはまった感じで、気持ちよく泣かせていただきました。
『人間は強い、真実は清々しい。』
もう一つもショーン・ペンがアカデミー主演男優賞に輝いた
『MILK』
いつも我注目の男優、『アイ・アム・サム』でも、素敵なパパを演じて見せてくれたショーン・ペン。でも、いきなりの男性同士のキスにドキッ。人間として、どんな人もまず認めると言うのがモットーなのだが、隣でクスクスの娘といい、やはり、身構えて見てしまう。愛することに理由はないと、改めて、考えてみる。そして、ミルクの、優しさにどんどん引き込まれ、悩みながらも前へ進もうとする姿に、いつの間にか、拍手・応援していた。
自分の為が、自分達の為になり、気がつくとみんなの為に動き出す、それこそが『愛』。多くの人達を仲間に引き込んでゆくミルク。一人のゲイが、みんなの人に成る時、思っても見なかった、犠牲を払わなくてはならなくなる。辛い思いを、分かってくれる人は何人いるだろう。たった一人、信じられる大切な人が、理解してくれるなら、人はどんな時も、前を見て歩いていけることを、ミルクは身をもって証明してくれる。
静かで、笑顔が似合う一人の男性、ゲイが、多くの人達を動かし、沢山の人たちに希望を与えるようになる事の代償、その大きさは計り知れなかった。銃社会はやっぱり許せない。もちろん刃物でも、人をあやめる事は出来るのだが、それでもやっぱり、イヤだ。あっという間に、二人の有能な心広き人物が、この世から消えてしまった。
本人自身や当時を知る人たちが沢山参加したという。見ていてこれだけ辛かったのだから、その日を思い出し、どんなに胸が締め付けられたことだろう。勇気ある人間を知る事が出来たことに感謝。ゲイを知ることで、自分の自覚していなかった意識・考えも、知る事が出来た。願わくば、彼がもっと長生きしてくれたらと思うばかり。どんな事をしても、誰も他人の自由を奪う事はできない。人は、自由があるからこそ、責任がある。希望を持っているからこそ、仲間と未来へ進んでいける。《ハーヴェイ・ミルク》安らかに。
『誠こそが、自分を助け守り強くさせる。大切に思うものがあれば、勇気はおのずと生まれてくる。誰か(それを神様と言うのかもしれないが)が必死に生きる姿を見守り、幸せへと導いてくれる』
久し振りの二本立て。高校時代は、普通にもう一回ずつ見ていたが、今や、腰が悲鳴を上げそうで劇場を出ると、『満席です』と言う声が聞こえてきた。
目黒シネマ、今度は「レスラー」を見に行きたい。
まず一本は
『スラムドッグ$ミリオネア』SLUMDOG MILLIONAIRE アカデミー賞の受賞の様子を見て以来、興味を持ちながも見るタイミングを逃して来ただけに、ついに見られるとワクワクの自分に、いきなり飛び込んできた、荒々しいシーンの連続。拷問やスラム街で逃げ回るシーンに眉をしかめてしまう。それでも回想シーンの『根性のサインゲットシーン』では、思わず笑いが。気がつくと、幼い兄弟の明るさ、逞しさに、すっかり引き込まれていた。
《子どもは皆、成長する力を持って生まれてくる》まさに、生きる力と知恵を持った、二人の少年、サリーム&ジャマール兄弟の逞しさに、圧倒され、危なっかしくて、ハラハラドキドキさせながらも、目の前の壁・敵をやり過ごしていく二人に、いつの間にか爽快感も!一方、警察で警部に取調べを受けながら、クイズ番組出演を振り返る、青年ジャマールは暗い視線を投げながらも、強い信念で、ひたすら無実を訴える。
有名なクイズ番組の質問が、ジャマールの生きてきた節目節目と絡み合い、皆が驚く回答率・賞金は膨れ上がって行く。クイズ番組のスタッフ・出演者の思惑が、ジャマールの運命の人・ラティカへの純粋な思いを引き立たせる。ジャマール自身も気が付いていなかった、ラティカへの思いを、兄サリームだけが早くから気づいていた。たった一人の身内・弟を利用しつつも、最後は誰よりも幸せを祈っている兄の電話が鳴った時・・・みんなの思いは、ただ一つ。走れラティカ!!早く~!!ハンカチを両手で握り締めていた。(涙)
クイズ番組を題材にしたストーリー・離れ離れになった恋人たちの運命の再会・弟の幸せの為命を掛ける兄・それらが生気に満ちた国・インドを舞台に繰り広げられる、散らばったパズルが、一人の少年の幸せを祈る人たちの思いと重なり合った時・・・・(涙)上手く行き過ぎる!けど許す!!上手くいかなかったら許さない!!!(泣笑)完全に、監督の罠にはまった感じで、気持ちよく泣かせていただきました。
『人間は強い、真実は清々しい。』
もう一つもショーン・ペンがアカデミー主演男優賞に輝いた
『MILK』
いつも我注目の男優、『アイ・アム・サム』でも、素敵なパパを演じて見せてくれたショーン・ペン。でも、いきなりの男性同士のキスにドキッ。人間として、どんな人もまず認めると言うのがモットーなのだが、隣でクスクスの娘といい、やはり、身構えて見てしまう。愛することに理由はないと、改めて、考えてみる。そして、ミルクの、優しさにどんどん引き込まれ、悩みながらも前へ進もうとする姿に、いつの間にか、拍手・応援していた。
自分の為が、自分達の為になり、気がつくとみんなの為に動き出す、それこそが『愛』。多くの人達を仲間に引き込んでゆくミルク。一人のゲイが、みんなの人に成る時、思っても見なかった、犠牲を払わなくてはならなくなる。辛い思いを、分かってくれる人は何人いるだろう。たった一人、信じられる大切な人が、理解してくれるなら、人はどんな時も、前を見て歩いていけることを、ミルクは身をもって証明してくれる。
静かで、笑顔が似合う一人の男性、ゲイが、多くの人達を動かし、沢山の人たちに希望を与えるようになる事の代償、その大きさは計り知れなかった。銃社会はやっぱり許せない。もちろん刃物でも、人をあやめる事は出来るのだが、それでもやっぱり、イヤだ。あっという間に、二人の有能な心広き人物が、この世から消えてしまった。
本人自身や当時を知る人たちが沢山参加したという。見ていてこれだけ辛かったのだから、その日を思い出し、どんなに胸が締め付けられたことだろう。勇気ある人間を知る事が出来たことに感謝。ゲイを知ることで、自分の自覚していなかった意識・考えも、知る事が出来た。願わくば、彼がもっと長生きしてくれたらと思うばかり。どんな事をしても、誰も他人の自由を奪う事はできない。人は、自由があるからこそ、責任がある。希望を持っているからこそ、仲間と未来へ進んでいける。《ハーヴェイ・ミルク》安らかに。
『誠こそが、自分を助け守り強くさせる。大切に思うものがあれば、勇気はおのずと生まれてくる。誰か(それを神様と言うのかもしれないが)が必死に生きる姿を見守り、幸せへと導いてくれる』
久し振りの二本立て。高校時代は、普通にもう一回ずつ見ていたが、今や、腰が悲鳴を上げそうで劇場を出ると、『満席です』と言う声が聞こえてきた。
目黒シネマ、今度は「レスラー」を見に行きたい。