うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

YOSAKOIソーラン見物。

2011年06月12日 23時42分14秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
今日はYOSAKOIソーラン祭りの最終日を観てきました。

このYOSAKOIソーラン祭り、なんでも今回で第20回目を迎えたそうで、すっかり札幌の初夏の風物詩になったものです。そういえば、私の地元、奈良県天理市でもYOSAKOIソーラン祭りのイベントを行っていたなぁ。隣の奈良市ではよく似たバサラ祭りが行われていますし、既に全国的にこの類のイベントが普及しているのでしょう。札幌に来るまでは、YOSAKOIソーランって何だか不良のする踊りというイメージを抱いていて、あまり好みではないと思っていたのですが、昨年初めてパレードを観て以来すっかり虜になってしまいました。YOSAKOIソーランは生で観ると断然迫力があって面白いのです。
私は大きいもの好きなので、特に大人数の演舞チームが一糸乱れず踊っている光景を観ると、惚れ惚れします。

今年は大通南北会場の桟敷席に整理券無しで入場できたので、椅子に座りながらゆっくり観賞できました。
その中で、特に気に入ったチームの演舞を2つ紹介します。

まずはこちら。

何やらパジャマっぽい衣装を着て踊っています。男子が水色、女子がピンクと、他チームと比べて地味なのが少々気になったのですが、踊り始めてから1分ほどで、驚くべき変化が訪れました。


一同が円陣を組んで一斉に衣装を脱ぎ捨てたところ、なんとAKB48?とサポーター(AKB48のライブを支える秋葉原オタクの皆さん)が現れたではないですか!
というわけで、その踊りをご照覧あれ。↓

AKB?×YOSAKOIソーラン

見事に秋葉原の日常を再現していました。女の子も可愛かったし、こんなYOSAKOIソーランもアリなんだなぁと感心しました。

そして、もう一つ面白かった演舞チームがこちら↓
エイサー×よさこい×ソーラン 第20回YOSAKOIソーラン祭りにて

なんと沖縄のエイサーと高知のよさこい、そして北海道のソーランの混成チームでした。南北の踊り祭りが協同で踊る姿は、なかなか胸がアツくなる光景でした。

【駅巡り001】 礼受駅

2011年06月12日 07時58分25秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
おはようございます。
先週は、我が研究室の教授陣が全員学会出張で木曜日まで不在だったので、平和でした少し寂しかったです。金曜日には博士課程でメインに行う某蛋白質転写調節因子の研究についての打ち合わせを共同研究先の先生と行い、前任者の研究結果を補完して早期の論文化を目指すことになりました。私は修士課程では抗菌蛋白質リゾチームの研究をメインに行っており、そちらもそろそろ論文化の話が出ているので、並行して2つの論文を纏めなければなりませんから、修論を纏めた後も多忙な日々が続きそうな予感・・。まあ、なんとかなるか。

さて、近頃近況報告が真面目すぎる気がするのですが、記事の内容は今回も趣味の話です。前回、鉄道研究会の展示「高倉健の駅ベスト3」について紹介しましたが、改めて振りかえってみると、私も鉄道旅行で北は稚内から南は那覇・赤嶺まで、様々な駅を訪ねたものです。全駅制覇などは夢のまた夢ですが、それらの中から個人的に面白かった駅をちょくちょく紹介していきたいと思います。
記念すべき第1弾は、JR北海道の礼受駅です。

「礼受(れうけ)」  JR北海道・留萌本線 1921年11月開業
2011年5月22日撮影。

見ての通り、車掌車を待合室として用いた小規模な無人駅です(北海道のローカル線では時折見かけます)。よく車掌車の下を見ると、不釣り合いなコンクリート製の土台が残っており、以前はちゃんとした木造駅舎が建っていたと思われます。Wikipediaによれば、半世紀ほど前には貨物取り扱いも行う立派な駅だったようです。


これは祖母から貰った昭和12年の鉄道路線図です。現在では留萌本線は名ばかりの「本線」ですが、この当時は数多くの支線が分岐していたことが分かります。留萌~増毛間には正式駅である礼受駅と舎熊駅、そして海水浴客向けの瀬越仮乗降場の計3つしか駅がありませんでしたが、その後徐々に仮乗降場が設置され、国鉄民営化と共に駅に昇格したため、今は7駅に増えています(でも利用客は明らかに減ってそう)。
まあ、何が言いたいかといえば、礼受駅は戦前から正式駅として存在する、由緒正しき駅だということです。ちなみに、もう一つの正式駅だった舎熊駅も、現在では車掌車駅に成り下がってしまっています・・。


礼受駅は、北海道地図でいうと、道北の南端の日本海側に位置しています。留萌から約6km、増毛から約10kmの地点にあり、すぐ南を留萌市・増毛町の境界線が通っています。


増毛駅で13時4分発の深川行き普通列車を見送った後、車で礼受駅まで来たのですが、5分くらいの時間差があったはずなのに列車に追い付いてしまいました。ホームには先ほど増毛で見送ったはずのキハ54が停まっています。乗降客はいませんでした。礼受駅の正確な乗降客数の情報は見つけられませんでしたが、一説には一日4人程度とか・・。しかし、貨物取扱い当時の名残か、ホーム幅は結構広いです。


駅名板。南隣りは阿分(あふん)駅、北隣りが瀬越(せごし)駅です。どちらも仮乗降場から昇格した駅で、特に阿分駅はホーム長が極端に短く、マニアの間で「朝礼台」と呼ばれています。
駅名板の左側には、ちらっと日本海が見えています。礼受駅は海岸線を走る国道から少し山側に入った場所にあり、国道には特に案内標識も存在しないため、初めてだとまず駅に辿り着けないと思います(今回は他の鉄研部員の案内で一発で着けました)。

礼受駅、戦前からの正式駅なのに、他線のローカル駅と比べるとかなり冷遇されている気がする、ちょっと悲哀を感じる駅でした。