自民党が社会党の村山富市を担いで首相にして政権に返り咲いて挑んだのが平成6年の第17回参議院通常選挙だ。結果は知っての通り社会党の結党以来の惨敗に終わった。
それは村山富市が社会党の永年の公約である自衛隊違憲や日米安全保障条約反対に、消費税廃止を首相になった途端に全て引っくり返したからだ。これほどの裏切りは見たことがない。民主主義、民主主義というが政治家は民主主義を理解していない。民主主義とは公約なのだ。
自衛隊違憲や日米安全保障条約反対は現実性がない。しかしそれを主張して票を得てきたのが社会党ではなかったか。自分が権力に就いたら、首相になったらそれらは現実性がないから止める、は詐欺という他はない。まして消費税は廃止できたというのにだ。
この参院選以降社会党は国政選挙で勝つことはなく民主党への加入を「排除」され、社民党に党名を変更するのだが、拉致問題を金正日が認めたこともあり、政党要件ギリギリの小政党まで党勢を弱めていく。
政治家も官僚もマスコミも知識人も民主主義は公約であるということを理解していない。だから公約を守らなくとも平然としていられるのだ。
もちろん公約集の隅に書いた誰も読んでいない公約を公約だからという理由で実現されては困る。しかし一丁目一番地の公約は守らなくてはならない。それが社会党は自衛隊違憲であり、日米安全保障条約反対であり、消費税廃止だった。
だが村山富市が首相になった途端に弊履のごとく捨てたのだ。まさに詐欺師だ。村山富市はまだ生きているからお前は詐欺師だと言ってやりたい。
このあと政権交代で政権に就く民主党の一丁目一番地の公約は消費税を4年間増税しないだった。それを破り捨てたのが野田佳彦なのだが、立憲民主党の代表に返り咲いているのだから堪らない。
自民党との大連立で消費税15%もありうる。だから立憲民主党に投票してはいけない。参院選で惨敗させられれば野田佳彦を代表から逐えるかもしれない。
村山富市が「日本の新たな進路を提案するための有識者懇談会」なるものを作ろうとしていたなんてこの記事を読んで初めて知ったのだが、岩波書店の社長が座長かどうか知らないが構成員であれば村山談話のごとくアジアを侵略したことを謝罪するものになっただろう。
そして岩波書店は北朝鮮と繋がりが強かったから北朝鮮に謝罪と賠償を促す結論になっただろう。恐ろしい。
小沢一郎の新進党は躍進したのだが、私の主観ではいつの間にか消えていた。小沢一郎が解党してしまったのだ。解党しなければ政権に就いていたと思うのだが、国会議員が増えると小沢一郎に逆らうものが出てくるから純粋路線で解党してしまったと理解しているが。
自民党が社会党の活力を吸い取り、選挙制度を小選挙区比例代表並立制に変更したことで息を吹き返したことは良かったかどうか。この先ろくなことがないからだ。
新聞、マスコミが民主主義を理解していないから日本に民主主義が根付かない。民主主義とは公約なのだ。一丁目一番地の公約を守ることこそ民主主義だ。しかし消費税増税を「現実主義」と褒め称えるのが日本の新聞だ。どうしようもない。不買・解約するしかない。
テレビもワイドショーは嘘しかない。昼間は本当にテレビを見ないで欲しいのだ。プロパガンダばかりだからである。
そして選挙は手取りを増やすことを公約にしている国民民主党に投票して欲しい。玉城雄一郎の裏切りはないと思うのだ。与党ではないから実現するかはわからないが、議席が増えれば実現の可能性が高まる。
最後にランキングボタンを押してくれるようお願いする。ランキングが上がればより多くの人に読まれるし私の命も繋がるからだ。
(追加)
それは村山富市が社会党の永年の公約である自衛隊違憲や日米安全保障条約反対に、消費税廃止を首相になった途端に全て引っくり返したからだ。これほどの裏切りは見たことがない。民主主義、民主主義というが政治家は民主主義を理解していない。民主主義とは公約なのだ。
自衛隊違憲や日米安全保障条約反対は現実性がない。しかしそれを主張して票を得てきたのが社会党ではなかったか。自分が権力に就いたら、首相になったらそれらは現実性がないから止める、は詐欺という他はない。まして消費税は廃止できたというのにだ。
~~引用ここから~~
「自民党と社会党が一緒になってうまくいくわけがないと言われたが、あのじいさん、うまくやっているという評価に変わってきた」
参院選が公示された1995年7月6日、村山富市首相(社会党委員長)はJR新宿駅東口で自賛した。だが、実際には村山内閣から民意は離れつつあった。
村山内閣は94年6月、自民党、社会党、新党さきがけの連立で発足した。さきがけの代表代行だった田中秀征氏は、「さきがけが介在して自社が組むことで、冷戦と55年体制の『後片付け』をある程度行うことができた」と語る。
自衛隊は合憲、日米安全保障体制は不可欠――。村山首相は社会党の従来の立場を転換し、反対してきた消費税の5%への税率引き上げも認めた。
「一仕事終わった。これからは前を向いたことに取り組める」。95年1月16日、村山首相は首相公邸に呼んだ田中氏にこう漏らし、日本の新たな進路を提案するための有識者懇談会の人選を相談した。宿舎に戻ると、村山首相から「岩波書店の社長(安江良介氏)が引き受けてくれた」といつになく張りのある声で電話があった。
翌17日早朝、阪神大震災が起きる。初動の遅れを批判された村山首相は、危機対応に忙殺される。「なにぶん初めての経験で――」との国会答弁が反発を招き、懇談会構想は吹っ飛んだ。
そうして臨んだ参院選。社会党は結党以来最低の16議席に沈む。自民党は16増の49議席(追加公認を含む)を獲得したものの、比例選では野党の新進党を下回り、連立与党の改選議席は合計で75から68に減った。一方の新進党は、ほぼ倍増の40議席と躍進した。
「懇談会で目指すべき方向性をしっかり打ち出し、日本の将来像を問う選挙にしたかった」。田中氏は述懐する。
この選挙では、投票率が戦後最低の44・52%(選挙区)に落ち込んだ。細川内閣以降、政党が連立を複雑に組み替え、内閣交代が続いたことが、有権者の政治不信を招いたと指摘された。(肩書は当時)
~~引用ここまで~~
この参院選以降社会党は国政選挙で勝つことはなく民主党への加入を「排除」され、社民党に党名を変更するのだが、拉致問題を金正日が認めたこともあり、政党要件ギリギリの小政党まで党勢を弱めていく。
政治家も官僚もマスコミも知識人も民主主義は公約であるということを理解していない。だから公約を守らなくとも平然としていられるのだ。
もちろん公約集の隅に書いた誰も読んでいない公約を公約だからという理由で実現されては困る。しかし一丁目一番地の公約は守らなくてはならない。それが社会党は自衛隊違憲であり、日米安全保障条約反対であり、消費税廃止だった。
だが村山富市が首相になった途端に弊履のごとく捨てたのだ。まさに詐欺師だ。村山富市はまだ生きているからお前は詐欺師だと言ってやりたい。
このあと政権交代で政権に就く民主党の一丁目一番地の公約は消費税を4年間増税しないだった。それを破り捨てたのが野田佳彦なのだが、立憲民主党の代表に返り咲いているのだから堪らない。
自民党との大連立で消費税15%もありうる。だから立憲民主党に投票してはいけない。参院選で惨敗させられれば野田佳彦を代表から逐えるかもしれない。
村山富市が「日本の新たな進路を提案するための有識者懇談会」なるものを作ろうとしていたなんてこの記事を読んで初めて知ったのだが、岩波書店の社長が座長かどうか知らないが構成員であれば村山談話のごとくアジアを侵略したことを謝罪するものになっただろう。
そして岩波書店は北朝鮮と繋がりが強かったから北朝鮮に謝罪と賠償を促す結論になっただろう。恐ろしい。
小沢一郎の新進党は躍進したのだが、私の主観ではいつの間にか消えていた。小沢一郎が解党してしまったのだ。解党しなければ政権に就いていたと思うのだが、国会議員が増えると小沢一郎に逆らうものが出てくるから純粋路線で解党してしまったと理解しているが。
自民党が社会党の活力を吸い取り、選挙制度を小選挙区比例代表並立制に変更したことで息を吹き返したことは良かったかどうか。この先ろくなことがないからだ。
新聞、マスコミが民主主義を理解していないから日本に民主主義が根付かない。民主主義とは公約なのだ。一丁目一番地の公約を守ることこそ民主主義だ。しかし消費税増税を「現実主義」と褒め称えるのが日本の新聞だ。どうしようもない。不買・解約するしかない。
テレビもワイドショーは嘘しかない。昼間は本当にテレビを見ないで欲しいのだ。プロパガンダばかりだからである。
そして選挙は手取りを増やすことを公約にしている国民民主党に投票して欲しい。玉城雄一郎の裏切りはないと思うのだ。与党ではないから実現するかはわからないが、議席が増えれば実現の可能性が高まる。
最後にランキングボタンを押してくれるようお願いする。ランキングが上がればより多くの人に読まれるし私の命も繋がるからだ。
(追加)
例えば以下の答弁で分かるように、社会党は民族の独立を阻害するとして日米相互防衛援助協定及び日米安保条約に反対していたわけ。
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第19回国会 参議院 本会議 第40号 昭和29年4月28日
○佐多忠隆君 ・・・この日米相互防衛援助協定に反対する理由の第一は、これらの協定が吉田内閣の誤つた国際情勢の見通しと外交方針の下に結ばれ、我が日本国の平和と独立と安全を保障するどころか、むしろ日本国とアメリカヘの隷属を強め、戦争の危機へ追いやるからであります。
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アメリカが日本国に再軍備を求めた理由は、ブレトンウッズ体制の維持のためなのね。
つまり、憲法違反の存在である自衛隊はドル体制を維持するための軍事力なんだよ。
そして、日米安保条約は日米が協力してドル体制を維持しましょうという条約であり、自由民主党は日米安保条約を維持するためにアメリカが作った政党なのね。
しかし、国民は自衛隊の問題でも日米安保条約の問題にしてもイデオロギー対立の問題として認識しており、国際通貨秩序の問題として認識してこなかったわけ。
だから、無知な国民は鳩山内閣を袋叩きにして潰してしまったわけ。
【バンコール】
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【冷戦は経済圏の奪い合い】
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【民主党時代は悪夢のような時代だった?菅・野田・安倍は呉越同舟】
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【吉田ドクトリン】
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