塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカー選手は稼げるよ、というアピール

2022-04-02 21:42:04 | 日記
 ホスト界で名を馳せ、セレッソ大阪のアンバサダーを務めるローランド。

 サッカーの世界で揉まれた彼は、無類のアニメ好きでも知られ、その容姿や発言も含めて多くのファンを獲得しています。

 ローランドが歩んできた人生を、宝島出版が漫画本として2冊出版しており、僕はそれぞれ読んでみましたが、黎明期のJリーグと同じだなと思いましたね。

 下巻の方で彼は牛丼店で食事をしているところを、自店のエース格ホストに見つかり、その場から摘まみ刺されます。

 「節約だか何だか知らないが、牛丼のような安い食事をするな」
 「お前ではなく、お前を支持する客が恥をかくんだ」 
 「夢を与える職業なら、常に自意識を高めろ」

 と叱責し、彼に心構えを問いかけます。

 1993年開幕のころ、キングや北沢豪は、練習を終えて夜出かける歳は、服装から髪型から車にいたる、あらゆる事に配慮したと聞きました。

 サッカー選手という職業を認知してもらいたい
 サッカー選手は稼げると思ってほしい
 だからこそ最高の車を買い、最高の服装でナイトライフを楽しむ

 という、ある種の気概があったんですね。

 ただ皮肉なことに、プロ化して30年の現在、若い選手と世代は車は高級腕時計に関心を抱かず、服装もユニクロやザーラ。家具はニトリで構わないと感じ始め、そもそもプロサッカー選手は高級が報酬されるわけではありません、(日本ではそうですね)

 ただ、ファンに限らず他人様からどう見られているのか、僕の行動はみっともなくないか、という点を常に意識する事は選手を確実に磨きますよ。

 だからこそキングは常に美しい背広姿なのではないでしょうか。

 JFLの鈴鹿に移籍しても、あれだけの観客動員工場に貢献するわけですから。
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サッカー界における一穴主義

2022-04-02 21:32:07 | 日記
 作家、山口瞳は自嘲的に自身の事を「一穴主義」と呼んでいた記憶があります。

 もしこの一穴主義をサッカーに当てはまるならば、ドイツ代表とFCバイエルン・ミュンヘン、そしてアディダスの関係性ではないでしょうか。

 例えばフランス代表。

 2010年からフランス代表は、伝統のアディダス製からナイキ製にスポンサーを変更しましたが、確かにデザインの優劣でいえば僕は明らかにナイキになった現在の方が良いと思いますし、機能面も文句なしだと言えます。

 2010年のフランス代表はワールドカップで散々な結果に終わりましたが、アディダス最後となるジャージは1998年ワールドカップ初優勝痔をオマージュさせるデザインでした。

 しかしアディダスの思惑とは裏腹に

 1・ヨアン・グルキュフがフランク・リベリやパトリス・エブラなど、年長者から愚弄される(憶測の勢いは出ませんが)
 2・ニコラス・アネルカが、指揮官レイモン・ドメネクに対し、練習ボイコットを行う
 3・そもそも彼らの出場がダブリンで行われたアイルランド代表戦を、ティエリ・アンリのハンドで勝ち得た代物だった

 というように、桁外れのスキャンダルが起きたワールドカップでした。

 ナイキはそのフランス代表に、アディダスが提示してきた契約金の2・5倍近い契約金を支払っていると言いますから、金の力はすさまじいと言えますよね。

 しかし、ドイツ代表はフランス代表のようにナイキが提示した額(一説では年間70億円での複数年契約)にクビを手手に振ることなく、アディダスとのつながりを大切にしています。

 それはバイエルン・ミュンヘンも同様ですが、それだけアディダスがドイツ生まれのブランドという意味合いもあるのでしょうが、信頼を勝ち得ている証拠となります。

 お金だけが人生ではない。

 そう言える身近で貴重な例と言えそうですよ。
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ワールドカップ組み合わせ抽選を終えて

2022-04-02 21:11:42 | 日記
 ドイツ代表とスペイン代表という過去のワールドカップ優勝国に加え、コスタリカ代表もしくはニュージーランド代表と同居することになった日本代表。

 改めてワールドカップ組み合わせ抽選を見ますと、まだまだ日本代表は小粒だという印象ですね。

 例えばコスタリカ代表はワールドカップ連続出場の経験はないと思いますが、2014年ブラジル・ワールドカップでは8強に進出していますし、パウロ・ワンチョペ、ブライアン・ルイスと優れたFWを生み出しています。

 ニュージーランド代表も確かに「ラグビー・オールブラックス」の印象が強いと思いますが、たやすく倒せるわけではないでしょう。

 前回スペイン代表が散々だったのは

 1・指揮官のロペテギがワールドカップ直前に、大会終了後レアル・マドリードの指揮官就任を表明
 2.スペインサッカー協会は「迅速に」ロペテギを解雇
 3・後任には代表に帯同していたフェルナンド・イエロを指名

 という、突発的な出来事のためで既に選手たちが実力を発揮できる形ではありませんでした。

 ちなみにドイツ代表も予選グループで敗退していますが、それはヨヒアム・レーブ政権がある意味で終焉に近かったこともありますし、韓国代表の勢いの前に迫力負けしてしまった形でした。

 つまり、スペイン代表とドイツ代表は前回の反省点を考慮し、つまらない躓きで大会ヲ去るような真似は絶対にしないはずですからね。

 まあ皮肉ですよね。

 新型コロナウイルスの影響が全世界で収束しないこと
 UEFAネーションズ・リーグの発足

 という2点において、日本代表が欧州列強と戦う頻度は確実に下がっており、対戦を熱望していた際のワールドカップ本番ですからね。

 ドイツ代表はバイエルン・ミュンヘンという2020年欧州クラブ王者の選手をずらりと並べる
 スペイン代表もUEFAチャンピオンズ・リーグとヨーロッパ・リーグの経験値豊富な選手が実に多い

 という形で、いかに日本代表の選手たちが海外に活躍の場を求めてるとしても、やはり開きはありますよ。

 この点を森保一日本代表監督がどう捉えるか、今後の課題でしょうか。
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