A Girl And The Little Tramp

”そばに誰かいないと～沈みそうなこの胸
まるで潮が引いたあとの～暗い海のように～”（ウイッ！）

昨日は、早くも忘年会があり飲みすぎてブログ更新できず。
寒風の中　鼻歌混じりでこの唄を歌って帰宅したのでした。

堺正章”街の灯り”（1973）＜「時間ですよ」挿入歌＞

いや　いや、書きたいのはコチラ↓です。

”街の灯” City Lights (1931・米）b&w

盲目の花売娘に恋した放浪紳士チャーリーの哀しく感動的な物語。
チャールズ・チャップリンは、トーキー化の波に逆らい
あえて台詞なしのサウンド版で製作した。つまり、無声映画なんですね。
大昔（戦前）公開時は活動映画弁士さんが、上映中解説を入れてたらしい。

僕は、1973年リバイバル公開された時に観た。
写真にもあるように＜ビバ！チャップリン＞
C・チャップリン作品の連続公開シリーズでね。
１０代にこの映画をきっかけに＜ビバ！チャップリン＞シリーズを
幾つか観た事は、僕の人生に大きな影響を与えてくれました。

ラストシーン・・・放浪紳士を見た花売娘の「あなたでしたの？」の一言は
声が聴こえたようでした。
この後は画面が涙で滲んで何が写っていたのかよくわからないくらいの
感動を憶えています。

1973年：映画”街の灯”⇒堺正章の歌”街の灯り”
これは符合してますよね、きっと。

”街の灯りちらちら～、あれはなにをささやく～
愛がひとつ芽生えそうな～、胸が弾むときよ～”（ヒック！）

ジョンの魂

ヘイ、ジョン！
神には会ったかい
そっちは、どうだい？

素敵なことが起きてるって
なんだい？

エルヴィスのためにモーツァルトと一緒に曲を書いていて
大受けしてるんだって！
（レノン＝アマデウス）が、そっちではヒット・メーカーなんだ。

そうかい、そうかい。
ところでジョニー

How Do You Sleep?

ジョンの魂

John Lennon (1940.10.9:Liverpool - 1980.12.8:New York)

My Rifle, My Pony and Me

リオ・ブラボー！”RIO BRAVO”(1959・米)

監督ハワード・ホークス
出演ジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、リッキー・ネルソン、
アンジー・ディキンソン、ウォルター・ブレナン
音楽ディミトリ・ティオムキン

西部劇は数々あれど、いちばん楽しい映画といえば僕はこれ！
早射ちガンマン、悪漢に立ち向かう保安官、サルーンの女、砦・・・
そして劇中音楽すべてが見事にキマッテイル痛快な西部劇だ。

開巻早々、最初のセリフが語られるまで一気に観客引きこむ
Ｈ・ホークスの上手さといったら．．．。

ぼくがいちばん好きな場面は”ライフルと愛馬”，”シンディ”を
ディノ、リッキー・ネルソン、ウォルター・ブレナン爺さんが唄い、
そしてデュークが皆をニコニコ見守ってるシーン。

名曲”リオ・ブラボー”、”皆殺しの曲/デグエイヨ”も
この娯楽映画を印象深くしている。

いまは、（英国では）男性同士の結婚が認められる時代になりましたが、
僕は、この映画のような男の友情の方が好きだ。

THE IRON GIANT

最初に断っておくが　”でかいアイロン”　の話じゃないぜ！

アイアン・ジャイアント"THE IRON GIANT"(1999)
日本の宮崎アニメやディズニーアニメなどのアニメファンには見事シカトされた
愛すべきノスタルジックなアニメ映画です。

時は1957年人類初の人工衛星スプートニク打ち上げや東西冷戦に緊張した時代。
そんな頃、９歳の少年と鋼鉄の巨人”アイアン・ジャイアント”との
出会いから別れまでを、アメリカン・コミック調の作風を丁寧に仕上げた
映画になっています。

僕は、２０００年のゴールデンウィークに
子供を連れガラガラの映画館で不覚にも泣いてしまいました。
案の定、２週間で上映打ち切りになっておりました。もう一回みたかったのにイ！
（いまは、ＤＶＤ所有デス。）

あのピート・タウンシェンド（ザ・フー）製作総指揮
声の出演ジェニファー・アニストン、ハリー・コニックJr。
こちらのファンの方も観てもいいんじゃない。
レンタル屋へ急げ！

”約束するよ、君のことずっと忘れないって。”

”a-wop-bop-aloo-bop-a-wop-bam-boom”

今日は、リトル・リチャードのお誕日(73歳)です。(1932.12.5～)
おめでとさん。

爺ちゃんは牧師。
父ちゃんは、密造酒造りでおまわりさんの世話になり
孫のオレ（リトル・リチャード）はゲイでーす。フウ～！

こんなオレだけど、オレの傑作はみんな知ってるだろう。
トゥッティ・フルッティ ”Tutti-Frutti”
のっぽのサリー ”Long Tall Sally”
グッド・ゴリー・ミス・モリー ”Good Golly,Miss Molly”
ルシール ”Lucille”
リップ・イット・アップ ”Rip It Up”
ジェニ・ジェニ ”Jenny ,Jenny”
キープ・ア・ノッキン”Keep A Knockin'”
センド・ミー・サム・ラヴィン ”Send Me Some Lovin'”
カンサス・シティ”Kansas City/Hey-Hey-Hey-Hey”などなど。

ちゃんと尊敬しろよ！お金をくれよ！殿堂入りさせろよ！
ポール・マッカートニーやブルース・スプリングスティーンなんかが
オレの曲をやってくれるがまだまだヒヨっ子だぜ。

オレのパフォーマンスが見たいか？
じゃ、いっちょ　やってみようか～（銭出せよ！）

”ワッバッパ・ル・バッパ・ワッパッパ・ブーン！　トゥッティ・フルッティ～”

写真LP(HERE'S LITTLE RICHRAD & LITTLE RICHRAD Volume2):Specialty

氷の世界

親にねだって買ってもらったコンポーネント・ステレオ（パイオニア製）
ＬＰレコードは値段が高くてもっぱらチューナーでＦＭばかり聴いていた。

こづかいが貯まって、やっと買えたＬＰが氷の世界/井上陽水(1973)
震える手でカートリッジ（針）をレコード溝の外周へ降ろす儀式は懐かしい思い出。
正座してステレオの中央に座り、
スピーカーから響く音楽を一音ものがさないように真剣に聴いた。

１分間に33回転と1/3も回るんだから
カートリッジの先端が、鉛筆の芯みたいにすぐに磨り減ってしまうのじゃないか？
先端は硬いサファイヤでできていたからレコード溝が、すぐに磨り減ちゃうのか？
こんなこと考えていたから僕の神経のほうが磨り減ってしまう。
２,３回聴いてメロディを必死覚え、歌詞カードばかりを何回も見ていた。

ラジオで聴いて知っていた曲「心もよう」と「氷の世界」。
自分のレコードで聴いたこれらの曲は、もっと素敵に聴こえた。
お気に入りは「帰れない二人」でした。
こんなこと書いてるとだんだん照れてしまって・・・
もうこれで　おしまい、

第９

年末になると、ベートーヴェンの「第９」を聴きたくなる人が
日本人には多いらしい。なぜ？オレの場合は、これだ！

時計じかけのオレンジ”A Clockwork Orange”(1971・英)
製作・監督・脚本スタンリー・キューブリック
主演マルコム・マクドウェル　　

ストーリー
近未来ロンドンの都市。秩序は乱れ、治安状態は悪化し、道徳は退廃の
極にあった。そして町に、夜な夜な少年ギャングの群れが横行していた。
そんな少年ギャングの首領のひとり〈強姦と超暴力とベートーヴェン〉
だけを生きがいに求める15歳のアレックスの物語である。そして
アレックス君には、イロイロ傑作なことが起こるのです。

この話の年代設定は、20世紀末である。
＜～原作や映画の製作された年からでは近未来設定なのよ～＞
だから今見るとちょっと前の出来事になるわけ。

親父狩り、ひきこもり、チーマー、無差別殺人、多重人格etc...
日本でもチョット前に実際に起こったことを預言した社会的問題作?
いや、違うね。キューブリックは、スタイリッシュな「近未来の
おとぎ話」を作ったんじゃないかとオレは思う。

キューブリックのオチは、グリム童話の教訓「意地悪な人は悲惨な
運命をたどる」ということなどのようなつまらないものではなく、
古典落語のオチ（さげ）のような結末にしている。こんなところも
カルト映画として残るゆえんでしょう。

シンセサイザーで奏でる「第９」をベートーヴェンは天国でどう
聴いたのであろうか？

Winter at Graceland

Xmas関連の”My Favorite Things”をつらつら書き綴ってまいりました。
最後は、エルヴィスに締めてもらいましょう。

毎日がクリスマスなら（1994）
エルヴィスのクリスマス・ソングは、他のアーティスト企画物
Xmas Songs集のレベルを遥かに超えている。

幼き頃から聖歌隊に入って＜ゴスペル・宗教歌・賛美歌＞を歌ってきた
信心深いクリスチャン。
ロックン・ロール・キングになってもゴスペル・アルバムや
クリスマス・アルバムを数枚出しており、
どれもが”心のふるさと”を忘れず素晴らしい歌唱を披露してるからなのだ～。

なぜかこの崇高な音楽をエルヴィスのキャリアから
見過ごされて（敬遠している？）いますね。

魂を開放するようにロックン・ロールを歌うように、
神へ祈りを捧げるようにクリスマス・キャロルやゴスペルを歌うエルヴィス。
これが”私のお気に入り”

僕が持ってる米盤CDは初回限定スペシャル・パッケージになっており
中を開くと ご覧の通りグレースランド（エルヴィスの自宅）がポップ・アップ！

”Winter at Graceland” with コーギー犬（←こいつらは別売りです）

Happy Holidays ＆ Merry Xmas！

It's a Wonderful Life

素晴らしき哉、人生！
It's a Wonderful Life (1946・米) b&w

フランク・キャプラ監督
主演ジェームズ・スチュワート、ドナ・リード　

こんな方にお薦めします。
　□　元気がないとき、自己嫌悪におちいったとき
　　 　疲れたとき、泣きたいとき、笑いたいとき
　　　 暇な人または忙しい人、凹んだとき、調子づいているとき
　　　 一度も観たことがない人または久しぶりに観たい人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．．．ｅｔｃ。　　　
用法および用量
　□　対象年齢：18歳から臨終前まで（特に制限はありません。）
　　　　１回/年・・・程度の服用
　　　　　＊クリスマス時期に服用されることをお勧めします。
効能・副作用
　□　気分すっきり、やる気みなぎります。
　　　（服用後、眠気におそわれる一部の方は
　　　　医師にご相談したり後半までがんばって服用願います。）
　□　涙、嗚咽、感動が顕著に表れます。
処方責任者名
　□　２級（藪）医者　White King
　”従兄弟のBlack Jackに生活保護受けとります。エヘヘ”

*****　おまけ　*****
３級天使達の宴 [うたげ]
　　（野次）天国よいとこ 一度はおいで。
　　（喜多）酒は旨いしネーちゃんは綺麗だ！
『注釈　３級天使；天使の羽根も奥さんのネグリジェも持っていない天使のこと』

地上の1級天使から、３級天使達への返答
　　（ボブ・ディラン）”I Don't Believe You. You're a Liar !”