「引きこもり」を「こもりびと」に言い換えたら支援窓口に相談殺到のワケ
池上正樹:ジャーナリスト
DIAMONDonline 2019.11.28
「引きこもり」はイメージが悪い
温かみのある名前に変えた大和市
「引きこもり」という名称を巡っては、名詞形のレッテルで偏見につながるとの批判から、他のイメージのいい名称に変えたいという議論が以前からあった。
そんな中、神奈川県大和市は、2019年10月から、「ひきこもり」を「こもりびと」というネーミングに変えて相談窓口を開設したところ、1カ月で28人の相談があったという。
その内訳は、本人が11人、親が13人、兄弟姉妹や親族などが4人。引きこもる本人の年齢は、40代以上が21人、10年以上の長期者も10人に上った。1カ月の延べ件数では、窓口に来訪した人は22件、電話での相談は17件だった。
相談者からは「こういう窓口があって良かった」「話を聞いてくれるだけでもうれしい」 などと評判も上々だ。
市では。せっかくつながった相談者を生活困窮者自立支援窓口や精神保健福祉センター、サポステなどの就労支援、介護などを行う地域包括支援センターといったメニューも用意し、本人の希望に寄り添って様々な支援につなげている。
きっかけは、5月末の川崎の通り魔事件からの一連の事件以降、報道による関心の高まりを受け、議会で「引きこもり」に関する質問が相次いだこと。内閣府が3月末に公表した実態調査の結果、全国で推計61万3000人の中高年者が「ひきこもり状態」にあると推計されたこともあり、当事者やその家族が抱える課題に対応する必要もあった。
しかし、「引きこもり」という名称だとマイナスのイメージに捉える人もいる。そこで、1人の人として寄り添いたいとの思いから、より温かみのある「こもりびと」という呼称を大木哲市長が命名。「大人のひきこもり」の相談窓口として「こもりびと支援」窓口を開設したという。
対象は、国の定義する「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅にひきこもっている状態」に準じて対応している。
窓口には、「こもりびとコーディネーター」として専任の職員1人を増員。当事者やその家族の相談に応じるとともに、事例により担当課や関係機関への同行など、相談者に寄り添った支援を行っている。
これはもともと潜在的なニーズに応える施策であったため、どの程度反響があるのか未知数だったものの、開設直後から多くの相談が寄せられている。
きっかけは川崎事件
当事者や家族に居場所を
市では当初「大人のひきこもり」を想定していたものの、現在は対象者が若年者であっても、年齢にかかわらず、窓口で対応。教育委員会と連携することもあるという。
「今後は、当事者や家族の居場所も含め、ヨコの連携を構築していきたい」(健康福祉部 健康福祉総務課 山中崇史さん)
一方、3年前、駅近くに誕生した図書館や文化ホールなどの複合施設「シリウス」は、延べ来館者が900万人を超え、市民の居場所になっている。そこで、外出できないと言っていた当事者にシリウスを紹介したところ、実際に「行ってみた」という反応もあったという。
長年「引きこもり」に代わる名称がなかなか見つからなかっただけに、大和市はなかなか上手いネーミングを付けたものだと思う。
わたしも勝手、当事者らしき人から「抗議」のコメントをいただいたことがある。たしかに「ひきこもり」という呼び方には違和感があったのだが、それに代わる言葉が思い浮かばなかった。これならいいかも・・・?
さて、「腰痛」持ちはフォロワーさんにもたくさんいる。
ちょっと気になる記事があったのでご紹介いたします。
以前にもパクチーのことで紹介したことのある
「猫と私の自然療法養生記」https://neko-tenshi.com/
「腰痛ぎっくり腰は胃腸と怒りが原因!副作用のない安全手当て
2019.12.6更新
氣になる方はご覧になってください。
昨日の朝。(昨日のブログにUPするのを忘れた)
30cm以上ありました。
以下は今日の江部乙です。