うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

沖縄そば屋 与那原家   与那原町

2005年11月09日 15時52分13秒 | うちなー日記(沖縄編)
ソーキそば

沖縄ではいわずと知れた、沖縄そばの名店です。現在沖縄で一番の人気を誇ります。この店の特徴は、そばのダシに、「こってり」と「あっさり」の二通りがあるということです。
沖縄そばは、うどんとラーメンの中間という感じの麺が特徴で、昔には「そば粉」が入っていないという理由から、「そば」を名乗れない時代もありました。そのため、今でも一部の店では、地元の発音の「すば」と表示している店もあります。沖縄暮らしにも慣れてくると、うどんやラーメンよりも沖縄そばを食べるのが好きになってきます。やはり郷に入れば郷に従えで、その地元の食品が一番気候にあっているのでしょうか・・・。
この店には、先日、生物系の基礎ゼミの際に受講生5人で教授に連れていってもらったのですが、味には厳しそうな教授が褒めるだけあって、いつ行っても満足な味です。場所は、那覇市から少し離れていますが、沖縄に来られた際には是非立ち寄ることをオススメします。

場所:国道329号線沿いです。道路の東側にあります。東浜マリンタウンの埋立地が店の裏側にせまっています。

政良さしみ店  本部町

2005年11月09日 15時49分34秒 | うちなー日記(沖縄編)
さしみみそ合え

本島北部、本部町の市場通り内にある、海産物食堂です。
看板に従って、市場の中に入ると、いかにも市場の食堂という雰囲気の店が見つかります。店内は、こじんまりとしていて、壁には歴代の本部町長や県知事さんたちの琉歌(沖縄の短歌)が掲げられ、独特の雰囲気を醸し出しています。
店主のおばさんは、親しみやすい方で、時にはメニュー以外のものも作ってくれることも・・・。
ここのオススメは、「さしみみそ合え」(800円)です。三種類の味噌をブレンドしたタレに、カツオ又はマグロ(日によって違います)と新鮮野菜を合えた一品ですが、ボリューム満点で、しかもかなり美味しいです。ご飯・魚汁付きです。ご飯はおかわりOKで、余裕があれば、残った味噌ダレをご飯にかけて食べれば、より「通」な食べ方になります。
定価は800円ですが、おばさんの気分次第で変わるようで、私のときは600円で食べることができました。
本部は、カツオの水揚げ港として有名で、毎年鯉のぼりの季節には、鯉の代わりに鰹を使った、鰹のぼりが空を泳ぎます。また、本部町といえば、海洋博記念公園の所在地で、美らうみ水族館の行き帰りにこの食堂で食べるというのもグーですね。

場所:本部町市街地の渡久地交差点(国道449号線と県道84号線の交差点)近くの市場通り内です。近所に有名な「新垣ぜんざい屋」があります。木曜日定休で、営業時間は11時半から19時(冬は18時)までです。

いつのまにやら11月に入ったわけですが・・・

2005年11月09日 02時59分44秒 | うちなー日記(沖縄編)
もう年の瀬も近づいてきました。しかし、沖縄はいまだ半袖で十分過ごせる気候です。奈良に住んでいた時のことを思えば、本当にすごい所です、沖縄って・・・。
奈良だったら、この季節なら5時過ぎには日が暮れていたと思うのですが、こちらは6時過ぎまで明るいです。
サーフィンをする人にとっては、これからがシーズン本番だそうで、結構海岸も賑わっています。
今日は若干涼しいですが、まだ30度越えをする日が時折あり、常夏の島そのものです。
私としては、元々暑がりだったので(高校時代は、冬でも学ランの下はTシャツ一枚だった)ので、実に天国のような場所でございます。(年中半袖着ていても変に思われないし・・・)

美ら海水族館に行きました。

2005年11月05日 23時50分22秒 | うちなー日記(沖縄編)
今日は原付で北部本部町にある、美ら海水族館に行ってきました。私はこの春に一度行っているのですが、その際、年間パスポートを購入していたので、そろそろ使わないともったいないなと思っていたところでした。
本当は朝から行こうと思っていたのですが、疲れが溜まっていたのか、起床は10時過ぎ・・・。結局出発は11時半になりました。
今回のルートは、大謝名交差点を経由して、国道58号線(通称ゴッパチ)をひたすら北上する道のりです。
順調にゴッパチを走り、途中恩納村で一度給油をしただけで1時間半ほどで名護市に到達。そのまま国道449号線に入り、一路本部町を目指します。海岸沿いの道路で、青い空とコーラルブルーの海が左手に続き、本当に気持ちの良いツーリングです。
瀬底大橋のたもとを通過し、ついに本部町の中心部に着きました。ここで、そろそろお腹も減ってきたので、昼ごはんにします。以前ドライブ情報誌で紹介されていた、「政良さしみ店」を探したのですが、なかなか見つかりません。細い路地をぐるぐる周っていると、沖縄で知らぬ人のいない、氷ぜんざいの名店、「新垣ぜんざい屋」を見つけました。イメージよりもこじんまりとした店でした。確かさしみ店はこの近所のはずです。さらに探すと、ついに見つけました!「政良さしみ店」の看板がかかっています。そこは、市場の中にあり、一目見ただけでは食堂とは分からないような外観でした。入り口の網戸を閉めた店内では、おばちゃんがテレビを見ています。「こんにちは~」と入ると、あいそ良く、「いらっしゃい」と立ち上がり、さっそく料理の準備を始めました。「刺身を食べたいんですけど・・・」と言うと、「ああ、みそ合えね」と答え、すぐに魚をさばき始めました。
数分後、出て来た「さしみみそ合え」は、意外にもボリュームが少ない印象を抱きました。が、しかし、それはフェイントでした。食べ始めると、下から湧き上がってくるように、次から次に刺身が出てきて、なかなか減りませんでした。ただ、料理自体は本当に美味しく、さすがに情報誌に載るだけはあります。ご飯もおかわりしてくれて、久しぶりに満腹になりました。
勘定の段には、800円の代金のはずが、600円ということで、少し得した気分になりました。
この本部町の中心部から美ら海までは、それほど遠くなく、再び走り始めると、ものの15分ほどで所在地の沖縄海洋博記念公園の正面ゲート前に到着しました。
バイクをゲート脇に駐車して、早速美ら海水族館に向かったのですが、入園してみると、あいかわらずの人だかり・・・本土からの観光客であふれかえっていました。これはゆっくり写真を撮って周る余裕はありません。仕方なく、お目当ての「黒潮の海」大水槽に急ぎました。この水槽は、世界最大級の規模を誇り、前面ガラスの厚さが世界一だそうで、その中で世界初となるジンベエザメの3匹同時飼育を行なっています。
春に来たときは、古いデジカメだったので、ノイズがひどく、綺麗な写真が撮れませんでした。今日も、フラッシュを焚いて撮影しようと挑戦する観光客(水族館でフラッシュは厳禁です:しかも、ガラスに光が反射して、綺麗には撮れません)を横目に、流し撮りでジンベエザメを追いかけます。何十枚か撮り終えると、バッテリーが減ってきました。そろそろ交換しようかと、ポケットをさぐりましたが、替えの電池を寮に忘れたらしく、見当たりません。まだ撮りたいものがあるのに・・・。
しかたなく、バッテリー温存のため、必要最小限だけのものを撮影し、水族館を後にしました。
午後4時からのイルカショー、「オキちゃん劇場」見て、バッテリーも尽き、あまり帰りが遅くなると危ないので、そろそろ帰ることにしました。
もともと、今日のツーリングは、美ら海に実際に行くことができるかどうかのテスト走行のような感じだったので、それほど未練はありませんでしたが、やはり今度は朝からゆっくり来たいものです。
その後、北谷で友達と合流し、回転寿司を食べたのですが、昼に刺身を食べ、水族館に行き、また寿司を食べるとは、なんとも因果なもんだなあと一人、思いました。
・・・さて、順調に普天間のあたりまで戻ってきましたが、突然バイクのエンジンの調子がおかしくなりました。勝手にエンジンが切れ、再始動したものの、かなりヤバイ音がしています。とりあえず、大学まではもってくれよと思ったのですが、ダイソーの近く(大学から2km地点)で2度目のエンスト・・・再始動もできず、押して帰るはめに・・・坂を登りながら、泣きそうになりました・・・。orz
これで2回目の故障です。(そういえば、自転車も買った直後はやたらに故障してたな・・・)


T氏来沖!

2005年11月03日 20時00分00秒 | うちなー日記(沖縄編)
昨日から私のおじさんにあたる、T氏が沖縄に来ていました。今回は私が一泊二日の沖縄旅行をエスコート?いたしました。
昨日、昼過ぎに那覇空港に到着。私はバイクで空港まで出迎えました。到着ロビーでおじさんと合流し、早速レンタカーでホテルに向かいました。今回のお宿は宜野湾市海浜公園内にある、ラグナガーデンホテルです。今回、ネットで安い宿泊プランを見つけたおじさんのご好意により、私も泊まれることになり、久しぶりのホテル泊となりました。
ホテルに着き、部屋に入ると、角部屋で、かなり広い部屋です。おじさんから聞いていた宿泊料金では絶対に泊まれないような部屋で、事情を聞くと、どうやら当初予定していたフロアに団体客が宿泊するため、部屋がアップグレードしたそうです。部屋の広さは45㎡だそうで、私の寮の部屋(10㎡)の実に5倍近くある部屋です。
まだ宿泊の用意を寮から持ってきていなかったので、取りに帰るついでに、一緒に沖縄そばを食べに行くことにしました。
エスコート役としては、少しでも美味しいそばを食べさせなければと思い、沖縄そば「与那原家」(通称:与那原そば)に案内しました。(与那原家の紹介は、沖縄情報に参照)
問題は、帰りでした。水曜日といえば、平日です。見事に渋滞に巻き込まれてしまいました。カーナビに表示されている到着予想時刻がみるみる遅くなっていきます。与那原からラグナガーデンへの最短ルートは、329号線を走って南風原町を経由し、首里を経由して国道330号線に乗るルートでしたが、渋滞を想定していなかったようです。特に急ぐ理由もなかったので、まあゆっくりと走ったのですが、結局到着は当初よりも20分ほど遅れました。
ホテルに帰った後、今度はホテル屋上の中華レストラン、「壺中天」で夕食を取りましたが、量が少なかったので、そばを食べていてちょうどよいくらいでした。
その後は、近所のサンエー大山シティにみやげ物を買いに行き、一日目は終わりました。

そして今日、朝は久しぶりに大浴場で風呂に入り、バイキングの朝食をとり、実にセレブな朝となりました。
昼前にホテルをチェックアウトし、近場で沖縄らしい観光地を見たいというリクエストから、伝統家屋が保存されている「中村家住宅」と、そこからすぐの「中城城跡」へ行きました。
「中村家住宅」は、沖縄伝統家屋の特徴を多くかね合わせた屋敷で、国の重要文化財に指定されています。中村家の先祖は、琉球王国きっての築城家で、一番の忠臣といわれた、護佐丸(ごさまる)の師匠であったそうで、護佐丸が読谷からこの中城の地に移ってきた際に、ともに移住したそうです。その後、勝連城主の阿麻和利(あまわり)の反乱により、護佐丸が滅ぼされると、中村家の先祖達も離散の憂き目に会ったわけですが、1720年頃には再興し、地頭職(本土の庄屋にあたる)に任ぜられたそうです。この屋敷も、その頃に建てられたといわれています。建物全体は本土の鎌倉・室町様式が基調となっており、文化伝播の過程を知る上でも興味深いつくりになっています。なお、屋根は現在は赤瓦葺きですが、建設当時は竹茅葺でした。(参考:「中村家住宅」リーフレット」)
それにしても、これぞ沖縄の家という感じで、中は結構広く、余裕のあるつくりでした。
続いて見学した、「中城(なかぐすく)城」は、沖縄でも随一の名城といわれ、首里城などとともに、世界遺産に登録されています。城は連郭式の山城で、6つの郭で構成されており、最上部の一の郭には護佐丸が観月会を行なったとされる、物見台があり、ここからは本島東側の太平洋と沿岸の絶景が望めます。この城の起源は古く、14世紀の後半頃までにはその主要部(西の郭、南の郭、一の郭、二の郭)が完成し、1440年の護佐丸の中城移封の後、北の郭、三の郭が増築され、現在の中城城が完成したそうです。現在は正殿などは全く残っていませんが、ペリーもその精密さを誉めたといわれる石垣に、戦国の面影を見ることができます。先日は、ここで姫神のコンサートが行なわれ、夜の城跡にヒーリングソングが神秘的に響き渡ったそうで、是非行きたかったものです。
ここはおじさんも息を上がらせながら階段を上って見学しましたが、その眺望には絶賛していました。
「中村家住宅」、「中城城跡」を見学した後は、おじさんの希望で、那覇市の公設市場へ向かいました。私はここはてっきり再開発の工事が始まっていると思い込んでいたのですが、どうやら違ったようで、初めての市場は結構な活気だったのですが、帰りの飛行機の時間が迫ってきたので、ぐるっと、周っただけで、すぐに那覇空港に向かいました。
空港で昼食後、ついに別れのときがきました。
今回は二日間とも、この時期には珍しく非常に良い天気に恵まれ、暑いほどでしたが、沖縄らしい天気におじさんも満足したようで、また近いうちに来るかも・・・という言葉を残して去っていったのでした。