アーネスト・ヘミングウエイは、「パリは移動祝祭日」と語りました。
新潮文庫からもその名も「移動祝祭日」という題名で、彼が過ごしたパリに日々を語る作品が出版されています。
ただ、サッカーに関していえば、パリに「祝祭」は来ていません。
1970年創立
オールド・ファンの間では、むしろ「ラシン・パリ」の方が知られている
本格的な成功は2011年の、カタール資本以後
というように、パリ・サンジェルマンの歴史はそう深い形ではありません。
1980年代 ユーゴスラビア代表のスシッチ
1990年代 ブラジル代表のライー
2000年代 ポルトガル代表のペドロ・パウレタ
2010年代 スウエーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ
というように、クラブの顔がいたことも確かです。
1990年代はカタール資本のような大きなバックはなくとも、レオナルド、ジョルジュ・ウエア、ル・グエンなどが揃う、精鋭の集団でした。
一転して2000年第は
ボナペンチュル・キャルー コートジボワール代表
ジェームズ・ロテン フランス代表
などもいましたが、成績は低迷しクラブの環境がファンの簿力行為に伴い一気に悪化します。
2010年代はイブラの加入もあり、一気にリーグを制圧しますが、祝祭、つまりUEFAチャンピオンズ・リーグにはいまだ届いていない状況です。
その状況を好転させるたるために、キリアン・アムバッペを引き留めているわけですが、彼の移籍はある意味予断を許しません。