願い
黄昏ながら煙草をくゆらせる
生きてゆくのに願いは必要なのだろうか...
たとえば時の流れが人にはわずかなものだと知っても...
別れがとても悲しいことなら
誰とも合わなければいいいのに
冷たい夜風は気付いているのか
余計に心を責めに来る
悲しみを盾に過去を語れば
黙って聞いて欲しいものさ....
巡り巡る夜がある
わずかばかりの夢がある
俺を頼る人がいる
愛想つかせばいいものを...
忘れ易さを寝城にしてる
耐えてゆくには心が必要なのだろうか...
今更人生とかあえぐ若さがないと知っても...
by HIROSHI MORITA