ニューヨークのロチェスターに誕生し、創業以来Tシャツ、スエットシャツなどアスレチックウエアの製造を行ってきた「チャンピオン」
現在はヘインズが資本となり、日本でもヘインズ・ブランズジャパンの下で日本企画が行われています。
実はチャンピオンは、1990年代「日本サラ・リー」という代理店の下で商品が流通していました。
僕はこの日本サラ・リー時代の製品を探しているのですが、30年近く前の品ですからなかなか見つかりません。
これは代理店変更ではなく、日本サラ・リー社がヘインズ・ブランズジャパンへ社名変更したというのが事実の様子です。
ちなみに昨日、勤務先の近くにできた古着屋でなんと
1990年代チャンピオンの最高峰スエット「プレミアム・ウイーブ」を発見
しかも価格は20パーセントオフ
2000円台半ばの金額で、非常にきれいな状態のスエットを購入
という、実に有意義な一日でした。
ただ、ヘインズはチャンピオンの買収による利益が、計画当初と比べた際全く満足いく数字ではなく、米国本国ではすでにチャンピオンを切り離す様子です。
ですから日本でもチャンピオンの流通は、いずれ不透明になるのではないかと心配しています。
サッカー、バスケットボール、陸上競技。
ナイキは米国以外の地域でも多くのクラブ、チーム、選手を顧客に迎えており、まさに世界最大のアスレチック企業です。
そのナイキを猛追するのがアディダスですが、かれらはきっと
リーボックには卓越した技術がある
彼らを買収し、傘下に収めたらナイキを倒せるに違いない
と考え、リーボックに近づいたのでしょうが、結局リーボックを手放してしまいます。
サッカーの世界ではナイキがアディダスのお株を奪うような契約が多いわけですが、買収がすべてを解決するわけではないというのは、アディダスだけでなく、企業の多くが学んだ事柄ではないでしょうか。
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