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続ける力ー田中幸男2000本安打達成

2007-05-19 14:51:04 | sport
 39歳、日本ハム田中幸雄選手が、2000本安打達成!

日ハム一筋22年目にしての快挙!

 自分はノーマークの選手、日本ハムの内野手田中幸雄選手(39)。長年の努力が実った瞬間、東京ドームは暖かい祝福の渦に包まれた。

 初安打は86年6月10日の南海戦。「きれいなヒット」の右前打が、史上35人目の通算2000安打、史上6番目の高齢到達39歳5カ月、実働22年、通算2205試合目の達成は、同じ日本ハム・大島康徳>(日本ハム、2290試合)に次ぐ遅い記録だ。

 「(記録を)意識しだした」1900安打を超えて3年以上、肩、ひじ、ひざなど故障続き、97年に手術した右ひじは、術後、痛み止めの注射や電気治療など、効くと助言されたものをすべて試すが、深刻な痛みでバットが思うように振れず、「あきらめていた部分があった」。いつも優しい笑みで支えてくれる最愛の妻千恵子さんに、外ではあまり言わない、愚痴をはく日々。そんな妻が、子ども代わりの愛犬を亡くし憔悴(しょうすい)の色を見せた時、励ます立場にかわった。そして、自ら苦境に立たされても不満を漏らさすことなく、二人で、苦境を乗り越え、遂にこの日を迎えた。 

 新庄剛志氏が引退を表明、点差が開いた9回2死走者なしという場面での代打に、気持ちが高まらず結果も出ない、外国人監督の非情采配。ごく親しい仲間との酒の席で「もう、潮時かな」と胸の内を打ち明けると、ただならぬ雰囲気を察した同僚が「2000本は僕らの願い。モチベーションを落とさないでほしい」ヒルマン監督に直談判。ベテランの本心を測りかねていた監督は非情采配を改めた

 1人ぼっちではない!という思いは、ラストスパートへつながって、300本塁打(残り4本)400二塁打(同8本)も、もう目前。「(状況は)変わらないと思う。一生懸命野球に取り組むだけ」「同級生が現役にいるから、最後にユニホームを脱ぎたい」田中幸雄は、はまだまだ挑戦をつづける。球団も、の大台到達に、お祝い金1000万円を贈ることを決定した。

 一つのことを、黙々と続けていく人を尊敬する。飽く事無く、毎日同じことを繰り返す日々。その中で、身体は傷み、何度となく気持ちを萎えさせる。諦める事、止める事は簡単な事。だからこそ、一つの事を続けていく才能と、それを上回る陰の努力を思って頭が下がる。

 
 「最後までやりぬく子」という小学生からの標語が「努力」という言葉と共に、今だ、頭から離れない。いつも、とにかく、「簡単に投げ出さず、まず続けていこう」と思う。一つの事を続ける中で、続けていこうとする中で、発見があり、進歩があり、成長があると、信じている。

 そして、ヒーローの一人、野茂英雄の復活を信じ、祈っている。 
 
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