五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

長く暑い夏の夜は・・・

2005-08-06 21:05:17 | 音楽
エレクトリック・レディランドへカモーン!

愛の神々がゲストを優しく迎えてくれる王国

ジプシーの瞳をしたキャストは、真夜中のランプを手に
アトラクション「月夜の潮路」を案内してくれていたが、
突然ケツを出し、僕がビックリしているうちに、そっと離れていってしまった。

クロスタウンで迷子になり、一緒にきた連れを 僕は見張塔からずっと待っていた。
疲れてしまって うとうとしてたら静かな雨、静かな夢をみた。

ヴードゥー教の子供があらわれ、遠くを指し示す。振り返り示された方角をみると
僕と はぐれたはずの連れが、人気キャラクター”リトルMissストレンジ”と手をつなぎ
オフィシャルホテル「焼け落ちた家」へ入っていく・・・。

雨が強く降り出し、夢は去った。
あれは、幻だったのか?連れは消えてしまった。
僕は、ひとりでこの不思議なテーマパークを去った。

幻覚と魔法の王国
エレクトリック・レディランド(Electric Ladyland:略称 ELL )1983に開園。
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SPLASH!

2005-08-05 23:25:04 | 音楽
いいたくないけど、やっぱ暑い。
そこでプールだ、ザブーン!・・・って言うわけで、

”Nevermind”Nirvana(1991):全米№1
ダーティーなギターとヘヴィーなドラム。グランジ(grunge)・ロックとも呼ばれた。
グランジはいつの間にかファッションへも影響を与える。

シングル"Smells Like Teen Spirit"は、圧倒的にカッコよく素晴らしい。
この15年間に発売されたあらゆる曲の中で1,2位を争う傑作だと思う。
何度繰り返し聴いてもカタルシスを味わうことができる。

カート・コバーンの怒り狂ったような人生を思うと、
ふと 昔観た古い映画のセリフが頭をよぎる。

椿三十郎(1962)<監督:黒澤 明>
三船敏郎 (主人公 椿三十郎:浪人)へ入江たか子が言うせりふ。

「あなたは、少しギラギラし過ぎます。抜き身みたいに・・・
本当にいい刀は鞘に入っているもんです。」

映画では 最後には椿三十郎の刀は、鞘に納めることも憶えたみたいだが、
カート・コバーンは抜き身のまま、非情な最期を向えた。

ニルバーナ(Nirvana)の語意は仏教に関したものらしいが、
日本のクロサワ映画をカート・コバーンが観たことがあるのかどうかは、
もう確かめることはできない。・・・・残念!
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暑っつ~い、ジッパー下ろしてもいい?

2005-08-04 21:05:23 | 音楽
”Sticky Fingers” Rolling Stones (1971)
アンディー・ウォーホルのジャケットデザインでおなじみの作品です。
A面、B面各1曲目”ブラウン・シュガー”、”ビッチ”は軽快なロックチューンで派手だけと、
残りの曲は落ち着いていて飽きのこないアルバムに仕上がってます。

あまり聴きすぎたので2枚目(ジャケット・デザインがちょっと違います:写真参照)
に寄りかかっています!

2003年3月21日大阪ドームのライブでスティッキー・フィンガーズ(3曲目)収録の
”ワイルド・ホーセズ”をやってくれたのが凄くうれしかった。
*Bステージでの”マニッシュ・ボーイ”と”ライク・ア・ローリング・ストーン”には
ちびりそうになりました。

もうすぐ、ローリング・ストーンズの新譜発売&ツアーが始まる・・・楽しみです。
来日してほしい。

暑さに負けず、今日はジーンズを脱いでパンツ一丁で聴くぜ!
しかし、いつもながら下品ですね 僕・・・まあ、いいか。

(*Bステージ:
メインステージ<正面>とは別に、
コンサート会場の中央に設置したもうひとつの小さなステージ、
360°ファンが取り囲む中で白熱の演奏が目近に観られるので人気が高い。)
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MONO

2005-08-03 07:41:03 | 音楽
「ラジオから流れ出る音楽に興奮し、そして耳をそばだて聴き入ること」
これが素敵な音楽との出会いの基本ですよね。最近の曲じゃ、あんまりないけども・・・。

”ビー・マイベイビー”(ロネッツ)
”ふられた気持ち”と”アンチェインド・メロディー”(ライチャス・ブラザーズ)
”ダ・ドゥー・ロン・ロン”(クリスタルズ)
”リバー・ディープ、マウンテン・ハイ”(アイク&ティナ・ターナー)
ワオ!なんて凄い曲、どれも僕の琴線にジンジンと響いてくる。
これらの曲に出会ったときは興奮したな。

プロデューサーが共通しているなんて後から知った。
僕の波長とシンクロしてくれるニクイ奴!
「ウォール・オブ・サウンド」と呼ぶ
録音を重ね合わせひとつの分厚い音の壁に仕上げていく
独自の手法で名をはせたフィル・スペクター(Phil Spector)がその人。

ティナ・ターナーは”リバー・ディープ、マウンテン・ハイ”の録音で、
フィル・スペクターの期待に応えるため、50万回歌ったと語った。
50万回は大げさにしても、彼女は、汗まみれになり、ブラウスをはぎ取り、
ついにはブラジャー姿で異彩を放ちながらテイクを重ねた。
ハイ・ノートを出すときに、手で股をつかんで、声と一緒に身体ももちあげようという
いきおいでファイナル・テイクをとり終えたそうだ。
熱いぜティナ!凄いぜフィル・スペクター!

楽曲の良さに”音の壁”をプラスし極上のポップスを提供してくれた。
偏狂的な音楽を作り上げる男はやはり私生活も異常であったそうだ。
友達にはなれないだろうな。
でも、ラジオから耳にした彼の音楽は永遠の友達。
”クリスマス・レコード(A Christmas Gift for You)”なんてのも、楽しいの一言。

BACK TO MONO
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恋の家路

2005-08-02 20:57:28 | 音楽
失敗したり、ちょっと落ち込んだり、自己嫌悪を感じた時
ふと思い出し 聴きたくなるアルバムがある。

Carole King「Tapestry」(1971)

キャロル・キングは
飾り立てることなく
洗いたてのジーンズのように
時に気さくに
時に包み込むような温かみのある声で
答えてくれる

「友」(You've Got A Friend)
  いつでも、どこでも飛んできてくれる友がいてくれるよ、連絡してごらん。
「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」(Will You Love Me Tomorrow?)
  恋愛はいつでも移り気なもの 明日も愛してるって言ってくれる?
「恋の家路」(Home Again)
そんなに落ち込むことはない、家に戻ってぐっすり眠ろう。
「幸福な人生」(Way Over Younder)
道の彼方に私の行く先(幸福な人生)がきっとあるはず。

人生のつづれ織り
まだまだ未完成
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戸棚からひとつかみ11

2005-08-01 22:31:18 | 音楽
戸棚からひとつかみ
今回は、ELVIS PRESLEY;The King Of Rock 'N' Roll: The Complete 50's Masters
ロックンロールの歴史上もっとも重要な人物エルヴィス・プレスリー。
’50年代のセクシーで猥雑で何かにとりつかれたような歌いっぷりは
凄いのひとこと。

ここに古いポスター(下の写真)がある。海賊版LPに付録としてついていたものだ。



歌う姿が下品すぎるとしてがんとしてエルヴィスを出演させなかった有名なTV番組
「エド・サリバン・ショー」。
あまりのエルヴィス人気に押され、とうとうこのプログラムにエルヴィスが初登場したときを
あらわしているものです。
そう、腰から上しか画面に映さなかったのだ。

'50年代の社会の(良識)概念からは、計り知れない何か得体の知れない若者とされ
家庭のブラウン管の中の世界では、エルビスを捉えるには狭すぎた。

これがロックンロール。彼は、ギターを持ったモーゼ?釈迦?ブッダ?キリスト?なのか。
いや、彼こそThe King Of Rock 'N' Rollなんだ!

偏見を持たずに、この5枚組みCDを聴けばわかる。

(この後、徴兵にとられハリウッド映画に埋没していく’60年代は次回へ)
コメント (2)
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