塩野七生が新潮文庫「わが友マキャベリ」で語っているように、軍隊を率いる際は兵糧も重要ですが、最高司令官を軸にした指揮系統、つまり伝達力が非常に重要です。
サッカーでも3-3-2-2や4-2-2-2のように、プレイメーカーをふたり配置する布陣があります。
ただ、過去の3-4-1-2や4-3-1-2のように、プレイメイカーを一人にする方が、戦術の浸透は早いのではないでしょうか。
日産自動車と本田技研の経営統合に向けて、エキスパートたちはこの点を示唆していますよね。
彼らが独自の技術力を維持していることは確か
しかし、歴史的に歩んできた道はずいぶん異なる
同じ経営方針を携えることができるのか
と、怪訝な声も大きいといえます。
仮に日産自動車が横浜Fマリノスから離れるとしましょう。
その際は大宮アルディージャとレッドブルのように
シティが完全に横浜Fマリノスの経営のかじ取りをする
胸スポンサーから「ニッサン」のロゴが消える
クラブ名も変更するのか
というファンの不安が高まるでしょうか。
日産自動車は2010年にいち早く、電気自動車である「リーフ」を開発、販売しますが時代を先取りしすぎたのか、この投入が経営を圧迫するという、矛盾が起きたと聞きました。
三菱自動車もそうですが、今回の経営統合は大きな余波があります。
アウディのように世界中のクラブに車を提供しているブランドもありますが、彼らは例外的といえそうですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます