里の家ファーム

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「近未来農業」2

2016年12月28日 | 社会・経済

昨日に続き、「近未来農業」2です。

 

食料危機を新興技術で解決する未来

TechCrunch Japan - 2016年12月26日

 

人類は食糧不足が暴動や戦争を引き起こす恐ろしい未来に向かって踏み込みつつある。

国連は2050年までに養う必要のある口が20から30億増えると推定している。そして気候変動が10年あたり2%の作物生産を損なうと見積もっていて、時間的に危機を回避できる見込みは悲観的なものである。

一方、生活の都市化や都市に移動する人口の増加に伴い、農場での労働力不足が起こる。

私たち人類が飢饉や食糧不足に向き合うのは初めてのことではない。私たちはこれまでの歴史を通してずっと戦い続けてきたのだ。これまでの時代では、肥料や機械化された農業などの発明が、私たちのニーズに対応するために、より多くの資源を活用し、より多くの食料を生産する方法を見つけるのを助けてきた。

しかし現在では、リソースがさらに希少化しているため、既存のものをより効率的に使用するためのブレークスルーが私たちには必要なのだ。

科学者たちによれば、その答は、デジタル技術による新しい時代の中に発見されるのかもしれない。既にさまざまな分野で価値が証明され、農業と食品生産を変え、成長する人口の消費ニーズを満たす可能性を秘めたそれらの技術の中に。


  なるほど、科学者にはそのように見えるのであろう。しかし、現場にいるわたしにはそのようなことは感じられない。確かに、デジタル技術の活用はある程度のことは必要であるが、それが農業生産を飛躍させるとは思わない。むしろ、逆のアナログ化にあるのではないかと思うのだ。

 

「既存のものをより効率的に使用するためのブレークスルーが私たちには必要なのだ。」

その既存のものとは人ではないだろうか。

   都市に暮らす若者や働き盛りの中高年層、そして退職して第二の人生を農業に見出すこれらの人々。これらの人々の力を発揮できる環境を作ることが大切だ。大型化、デジタル化も必要だろうが、自給用農家もまた大事にしたい。

 今、農業を継ぐ子は少ない。農地はそのままサラリーマンの息子に継がれ、耕作放棄地となっている。農地は農民にしか販売できない。しかし農民でない子に相続されている。この矛盾を解決しなければならない。

 さらに、こんな時代にまだ「戦争」ですか?
と言いたくなる。
多くの難民を生み、都市、農村を破壊し続けている。

  異常気象と言われる中で、どれだけのデジタル情報が活用できるであろう。
気象庁の専門家ですら、とらえることができなくなっている。
地球環境を守ることが正しい道ではないのだろうか。
農業者は、もっと環境問題に声をあげなければならない。
今の日本の現状は「待った」ではなく、遙かなる後退である。

 今朝は今季最低気温―21℃
ラッセルが跳ね上げられなくなって段切りしていったところです。