うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

事故機の左舷側(二日目)

2007年08月21日 22時29分32秒 | うちなー日記(沖縄編)
今日も、講義と自動車学校に行った後、那覇空港まで様子を見に行きました。
昨日は時間も遅かったため、一箇所からしか写真を撮れませんでした。つまり飛行機の右舷側しか見えなかったのですが、報道を見ると、左舷側の焼損が激しいようで、エンジンが爆発したのも左側ですから、左舷側の状況も確かめておこうと思ったのです。(新聞やテレビ画面では詳細がつかめないですし・・)
地図上では、事故機の左舷側が見える場所は、貨物ターミナルの敷地内であり、一般人の進入は困難かと思っていたのですが、実際に行ってみると、業務用の駐車場であり、堂々ととはいきませんが、駐機場ぎりぎりまで近づくことができました。

やはり、左舷側は焼損が激しく、特に後部にかけては内部構造があらわになるほどです。新型の飛行機ですから、機体は内外ともに難燃性の素材が使われているはずなのですが・・。報道によれば、天井を中心に焼けていることから、機内の配線(天井裏)沿いに火が回ったのではないかと推測されているそうです。

チャイナエアラインB737-800(事故機と同型機)

2007年08月21日 07時16分59秒 | うちなー日記(沖縄編)
今年5月に那覇空港にて撮影した、チャイナエアラインのB737-800です。
塗装は梅をモチーフにした、美しいものです。これがあのように炎上するとは想像できません。
B737シリーズは、歴代のジェット旅客機でもっともよく売れたシリーズで、その数は6000機にものぼります。初代B737-100は40年前に登場、その後時代とともに改良が加えられ、-100・-200のクラシック(在来型、初期型)、-300・-400・-500のニュージェネレーション(新世代型)、-600・-700・-800・-900のネクストジェネレーション(次世代型)と、進化を続けてきました。在来型は、全日空や日本航空で使われていましたが、数年前に全機が退役、新世代型はエアーニッポンや日本トランスオーシャン航空など多くの航空会社で導入されていて、現在国内のB737では最も多い勢力です。次世代型は、近年国内の航空会社が競って導入しており、全日空、日本航空、スカイマークエアラインズがすでに国内・国際線で運用しています。
次世代型の特徴は、新設計の主翼と低燃費・ハイパワーのエンジン、そして最新型旅客機と同様のグラス(液晶モニターを多用した)コックピットなどです。外観上はブレンデッド・ウイングレットと呼ばれる、翼端の折れ曲がった形状が目に付きます。(未装備の機体もある)これは気流を調整する効果があり、一層の低燃費、低騒音を期しています。

一般に、旅客機は新型になるほど事故の確率は低くなっています。操作性能の向上、エンジンの改良などにより、事故の要因が減るのです。
B737-800も、1998年の登場以来、1600機が世界で導入されていますが、おおむね航空会社からの評判は良いようです。

今回の事故の原因が、航空会社の整備上のものなのか、製造時のものなのかで、今後の展開が変わることも考えられます。どうなのでしょうか?