ハマスのみ非難
東京で開かれた主要7カ国(G7)外相会合は8日、2日間の日程を終え、共同声明を発表しました。声明はイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区侵攻をめぐり、イスラム武装勢力ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃を厳しく非難。人質の即時解放を求めるとともに、イスラエルの「自衛権を強調」すると明記しました。「自衛権」を盾に、圧倒的な軍事力で報復し、民間人の無差別殺傷を行っている同国の行動を正当化するものです。
声明は、イスラエル・パレスチナ双方の犠牲者に哀悼を示すとともに、ガザ地区内での深刻な人道的危機に対処するために、戦闘の「人道的中断」や「人道回廊」の設置を支持しました。一方、ガザ侵攻そのものの停戦は求めていません。
また、声明は国際人道法や国際法に基づく民間人の保護を強調していますが、空爆やミサイル攻撃などで多くの民間人を殺傷し、病院や難民キャンプなどを攻撃しているイスラエルの行為については一切触れていません。
ロシアによるウクライナ侵略をめぐっては、G7は民間人や学校や病院などへの攻撃を「国際法違反」だと厳しく非難してきました。そうであれば、イスラエルの行為も国際法違反となります。イスラエルとロシアの対応をめぐるG7の「二重基準」ぶりが鮮明になりました。
ガザ地区の中長期的な解決については、イスラエルと将来の独立したパレスチナ国家が共存する「2国家解決」が公正で永続的な平和への唯一の道だという認識などで一致したとしています。
予想を上回る「暴挙」だ!
直ちに皆殺しをやめよ!
子どもを殺すな!