うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

村上和雄先生

2005年08月18日 03時23分38秒 | うちなー日記(沖縄編)
今(午前1時現在)、沖縄テレビ(フジ系)で日テレ系の「世界一受けたい授業」が放送されています。(沖縄情報でも書いてあるとおり、こちらは日テレ系の放送局がないため、かなり遅れて放送される) その中で、筑波大名誉教授の村上和雄先生が出ておられます。実は、この村上和雄先生こそ、私の憧れる人なのです。
村上先生は、遺伝子研究の大家で、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功したり、最近では笑いと健康の関係についての研究でも成果を挙げておられ、現在日本で最もノーベル賞に近い男と言われています。私も将来は遺伝子研究関連の、バイテクに関わりたいと思っているのですが、村上先生が大きな目標なのです。生物の道に進もうと思ったのは、直接的には高校の先生の影響なのですが、間接的には、高校に村上先生が来られたときの講演に感銘を受けたことも影響しています。
実は、私は琉球大学受験の際の小論文で、村上先生のことについて記述し、合格した経緯があり、村上先生には頭が上がりません。(笑)
先日、終戦記念日に平和祈念公園で村上先生の講演があり、聞きにいきました。、その際、先生は笑いと健康の関係の研究について、詳しく述べられていました。それによると、糖尿病患者のグループに、最初、学者の糖尿病についての講義を聞かせたところ、血糖値は予想以上に上がったのですが、次に吉本興業の漫才コンビ(B&B)の漫才を見せると、今度は血糖値の上昇は予想以上に抑えられたということだったのですが、この「笑い」の力については、特に最近注目が集まっています。先日も、「あるある」で取り上げられていましたし、今日の「世界一・・・」でもその内容が取り上げられています。(よう考えたら両方とも堺正章司会だな・・)
それにしても、村上先生の講演の上手いこと・・・よく大学の先生の話は分かりにくいと言います(実際大学の講義は大半が分かりにくいです・・orz)が、村上先生の話は一般の人にも分かりやすく話されるので、聴衆も終始聞き入っていました。
かくして、講演会とテレビ番組を見て、ますます村上先生への敬愛を深めてしまった私なのです。いつかは対談とかしたいなあ・・・(゜▽゜)・・・(妄想)
写真は、昨年私が奈良先端科学技術大学院大学のサマーセミナーに参加したときに研究室を撮ったものです。もうすぐこんなところで研究できるんだよなあ・・(゜▽゜)・・・(再び妄想)・・留年しないように気をつけよう・・