ポール・ヴェルレーヌ「秋の歌」は、上田 敏訳の「落葉」で知られて
いますが、第二次世界大戦には、この詩が暗号として使われていたそうです。
上田 敏訳の「落葉」と堀口大学訳の「秋の歌」がありますが、
大学訳の方が原詩に忠実であるらしい・・・・・。
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秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの/
身にしみて/ひたぶるに/うら悲し/
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この詩を読まれた方も多いかと思いますが、第二次世界大戦には、
ノルマンディー上陸作戦の際、フランスのレジタンスに送る暗号として
この詩の冒頭が使用されていました。
「秋の日の・・・」~近いうちに連合軍の大規模な上陸作戦があることを。
「身にしみて・・・」~48時間以内に上陸作戦が行われることを意味していた。
ドイツ側も「秋の歌」が上陸作戦を示す暗号であることも知っていた。
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私の好きな詩でありましたが、暗号に使われていたことは、
知りませんでしたが、たしか新聞記事で知ったかと思います。
このようなこともあるのですね。
今は、早咲のチュウリップもありますね。アレンジしてみました。