面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

麻生太郎の暴言で総選挙への影響は如何ほどか

2021-10-28 19:43:01 | 政治
また麻生太郎が失言した。自民党には麻生太郎の首に鈴を付ける人はいないのか。接戦区の選挙区の自民党候補は軒並み負けるのではないか。比例復活するだろうが(自民党の内規で73歳以上の候補は重複できない)。

麻生太郎が首相時代国民を莫迦にするかのような発言を繰り返したことで自民党は結党以来の大敗を喫して政権を失った。だが、政権に返り咲くと麻生太郎は大派閥の長になり、財務大臣を9年間も務めた。

信賞必罰なら麻生太郎は無役のはずだろう。信賞必罰なき国家は滅びる。麻生太郎が有能ならともかく緊縮財政を9年もやられたのだから堪らない。

小泉純一郎が首相になるまで経済企画庁長官にしか就けなかったのもむべなるかな。どの首相も失言王麻生太郎を閣僚として抱えたくないからだ。

麻生太郎の失言は次のようなものだ。

「北海道の米は昔は厄介道と呼ばれるほど不味かったが、今は輸出するほど美味しくなった。それは農家、農協の努力ではなく温暖化のおかげだ」

この毎日新聞のリンクで麻生太郎の暴言が聞ける。興味がある人は聞いてみても良いだろう。2分程度の動画だから。麻生太郎の声がしわがれていてもう引退した方が良いのではないかと思ったが。

麻生氏の北海道産米発言、影響広がる 演説の音声公開 | 毎日新聞

 自民党の麻生太郎副総裁が25日に北海道で行った衆院選の街頭演説で、北海道産米が地球温暖化の影響で品質が上がったかのような発言をし、岸田文雄...

毎日新聞

 


無茶苦茶だ。麻生太郎本人はこれを北海道の人が喜ぶと思ってしてしまう辺り救いがたい。

しかも岸田文雄は陳謝したが、麻生太郎自身は謝罪していないのだ。

北海道・東北の接戦の選挙区で自民党候補は麻生太郎の暴言で軒並み討ち死にするかもしれない。

~~引用ここから~~

麻生副総裁のディスりにコメ農家大激怒! 北海道・東北21選挙区で自民“討ち死に”危機|日刊ゲンダイDIGITAL

「あー、言っちゃった、と思いましたね」――。ため息交じりにこう話したのは、25日に北海道で麻生副総裁の街頭演説を聞...

日刊ゲンダイDIGITAL

 


「あー、言っちゃった、と思いましたね」――。ため息交じりにこう話したのは、25日に北海道で麻生副総裁の街頭演説を聞いていた自民党関係者だ。麻生氏はこの日、小樽市の街宣で北海道産のコメについて「昔『やっかいどう米』と言うほど売れないコメだったが、うまくなった。農家のおかげか、違う。温度(平均気温)が上がったからだ」と、温暖化を肯定したばかりか、コメ農家をディスったのだ。

 さすがに、道内の農家約2万3000戸でつくる「北海道農民連盟」は26日、委員長名で抗議談話を公表。〈生産者の努力と技術をないがしろにするような発言は断じて許されない〉と猛批判した。岸田首相も26日夜のBSフジ番組で「適切ではなかった。申し訳ないと思う」と陳謝せざるを得なかった。

 麻生氏の失言はいつものことだが、今回はただ事では済まなそうだ。北海道のみならず、米どころの東北6県のコメ農家の怒りを買い、衆院選で自民候補が逆風にさらされかねないからだ。

「ただでさえ、コロナ禍で外食需要が減少し、今年は米価が急落。経営危機に瀕する農家が続出しています。農家票は、自民党にとっては大事な固定票です。ソッポを向かれると当落に関わる。そのため、北海道や東北から出ている自民候補の多くは、米価下支え策の必要性を強く訴えている。なのに、助ける対象のコメ農家を、麻生さんはディスったわけですから、頭を悩ませている候補は多いでしょう」(永田町関係者)

 そこで日刊ゲンダイは、北海道、東北計35選挙区の情勢を、政党やメディアの世論調査をもとに分析。すると、与野党の候補の差が5ポイント以内で接戦だったのは9選挙区。野党が優位に立っている12選挙区と合わせると、全体の6割に当たる計21選挙区で与党候補が落選危機に瀕する可能性があることが分かった。

 中でも危ないのは、NHKの候補者アンケートで「米価の下落が懸念されているが、農家の皆さんの暮らしを守るための支援を行う」と答えている金田勝年元法相(秋田2区)と、演説で米価下落対策を訴える菅家一郎氏(福島4区)。麻生暴言が飛び出した演説会を開催していた中村裕之氏(北海道4区)陣営は「さすがに副総裁の発言は農家の方への配慮が足りなかったかも……」と頭を抱えている。

 麻生氏のせいで何人“討ち死に”することになるのか。
~~引用ここまで~~


私は消費税減税を望んでいるので政権交代を望んでいる。しかしマスコミの予測では自民党が単独過半数を割ることはあっても自民党公明党で過半数を割ることはないようだ。つまり政権交代はない。

自民党は選挙に強いものだ。比例では前回の総選挙の議席を上回ると予測されているほどなのだ。

総選挙に負けそうになるや菅義偉を降ろす辺り自民党の政権への執念を感じる。

それはそれとして国民は安倍晋三、菅義偉の9年間を忘れてしまったのだろうか。消費税増税と緊縮財政、実質賃金の低下でなかなか痛めつけられたはずなのだが、それでも自民党に投票してしまうのか。

立憲民主党が頼りないというのはわかるのだが、野党勢力は消費税減税を公約にしている。それが実現すれば年収200万円の低所得者でも5万円相当の減税になるのだが、欲しくないのだろうか。

民主党の野田佳彦が消費税増税を強行したから立憲民主党を信じきれないのだろうか。

永年の財務省と御用マスコミ、御用学者のプロパガンダにより洗脳され消費税増税を受け入れさせられているのだろうか。

その辺りだろうが、消費税増税派の自民党に投票するのは残念なことだ。麻生太郎の暴言で自民党は議席を減らすだろうが、それでも政権交代は起こり得ないからだ。

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