北朝鮮が4日と9日に短距離弾道ミサイルを発射した。政府は4日の短距離弾道ミサイルについては断定を避けているが、9日のものについては短距離弾道ミサイルと断定した。
この短距離弾道ミサイルはロシア製「イスカンデル」を基にしたものとみられている。劣化コピー版か改良したものなのかはわからないが。
4日短距離弾道ミサイルを発射したわずか5日後にも続けて発射したのは日米韓の反応が抑制的だったからにほかならない。
とくに米国のポンペオ国務長官が「米国の脅威になるICBMだけに関心がある」と発言してしまったことだ。
これは規模ほど全く違うがアチソン国務長官が
「アメリカが責任を持つ防衛ラインは、フィリピンー沖縄ー日本ーアリューシャン列島までである。それ以外の地域は責任を持たない」
と発言してしまい、米国は韓国を防衛しないと金日成に勘違いさせてしまったことが朝鮮戦争の引き金になったことと同義ではないか。
駐イラク米大使グラスピーがフセイン大統領に「米国はイラクの行動には関心がない」と話し、ケリー国務次官補も「クウェートが攻撃されても米国にはクウェートを助ける責任がない」と発言したことがイラクのクウェート侵攻の引き金になったこととも酷似している。
米国としては北朝鮮を強く非難することは、外交で北朝鮮の非核化を達成を遠ざけるとの考えだったのだろう。
日本も拉致問題を交渉で解決したい、無条件で首脳会談を行いたいと繰り返し述べているから北朝鮮を刺激することは避けたかった。米国追随でもある。
韓国は北朝鮮の傀儡だ。言及するまでもない。
流石に北朝鮮の二度目の短距離弾道ミサイル発射を受けて、トランプは不快感を示したし、日本も北京の大使館ルートを通じて抗議した。これも米国追随だが。
距離に関わらず、弾道ミサイルの発射は連合国安保理決議違反だ。米国は安保理を招集して、北朝鮮に対する制裁を強化しなければならない。
拉致問題を抱えている日本もそうだ。拉致被害者家族のことを考えれば時間がないが、北朝鮮に甘い姿勢を見せるわけにはいかない。それは拉致被害者奪還の交渉にも影響する。
日本は安倍晋三は「日朝平壌宣言」を破棄しておくべきだった。日朝平壌宣言は拉致のことは何も書かれていないが、核実験やミサイル発射を慎むとある。何より北朝鮮の気が済むまで日本は「賠償」すると明記されている。
日朝平壌宣言から北朝鮮が何度核実験を行い、ミサイル発射を繰り返してきたことか。北朝鮮の体制を崩壊させられないのだから拉致問題解決には交渉をするしかない。
しかし日朝平壌宣言を破棄せず、莫大な「賠償」を行う姿勢を示したままでは北朝鮮は日本を侮り拉致被害者を還そうとしないだろう。
安倍晋三と金正恩の知恵比べをするにしても強気の姿勢は必要なのだ。
金正恩は米国と話をつければ日本などどうとでもなると考えているだろう。日本が日朝平壌宣言破棄という極めて強い独自性のある行動を採らない限り。
今回の二度の短距離弾道ミサイル発射を座視してはならない。
カテゴリー変更。
この短距離弾道ミサイルはロシア製「イスカンデル」を基にしたものとみられている。劣化コピー版か改良したものなのかはわからないが。
4日短距離弾道ミサイルを発射したわずか5日後にも続けて発射したのは日米韓の反応が抑制的だったからにほかならない。
とくに米国のポンペオ国務長官が「米国の脅威になるICBMだけに関心がある」と発言してしまったことだ。
これは規模ほど全く違うがアチソン国務長官が
「アメリカが責任を持つ防衛ラインは、フィリピンー沖縄ー日本ーアリューシャン列島までである。それ以外の地域は責任を持たない」
と発言してしまい、米国は韓国を防衛しないと金日成に勘違いさせてしまったことが朝鮮戦争の引き金になったことと同義ではないか。
駐イラク米大使グラスピーがフセイン大統領に「米国はイラクの行動には関心がない」と話し、ケリー国務次官補も「クウェートが攻撃されても米国にはクウェートを助ける責任がない」と発言したことがイラクのクウェート侵攻の引き金になったこととも酷似している。
米国としては北朝鮮を強く非難することは、外交で北朝鮮の非核化を達成を遠ざけるとの考えだったのだろう。
日本も拉致問題を交渉で解決したい、無条件で首脳会談を行いたいと繰り返し述べているから北朝鮮を刺激することは避けたかった。米国追随でもある。
韓国は北朝鮮の傀儡だ。言及するまでもない。
流石に北朝鮮の二度目の短距離弾道ミサイル発射を受けて、トランプは不快感を示したし、日本も北京の大使館ルートを通じて抗議した。これも米国追随だが。
距離に関わらず、弾道ミサイルの発射は連合国安保理決議違反だ。米国は安保理を招集して、北朝鮮に対する制裁を強化しなければならない。
拉致問題を抱えている日本もそうだ。拉致被害者家族のことを考えれば時間がないが、北朝鮮に甘い姿勢を見せるわけにはいかない。それは拉致被害者奪還の交渉にも影響する。
日本は安倍晋三は「日朝平壌宣言」を破棄しておくべきだった。日朝平壌宣言は拉致のことは何も書かれていないが、核実験やミサイル発射を慎むとある。何より北朝鮮の気が済むまで日本は「賠償」すると明記されている。
日朝平壌宣言から北朝鮮が何度核実験を行い、ミサイル発射を繰り返してきたことか。北朝鮮の体制を崩壊させられないのだから拉致問題解決には交渉をするしかない。
しかし日朝平壌宣言を破棄せず、莫大な「賠償」を行う姿勢を示したままでは北朝鮮は日本を侮り拉致被害者を還そうとしないだろう。
安倍晋三と金正恩の知恵比べをするにしても強気の姿勢は必要なのだ。
金正恩は米国と話をつければ日本などどうとでもなると考えているだろう。日本が日朝平壌宣言破棄という極めて強い独自性のある行動を採らない限り。
今回の二度の短距離弾道ミサイル発射を座視してはならない。
カテゴリー変更。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます