本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
今年の鳥海山は今まで登ったことのないコースから登ろうと思い、
7月6日に滝の小屋から(記録はこちら)、8月14日は百宅からチャレンジしたが、
後者はクルマのアクシデントで挫折した。
百宅に未練は有るが、悪路はもうこりごりなので、10月16日は久しぶりに祓川から登ることにした。
ここから山頂まで登ったのは2015年(記録はこちら)だから4年ぶりか。
例年ならば冠雪していてもおかしくない時期だが、今年は遅れている。
今回、祓川に行く際は奥山放牧場を経由する舗装道路を走った。
途中、堰口を過ぎたあたりで素晴らしいモルゲンロートに遭遇した。
この地の標高は850mくらいだろうか。今回はこの付近まで紅葉が降りてきていた。
今回の非合法マップ
登山口の祓川(標高約1200m)に着いたら、紅葉は既にピークを過ぎつつあった。
鳥海山は雲に包まれてしまったが、天気は好くなるとの予報を信じて歩き出す。
祓川・竜ヶ原湿原とその向こうの紅葉
タッチラ坂の紅葉
タッチラ坂で見た残り花と実。
エゾオヤマリンドウ べニバナイチゴ
オガラバナ
他の紅葉してる役者を紹介。
ナナカマド オオカメノキ
ミヤマナラ マルバマンサク
坂の途中で振り返ると・・・
賽の河原まではカエデ紅葉のトンネル道が続いた。
横たわるように生えたダケカンバ
賽の河原に到着。
賽の河原
さすがに雪渓は消滅していたが、雪消えの遅い場所なので、花はまだ残っていた。
チョウカイアザミ 初氷?
他にはシラネニンジン、ハクサンボウフウ、イワイチョウ、シロバナトウウチソウ、
モミジカラマツ、ウゴアザミなどが咲き残っていた。
紅葉は御田で終了。
御田の湿原を見下ろす。
康ケルンを経て、七つ釜に到着。
七つ釜 ネバリノギランの草紅葉
直登する矢島口コースと別れ、康新道に入る。
康新道を通るのは馬蹄形カルデラとツートップの雄大な景色を見たかったから・・・
しかし・・・あうぅ(つдi)事態は思うようにはならなかった。
康新道の稜線(と言うよりも断崖)に出たら、灌木には霧氷が取り付いていた。
断崖から北面の馬蹄形カルデラの内部がもろに見えた。
まだ紅葉してる~~!!
しかしその後すぐガスが湧いて、カルデラ内部は見えなくなった。
カルデラに関しては帰りに期待しよう。
あまりの寒さに今シーズン初めて手袋を装着。指がかじかんでシャッターがなかなか押せない。
ミヤマトウキの霧氷
ミヤマトウキの霧氷 初霜
霧氷
稜線は風も強い。ガスで何も見えなくなってしまった。
左下の虹のようなものはブロッケン現象だろうか。
しばらく稜線を登ると、ガスが晴れ、山頂部が見え出した。
左側は七高山、右奥に新山。
山頂近くで見た高嶺の花たち(の今姿)。
ホソバイワベンケイ。紅葉は終わり、葉は落ちていた。 こちらのネバリノギランは紅葉が終わり、白葉になっていた。
チョウカイフスマ
「後編」へ続く。
夏山しか登った事がないので、この時期は、このような姿なんですね。
素晴らしいです。モウズイカさんの体力も素晴らしいです♪
いつもなら途中で止めて引き返すところですが、
この日は歩き出してすぐ岩手から来られた方(祓川ルートは初めて)と一緒になり、
康新道の方が眺めが良くていいですよと勧めた手前、(七高山)山頂まで行ってしまいました。
独りならばたぶん途中で挫折していたことでしょう。
帰りは晴れてくれてホント助かりました。