政治ほど愉しいものはない

私にとって政治ほど愉しいものはない。芸能、スポーツ、ドラマ、ファッションに興味はない。ゲーム、アニメ、ラノベ、漫画はまだ少し読んでいるが、はだいぶ飽きてしまったが、政治への関心は薄れない。政治ほど面白いものはない。

もちろん政治に関与できる地位にいるわけではない。日本は民主主義国家だから政治への参政権はあるが、影響力は1億分の1といったところだ（国民は1億2000万人だが、18歳以上の有権者は1億人ほど）。政治に無関心な有権者も少なくないので影響力はもう少しあるかもしれないが。

政治ほど面白いものはないのになぜ無関心の国民は少なくないのだろう。もったいない。これほど面白いものは他にないというのに。

それに「政治に無関心な国民は無能な政治家に支配される」という。それに類する箴言は他にいくらでもある。私は政治ほど愉しいものはないと考えているが、たとえつまらなくても興味がなくともある程度は政治に関心を持ち、声を上げなくてはならないのだ。1億分の1の影響力では大勢を変えられないだろうが、1人で政治に立ち向かわなければならないわけではない。

戦争は願い下げだが、外交の裏付けとして軍事力を強化するべきだし、何より抑止力として戦力は欠かせない。そのために安全保障、国防、自衛隊への関心は高い。自衛隊に志願するつもりはなかったし、これからもないが、軍服に対する憧れのようなものはある。もう少し体調が良ければ体験入隊や予備自衛官補に登録しても良かったかもしれない。年齢的にそろそろ無理なのだが。また自衛隊が求める技能もない。

だが今一番差し迫っているのは経済、財政、消費税だろう。財政再建を旗印にした「国民殺し」緊縮財政派の跳梁跋扈を許していては日本は滅びる。失われた20年も彼らが日本を牛耳り、緊縮財政を行ってきたからだ。

今必要なのは消費税減税・廃止と大規模な財政出動だ。消費税増税と新型コロナウイルスによる経済活動の抑制で縮小した経済を膨らませるにはそれしかない。

だが財務省の息の掛かった政治家、マスコミ、知識人は消費税減税・廃止に明確に反対しているし、政府税調は消費税のさらなる増税を目論んでいる。狂人としか言いようがない。

だが消費税導入に国民はあれほど反対したのにいつの間にか10%まで増税されている。政治に無関心な国民でも黙ってはいられないはずだ。

政治を愉しいと考える国民が増えて欲しいとは思う。愉しいから面白いから関心を持ち政治に参加できるからだ。いや単純に趣味を分かち合いたいだけかもしれない。だがそうでなくとも最低限度の関心は必要だ。

そして自分の「可処分時間」を政治に割いて、政府や政治家に声を上げて欲しいのだ。それが貴方の生活を守ることになるのは確実だ。