トランプがイランと結んだ核合意を破棄して経済制裁を実施しているのは、イランが核開発をしているからだそうだ。
イランが本当に核開発をしているならば米国の経済制裁こそ妥当な措置になる。常任理事国、インド、パキスタン、イスラエルのみが核保有を認められるのは不公平だが。
~~引用ここから~~
米軍は韓国からいつ撤収? 北朝鮮を先制攻撃する可能性は? 読者の疑問に答える 韓国・北朝鮮2019年6月11日掲載(デイリー新潮)
(略)
イランへ濃縮ウランを密輸?
――米朝対話が一応続いているのに「先制攻撃」とは……。
鈴置:水面下では緊張が高まっています。北朝鮮がレッド・ラインを踏み越えた――国連制裁を破ったからです。まずは5月の2回にわたる弾道ミサイル発射。
もっと米国が神経を尖らせているのが、濃縮ウランとプルトニウムなど核兵器の素材を中国経由でイランに輸出したとされる事件です。制裁で経済難に陥った北朝鮮が外貨稼ぎのため、密輸に手を染めたと言われます。
メディアではほとんど報じられていませんが、安全保障関係者とコリア・ウォッチャーの間では「常識」になっています。
核関連物資の輸出も核・ミサイル実験と並ぶ国連制裁の対象です。最近、米国がイランに対し強硬になったのもこれが一因と見られています。
安倍晋三首相が6月12日からイランを訪問するのと関係するのかもしれません。イランと北朝鮮は核とミサイルを共同開発していると見なされてきました。北朝鮮の非核化にはイランへの説得がカギとなりうるのです。
――そもそも、先制攻撃は許されるのですか?
鈴置:いいご質問です。それは米朝の間で緊張が高まった2016年頃にかなり突っ込んで議論されました。説明にはやや時間がかかります。
――では、その話は次回に。
(次回は6月12日掲載予定)
~~引用ここまで~~
~~引用ここから~~
ホルムズ海峡 イランによるタンカー襲撃 アメリカは戦争準備(>> 世界のニュース トトメス5世 <<)
(略)
アメリカとイランはイランの核開発を巡って長年対立していたが、トランプ大統領は就任直後から関係修復に乗り出した。
一時は米軍兵器をイランに売却したり、両国の経済交流が協議されていたが、その後立ち消えになった。
2006年12月23日から始まった経済制裁がオバマ時代の2016年1月16日に解除され、イランには瞬時に数十兆円の金が流れた。
制裁解除に先立つ2015年イランと米英仏独中ロと欧州連合は、2030年まで核開発しないという核合意を締結した。
イランと北朝鮮は「同士」
だが制裁解除で潤沢な資金を手に入れたイランは、さっそく核開発を再開しアメリカが知るところとなった。
トランプ米大統領は「合意を守っているのはアメリカだけだ」とイランに批判的態度を取るようになった。
アメリカは2018年5月8日に核合意から離脱し、イランは公然と核兵器開発を加速させている。
国際原子力機関(IAEA)は2019年6月10日、イランは濃縮ウランの生産を加速していると警告した。
核合意はアメリカ以外の国によって続けられているが、既に有名無実のものとなっている。
イランと北朝鮮は多くの点で似通っていて、核やミサイル技術で中国と共に「悪の枢軸」を形成している。
アメリカやトランプに譲歩姿勢を見せて制裁を解除させ、その後核開発を続ける手法も両国は共通している。
イランは既に核兵器を保有している可能性もあり、選択肢としては核保有国として認めるか、対決するかになる。
この点でもイランと北朝鮮は似通っていて、アメリカがイランにどう対応するかで、北朝鮮の今後を占うこともできる。
~~引用ここまで~~
安倍晋三が米国とイランの「仲介」をするためにイランを訪問しているが、米国はその最中に経済制裁を強化するし、どこの誰が撃ったのかはわからないが、日本企業保有のタンカーが「雷撃」された。
とても「対話」ムードではない。イランが北朝鮮と手を結んで核保有を進めているのであれば対話などあり得ないだろうが。
日本政府、自衛隊は米国がイランを攻撃することを考慮しなくてはなるまい。米国はイラク侵略で地上部隊の派遣を嫌がるようになったから、海軍と空軍のみの攻撃かもしれない。それでも自衛隊を派兵を求められるのではないか。
護衛艦を何隻か派遣するだけかもしれないが、戦争に参加することに変わりはない。イランはアラブではないが、中東への初の派兵だ(既にイラクのサマワに陸上自衛隊を派遣しているが)。
世界の日本を見る目が変わるかもしれない。悪い方ばかりに変わるとは限らないが。
米国は北朝鮮攻撃もイラン攻撃も考えているのだろうか。両方は手を伸ばし過ぎだと思うのだが。
タグ修正。
イランが本当に核開発をしているならば米国の経済制裁こそ妥当な措置になる。常任理事国、インド、パキスタン、イスラエルのみが核保有を認められるのは不公平だが。
~~引用ここから~~
米軍は韓国からいつ撤収? 北朝鮮を先制攻撃する可能性は? 読者の疑問に答える 韓国・北朝鮮2019年6月11日掲載(デイリー新潮)
(略)
イランへ濃縮ウランを密輸?
――米朝対話が一応続いているのに「先制攻撃」とは……。
鈴置:水面下では緊張が高まっています。北朝鮮がレッド・ラインを踏み越えた――国連制裁を破ったからです。まずは5月の2回にわたる弾道ミサイル発射。
もっと米国が神経を尖らせているのが、濃縮ウランとプルトニウムなど核兵器の素材を中国経由でイランに輸出したとされる事件です。制裁で経済難に陥った北朝鮮が外貨稼ぎのため、密輸に手を染めたと言われます。
メディアではほとんど報じられていませんが、安全保障関係者とコリア・ウォッチャーの間では「常識」になっています。
核関連物資の輸出も核・ミサイル実験と並ぶ国連制裁の対象です。最近、米国がイランに対し強硬になったのもこれが一因と見られています。
安倍晋三首相が6月12日からイランを訪問するのと関係するのかもしれません。イランと北朝鮮は核とミサイルを共同開発していると見なされてきました。北朝鮮の非核化にはイランへの説得がカギとなりうるのです。
――そもそも、先制攻撃は許されるのですか?
鈴置:いいご質問です。それは米朝の間で緊張が高まった2016年頃にかなり突っ込んで議論されました。説明にはやや時間がかかります。
――では、その話は次回に。
(次回は6月12日掲載予定)
~~引用ここまで~~
~~引用ここから~~
ホルムズ海峡 イランによるタンカー襲撃 アメリカは戦争準備(>> 世界のニュース トトメス5世 <<)
(略)
アメリカとイランはイランの核開発を巡って長年対立していたが、トランプ大統領は就任直後から関係修復に乗り出した。
一時は米軍兵器をイランに売却したり、両国の経済交流が協議されていたが、その後立ち消えになった。
2006年12月23日から始まった経済制裁がオバマ時代の2016年1月16日に解除され、イランには瞬時に数十兆円の金が流れた。
制裁解除に先立つ2015年イランと米英仏独中ロと欧州連合は、2030年まで核開発しないという核合意を締結した。
イランと北朝鮮は「同士」
だが制裁解除で潤沢な資金を手に入れたイランは、さっそく核開発を再開しアメリカが知るところとなった。
トランプ米大統領は「合意を守っているのはアメリカだけだ」とイランに批判的態度を取るようになった。
アメリカは2018年5月8日に核合意から離脱し、イランは公然と核兵器開発を加速させている。
国際原子力機関(IAEA)は2019年6月10日、イランは濃縮ウランの生産を加速していると警告した。
核合意はアメリカ以外の国によって続けられているが、既に有名無実のものとなっている。
イランと北朝鮮は多くの点で似通っていて、核やミサイル技術で中国と共に「悪の枢軸」を形成している。
アメリカやトランプに譲歩姿勢を見せて制裁を解除させ、その後核開発を続ける手法も両国は共通している。
イランは既に核兵器を保有している可能性もあり、選択肢としては核保有国として認めるか、対決するかになる。
この点でもイランと北朝鮮は似通っていて、アメリカがイランにどう対応するかで、北朝鮮の今後を占うこともできる。
~~引用ここまで~~
安倍晋三が米国とイランの「仲介」をするためにイランを訪問しているが、米国はその最中に経済制裁を強化するし、どこの誰が撃ったのかはわからないが、日本企業保有のタンカーが「雷撃」された。
とても「対話」ムードではない。イランが北朝鮮と手を結んで核保有を進めているのであれば対話などあり得ないだろうが。
日本政府、自衛隊は米国がイランを攻撃することを考慮しなくてはなるまい。米国はイラク侵略で地上部隊の派遣を嫌がるようになったから、海軍と空軍のみの攻撃かもしれない。それでも自衛隊を派兵を求められるのではないか。
護衛艦を何隻か派遣するだけかもしれないが、戦争に参加することに変わりはない。イランはアラブではないが、中東への初の派兵だ(既にイラクのサマワに陸上自衛隊を派遣しているが)。
世界の日本を見る目が変わるかもしれない。悪い方ばかりに変わるとは限らないが。
米国は北朝鮮攻撃もイラン攻撃も考えているのだろうか。両方は手を伸ばし過ぎだと思うのだが。
タグ修正。
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