北九州市長選挙と舞鶴市長選挙で自民党推薦候補が破れた。北九州市長に当選した元厚生労働省室長の武内和久は麻生太郎に近いようだし、舞鶴市長に当選したのは維新候補だ。維新の新自由主義は自民党の停滞政治よりなお悪いのだが、国民に自民党への不満が溜まっていることを感じさせる。
統一地方選で自民党を大敗させて防衛増税を止めなければならないのだ。それにより維新や左翼政党が伸長するのもやむを得ない。
北九州市長選挙で与野党相乗り候補が破れたのは自民党が分裂したせいもある。一部自民党市議などが支援したようだ。だがそれ以上に武内和久の「どぶ板」戦術が浸透した結果だろう。選挙は選挙運動の効果が出る。街頭演説やミニ集会を繰り返し北九州市民に浸透したのだ。
また4期16年による北橋健治市長の閉塞感の打破を求めたのではないか。与野党相乗りの津森洋介は北橋健治より「後継指名」されていた。それを無党派層が嫌った面がある。
そしてやはり自民党の停滞政治への嫌気だ。市長が代わるくらいではそれほど良くはなるまいが、やはり刷新を求めたのだ。
だが投票率は低い。政治への不信感は根強いものがある。今回の北九州市長選挙は一票に価値がある選挙だというのに投票率は38.50%でしかないのだ。
72歳で4選を目指す現職は多選高齢の閉塞感そのものだ。維新の「身を切る改革」で舞鶴市はさらに悪い生活になるだろうが、「どうにか変えて欲しい」という国民の願いの現れだ。自民党では駄目なのだ。
維新の「身を切る改革」は緊縮財政かつ身内を優遇する腐敗誠治だからなお悪いのだが、自民党が変わらないならば維新が伸長するのは仕方ない。
同日行われた愛知県知事選挙は大村秀章の圧勝だ。対抗馬が弱かった。番狂わせはあり得ない選挙だった。しかし昭和天皇を侮辱した「あいちトリエンナーレ」に補助金を出した大村秀章が当選したことは腹立たしい。
また山口県下関市議会議員選挙も同日行われた。画像を上手く貼れないので結果はリンクから見て欲しい。
下関市議会議員選挙は大選挙区制で定数34人に49人が立候補した。これくらいの立候補者がいると選挙という感じだ。投票率は42.33%と低いのだが。
大選挙区制で半数の17人を当選(2人落選)させる辺りやはり山口県は自民党の金城湯池なのだ。しかし過半数はギリギリ割った。あるいは山口県でも不満が溜まっているのかもしれない。
それとれいわ新選組の竹村かつやが当選した。1人で何ができるわけでもないが、下関市議会に新しい風が入った。今まで「前から続いていたことだから」でやってきた不当あるいは非合理な慣習を変えて貰いたい。期待している。
また1人だが下関市議会議員が誕生したことでれいわ新選組は山口県に地歩を得た。国政選挙にも好影響だ。だから日本第一党やNHK党にも候補者を立てて貰いたかったが、参政党の候補者が落選している辺り当選は無理だったかもしれない。
統一地方選に一波乱ありそうな前哨戦になった。
統一地方選で自民党を大敗させて防衛増税を止めなければならないのだ。それにより維新や左翼政党が伸長するのもやむを得ない。
~~引用ここから~~
16年ぶりに新人どうしの争いとなった北九州市長選挙は、無所属で元厚生労働省室長の武内和久氏(51)が自民党や立憲民主党などが推薦した新人らを破り、初めての当選を果たしました。
北九州市長選挙の開票結果です。
▽武内和久 無所属・新 当選 12万6839票
▽津森洋介 無所属・新 11万2614票
▽永田浩一 無所属・新 2万8336票
▽清水宏晃 無所属・新 2万7788票
元厚生労働省室長の武内氏が自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦し、社民党が支持した元内閣府参事官の津森氏ら3人を破って、初めての当選を果たしました。
武内氏は福岡市出身の51歳。
厚生労働省で福祉人材確保対策室長などを務めたあと、外資系企業の役員などを経て4年前の福岡県知事選挙にも立候補しました。
今回、武内氏は選挙戦で、市長や議員の報酬を見直すなど行財政改革を断行して財源を生み出し、子育て支援の拡充や新たな産業の創出など次世代への投資を進めると訴えました。
そして、一部の自民党市議会議員らの支援も受けて自民党などの支持層やいわゆる無党派層から幅広く支持を集めました。
(略)
武内氏の勝因は
武内氏は、4人の候補のなかで最も早い、去年8月に立候補を表明。
しがらみからの脱却を掲げ、政党や組織の支援は受けずに1000回以上、街頭での演説やミニ集会を行うなど草の根の活動を展開し、浸透を図ってきました。
政策面では行財政改革を断行して新たな財源を生み出し、第2子以降の保育料を無償にするなど次世代への投資を進めると繰り返し訴えました。
こうした姿勢に共感した一部の自民党市議会議員らも陣営に加わり、保守層の切り崩しを進めたほか、選挙期間中、SNSでのライブ配信を積極的に行って若者などへの支持拡大を図りました。
その結果、津森氏を推薦した政党の支持層を切り崩したほか、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集めました。
投票率は38.50%
北九州市選挙管理委員会によりますと、北九州市長選挙の確定の投票率は38.50%で、前回・4年前の選挙を5.02ポイント上回りました。
北九州市長選挙の投票率は、昭和50年の75.6%が最も高く、その後は低下傾向となり、平成以降、投票率が50%を超えたのは今の北橋市長が初当選した平成19年の1回だけです。
(略)
~~引用ここまで~~
北九州市長選挙で与野党相乗り候補が破れたのは自民党が分裂したせいもある。一部自民党市議などが支援したようだ。だがそれ以上に武内和久の「どぶ板」戦術が浸透した結果だろう。選挙は選挙運動の効果が出る。街頭演説やミニ集会を繰り返し北九州市民に浸透したのだ。
また4期16年による北橋健治市長の閉塞感の打破を求めたのではないか。与野党相乗りの津森洋介は北橋健治より「後継指名」されていた。それを無党派層が嫌った面がある。
そしてやはり自民党の停滞政治への嫌気だ。市長が代わるくらいではそれほど良くはなるまいが、やはり刷新を求めたのだ。
だが投票率は低い。政治への不信感は根強いものがある。今回の北九州市長選挙は一票に価値がある選挙だというのに投票率は38.50%でしかないのだ。
~~引用ここから~~
5日投開票された京都府舞鶴市長選で、日本維新の会府総支部が単独推薦する元市議の新人、鴨田秋津(あきつ)氏(41)が初当選した。維新が単独推薦する候補が市長に当選したのは、大阪府以外では初めて。
鴨田氏は維新のスローガン「身を切る改革」を掲げ、同世代の有権者にアピール。4選を目指した現職の多々見良三氏(72)=自民、公明推薦=ら3人を破った。
鴨田氏は「約束した公約を実行したい」と語った。応援に入った維新の堀場幸子衆院議員(43)は「維新は大阪以外は厳しいと言われていたが、維新の訴えはどのエリアでも伝わる」と述べた。鴨田氏は警視庁警察官などを経て平成30年の舞鶴市議選で初当選。昨年11月に再選した。
~~引用ここまで~~
72歳で4選を目指す現職は多選高齢の閉塞感そのものだ。維新の「身を切る改革」で舞鶴市はさらに悪い生活になるだろうが、「どうにか変えて欲しい」という国民の願いの現れだ。自民党では駄目なのだ。
維新の「身を切る改革」は緊縮財政かつ身内を優遇する腐敗誠治だからなお悪いのだが、自民党が変わらないならば維新が伸長するのは仕方ない。
同日行われた愛知県知事選挙は大村秀章の圧勝だ。対抗馬が弱かった。番狂わせはあり得ない選挙だった。しかし昭和天皇を侮辱した「あいちトリエンナーレ」に補助金を出した大村秀章が当選したことは腹立たしい。
また山口県下関市議会議員選挙も同日行われた。画像を上手く貼れないので結果はリンクから見て欲しい。
下関市議会議員選挙は大選挙区制で定数34人に49人が立候補した。これくらいの立候補者がいると選挙という感じだ。投票率は42.33%と低いのだが。
大選挙区制で半数の17人を当選(2人落選)させる辺りやはり山口県は自民党の金城湯池なのだ。しかし過半数はギリギリ割った。あるいは山口県でも不満が溜まっているのかもしれない。
それとれいわ新選組の竹村かつやが当選した。1人で何ができるわけでもないが、下関市議会に新しい風が入った。今まで「前から続いていたことだから」でやってきた不当あるいは非合理な慣習を変えて貰いたい。期待している。
また1人だが下関市議会議員が誕生したことでれいわ新選組は山口県に地歩を得た。国政選挙にも好影響だ。だから日本第一党やNHK党にも候補者を立てて貰いたかったが、参政党の候補者が落選している辺り当選は無理だったかもしれない。
統一地方選に一波乱ありそうな前哨戦になった。
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