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『ドラゴン桜』の英語教師井野真々子が教師の仕事に飽きてしまい転職を考えるところから話は始まる。ドラゴン桜の舞台龍山高校は東大に25人もの合格実績を出す進学校に変貌を遂げていた。
ドラゴン桜の主人公桜木健二が主催するビジネス塾で講師を担当した海老沢康生の言葉「すべての物事は相場で決まる」。これが『エンゼルバンク』の始まり。
株や先物取引を想像するとわかりやすいが需要と供給の綱引きでものの価格は決まる。人の価値も同じで相場で決まってしまうという。これを知らないで転職を繰り返すと年収が大幅ダウンしてしまう。
「30過ぎたら利息で暮らせ」。これは桜木の言葉だが、それまでのキャリアを無駄にせずそれを生かしてその利息で生きていくことが良い。英語教師井野真々子の場合は英語教師としてのキャリアを研ぎ澄まして毎年何十人も東大に合格させるような進学校の英語教師となり英語のカリスマになること。
だがまあそのまま英語教師を続けると話が続かないので「人の縁」を頼って海老沢康生が勤める転職代理店ライフパートナーに転職する。「人の縁」もまたその人の財産だ。大事にしたい。
「転職は人生のリセットではチューニング」。この言葉は突き刺さる。高校進学時にいじめられていたわけでも人間関係に馴染めなかったわけでもなかったが、新天地に行きたいと考えて遠い進学校を選んだ。これが大失敗だった。遠くて毎日通学がしんどくて何もできなかった。近場の高校を選んでおけばよかった。今思えば大学進学時に遠くの大学を選んでも良かったはずなのだが。
閑話休題。人生をリセットすることなどできないのだ。進学、就職、転職、結婚、離婚、そして移民をしても。それまでの過去はついて回る。これは頭に入れておかねばならない教訓だ。
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