統一地方選前半戦の全議席が確定したので私なりの分析と総評をしたい。
統一地方選前半戦は自民党の勝利と維新躍進。これに尽きる。無投票選挙区が多く、投票率も低かったのだが、自民党はほぼ前回の議席を維持した。統一教会との癒着はあまり影響しなかったようだ。
維新の強さが目立った。大阪ダブル選では府知事、市長を楽々制した。その上府議会、市議会で過半数を得たので住民投票で勝てなくとも大阪市の権限を大阪府に移すことができてしまう。
そろそろ維新政治の「痛み」や「おかしさ」に大阪府民、市民が気づくと期待していたのだが、駄目だった。私は神奈川県民なので、在阪テレビがどれだけ維新を推すのかいまひとつわからないのだがどうも凄いらしい。やはりテレビのアナウンスメント効果はまだまだ強いということか。
自民党は選挙があった道府県議の過半数を得たのだが、大阪府議では定数の一割に満たないわずか7議席しか得られなかった。大阪の維新は本当に強い。橋下徹を大阪府知事にして大阪自民党を壊滅させた自民党大阪府連の愚かさは強調してもし過ぎることはない。
奈良県知事選では維新が漁夫の利を得た。現職の荒井正吾を引退させていれば平木省が勝っただろうに自民党は愚かだ。マスコミは奈良県連会長の高市早苗の責任を問う声が大きいが、荒井正吾に出馬を促し、平木省に自民党公認を与えなかった茂木敏充、森山裕、二階俊博の責任の方が大きいのではないか。
公明党が全員当選できなかったのは数少ない良い点か。創価学会の集票力に翳りが見えれば小選挙区で自民党の議席が減るかもしれない。それに公明党自体に良い点はないのだ。所詮宗教政党だ。
それにしても維新以外の野党の弱さが目立った。立憲民主党に期待している国民は相当少ないのではないか。民主党は政権に就くまではあれほど期待されていたのに、菅直人と野田佳彦が財務省に洗脳され消費税増税に突っ走るのだから無理はないのだが。立憲民主党執行部は民主党を牛耳っていた連中と変わらないからだ。
共産党も各地で議席を失った。除名問題が影響しているかわからないが、もう共産党の時代ではないということだ。地方議会に一議席もだけでも共産党が議席を得ていることは悪くないとは思うのだが、自治体管理職への赤旗押し売り問題があるのでない方が良いとも思ってしまうのだ。
れいわ新選組が一議席も得られなかったのは残念だ。新しい「異物」として道府県議会に新風を期待したのだが駄目だった。統一地方選後半戦では議席を得ることを期待したい。
しかしおおむね自民党が勝ってしまうと岸田文雄が社会保険料の引き上げや消費税増税に突っ走る可能性が高いのだ。統一地方選後半戦と同時に行われる衆参補欠選挙では3敗以上して欲しいところだ。統一地方選前半戦の結果を見ると難しそうだが。
~~引用ここから~~
統一地方選前半戦として9日に投開票が行われた41道府県議選と17政令市議選は10日、全議席が確定した。道府県議選では、自民党の当選者が1153人に上り、前々回と前回に続き総定数の過半数を占めた。日本維新の会は地域政党「大阪維新の会」を合わせると124議席で、選挙前から倍増。大阪では、大阪維新が府議会と大阪市議会で過半数に達した。一方、公明党は愛知県議選や大阪市議選で落選者が出て、全員当選の目標を達成できなかった。
道府県議選は岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄を除く41道府県で実施された。自民は、高額献金などが問題視された世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と一部議員の関係が表面化したものの順調に議席を獲得。24議会で過半数を占めた。ただ、大阪維新の攻勢を受けた大阪府議選では、定数の1割に満たない7議席にとどまった。
日本維新は、北海道や栃木、神奈川などで新たに議席を獲得。主な地盤としてきた関西以外の地域でも党勢を拡大させた。大阪では、大阪維新が府議選(定数79)で55議席、大阪市議選(同81)で46議席に達した。同市議会で過半数を得たのは初めて。府と市の両首長選も制し、行政運営の主導権をさらに固めた。
立憲民主党は185議席で、自民に次ぐ「第2党」となった。共産党は新潟、福井、静岡、福岡、熊本の5県で議席を失った。自民、立民以外の党派別当選者数は、日本維新69、公明169、共産75、国民民主党31、社民党3、参政党4、大阪維新を含む諸派78、無所属493だった。れいわ新選組は議席を獲得できなかった。
政令市議選は仙台、静岡、北九州を除く17市で行われた。党派別では自民292、立民112、日本維新72、公明171、共産93、国民14、社民4、参政3、大阪維新を含む諸派92、無所属152。
~~引用ここまで~~
統一地方選前半戦は自民党の勝利と維新躍進。これに尽きる。無投票選挙区が多く、投票率も低かったのだが、自民党はほぼ前回の議席を維持した。統一教会との癒着はあまり影響しなかったようだ。
維新の強さが目立った。大阪ダブル選では府知事、市長を楽々制した。その上府議会、市議会で過半数を得たので住民投票で勝てなくとも大阪市の権限を大阪府に移すことができてしまう。
そろそろ維新政治の「痛み」や「おかしさ」に大阪府民、市民が気づくと期待していたのだが、駄目だった。私は神奈川県民なので、在阪テレビがどれだけ維新を推すのかいまひとつわからないのだがどうも凄いらしい。やはりテレビのアナウンスメント効果はまだまだ強いということか。
自民党は選挙があった道府県議の過半数を得たのだが、大阪府議では定数の一割に満たないわずか7議席しか得られなかった。大阪の維新は本当に強い。橋下徹を大阪府知事にして大阪自民党を壊滅させた自民党大阪府連の愚かさは強調してもし過ぎることはない。
奈良県知事選では維新が漁夫の利を得た。現職の荒井正吾を引退させていれば平木省が勝っただろうに自民党は愚かだ。マスコミは奈良県連会長の高市早苗の責任を問う声が大きいが、荒井正吾に出馬を促し、平木省に自民党公認を与えなかった茂木敏充、森山裕、二階俊博の責任の方が大きいのではないか。
公明党が全員当選できなかったのは数少ない良い点か。創価学会の集票力に翳りが見えれば小選挙区で自民党の議席が減るかもしれない。それに公明党自体に良い点はないのだ。所詮宗教政党だ。
それにしても維新以外の野党の弱さが目立った。立憲民主党に期待している国民は相当少ないのではないか。民主党は政権に就くまではあれほど期待されていたのに、菅直人と野田佳彦が財務省に洗脳され消費税増税に突っ走るのだから無理はないのだが。立憲民主党執行部は民主党を牛耳っていた連中と変わらないからだ。
共産党も各地で議席を失った。除名問題が影響しているかわからないが、もう共産党の時代ではないということだ。地方議会に一議席もだけでも共産党が議席を得ていることは悪くないとは思うのだが、自治体管理職への赤旗押し売り問題があるのでない方が良いとも思ってしまうのだ。
れいわ新選組が一議席も得られなかったのは残念だ。新しい「異物」として道府県議会に新風を期待したのだが駄目だった。統一地方選後半戦では議席を得ることを期待したい。
しかしおおむね自民党が勝ってしまうと岸田文雄が社会保険料の引き上げや消費税増税に突っ走る可能性が高いのだ。統一地方選後半戦と同時に行われる衆参補欠選挙では3敗以上して欲しいところだ。統一地方選前半戦の結果を見ると難しそうだが。
(なんたってムサシを使ってる)
参政党から少なくない当選者が出たことが嬉しいです。
道府県議選挙は定員一人区の選挙区か多い自民党に有利な選挙制度ですからね。第一党が過半数を取れる選挙制度なんですよ。だから大阪府議会では維新に惨敗して7議席しか取れなくなってしまったわけですが。
参政党が停滞している地方議会に新風となることを期待します。