ある程度は面白い漫画であることが前提であるが。酷なようだが今は無料コンテンツは世の中に溢れている。いくらでも暇潰しができるので、つまらない漫画はタダでも読まれない。
~~引用ここから~~
(株)Jコミックテラスの中の人
いよいよ発動、「日本の全マンガ蒐集計画」!・・・9月の広告収益ベスト10作家も発表!
(略)
【マンガ図書館Zの広告収益って何円くらい?】
ところで、先ほどから出ている「広告収益」って、どれくらい儲かるのかご存じでしょうか?
マンガ図書館Zでは、ご存じの通り「広告収益を100%作家さんにお渡ししている」のですが、最近その金額がなかなか高額になってきました。何と前会社時代の3倍以上です。
マンガ図書館Zでは、9月の広告収益の振り込みがちょうど11月から始まっています。そのトップ10を発表しちゃいましょう!(※ちゃんと各先生方に、名前と金額を公表する許可を得ています)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e8/5b7689cae8c00752e972b5e640273b69.png)
漫画家の皆さん、これは「1年の収益」ではないですよ。「1ヶ月の収益」です。
左が「広告収益にPDF販売やKDP販売など全て合計」した金額(総合)で、右が「広告収益のみ」の金額です。
9月の第1位に輝いた堤抄子先生は、広告収益だけで一ヶ月6万円、KDP等を合わせると一ヶ月10万円に達しております。・・・余談ですが、堤先生は11月の「エルナサーガPDF販売促進キャンペーン」でも30万円以上稼いでおられます。
もちろん、掲載している作品数が多ければ作家ごとの収益は増えますので、一概に「順位が高いから人気」とも言えません。大人気でも一作品だけではベスト10に入れませんからね。
(略)
絶版するほど古めの作品群だと考えると、ぶっちゃけマンガ図書館Zの広告収益は「出版社からの1年分の収益報告に(一ヶ月だけで)匹敵する」と思われるのですが、いかがでしょうか?(出版社から来る電子版印税は、下手すると半年で1万円以下じゃないですか?)
どうやら、プロ商業作家にとって最も効率の良い作品発表方法は、
まず「雑誌の原稿料」を貰って、更に「単行本の印税」でも稼ぎ終わったら、数年後にはマンガ図書館Zなどで無料公開して「読み返された分を何度も広告収益で稼ぐ」
という方法でしょう。最後に無料公開すると読者層が桁違いに広がり、現行の新作への導線になります。この回転を目指すわけです。
(略)
~~引用ここまで~~
少し引用が長いが、雑誌に掲載する漫画はまず雑誌の原稿料を貰う。次に単行本の印税で稼ぐ。その次は引用と少し違う見解で、現在の漫画は紙の漫画と同時に電子書籍化もして売る。単行本が書店に置かれなくなった古い漫画でも電子書籍で売れる場合は無料公開はせずに電子書籍で売った方が儲けが出るのではないか?
有料で漫画を読めるサイトはたくさんあって、ネット広告が山ほど出ている。「マンガ図書館Z」などで無料公開する一歩手前の段階はそういったサイトで電子書籍を売ることだ。定額読み放題のサイト、契約でも収益は得られるだろう(収益の分配はどういう計算なのか知らないが)。
ただ古い漫画は検索すれば見つかるのだが、宣伝はされないのであまり売れないかもしれない。有料電子書籍でも収益が得られなったら無料公開すれば良いと思うのだ。読者は無料で読める方が良いが。また現行の新作への宣伝効果もあるだろうから金銭だけを評価にはできないが。
しかも「マンガ図書館Z」からの漫画家への支払いが激減しているという。広告収入は不安定なのかもしれない。アフィリエイトのまとめサイトが広告出稿を止められ収入を断たれた例はいくつもある。
そうすると無料公開しても収益は期待できなくなってしまう。現行の新作への宣伝効果のみだ。儲けがなくとも自分の漫画をできるだけ多くの人に読んで貰いたいという良心的な漫画家もいるかもしれないが。
「マンガ図書館Z」以外にも漫画を無料公開しているサイトはある。ひとつの漫画を複数のサイトで無料公開することで読者の目に触れる機会を増やそうとしている貪欲な(誉め言葉のつもり)漫画家もいる。それも収益を増やすためには悪くない手段だ。
雑誌→単行本→有料電子書籍→無料電子書籍という流れが良いのではなかろうか。有料電子書籍にするか無料電子書籍にするかはその著作権を持っている漫画家次第になるだろうが。
他に新作をネットで公開する漫画もある。ネット広告だらけでよく目にするだろう。単行本化されることもある。ネットでは無料で読めたものが単行本化しても意外に売れたりするから面白いものだ。
ネットで有料のものは最初の数話を無料にしてそれ以降に導こうとするものもある。ネット発の漫画はまだ歴史が浅いので著作権契約が切れた場合どうするかわからない。
連載が終わって10年もすれば読まれなくなるのではないか。その際無料サイトで公開するのか、たまにでも読まれれば良いと有料サイトに置いておくのか。それも漫画家、ネットサイト次第になろうか。
「マンガ図書館Z」も掲載作品が一万を越えたのですみっこにあるような漫画は読まれにくそうだ。18禁は月300円のプレミアム会員にならないと読めないしな。
漫画文化を衰退させないために漫画家の収入を確保するにはどうすれば良いか、少し考えてみた。
~~引用ここから~~
(株)Jコミックテラスの中の人
いよいよ発動、「日本の全マンガ蒐集計画」!・・・9月の広告収益ベスト10作家も発表!
(略)
【マンガ図書館Zの広告収益って何円くらい?】
ところで、先ほどから出ている「広告収益」って、どれくらい儲かるのかご存じでしょうか?
マンガ図書館Zでは、ご存じの通り「広告収益を100%作家さんにお渡ししている」のですが、最近その金額がなかなか高額になってきました。何と前会社時代の3倍以上です。
マンガ図書館Zでは、9月の広告収益の振り込みがちょうど11月から始まっています。そのトップ10を発表しちゃいましょう!(※ちゃんと各先生方に、名前と金額を公表する許可を得ています)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e8/5b7689cae8c00752e972b5e640273b69.png)
漫画家の皆さん、これは「1年の収益」ではないですよ。「1ヶ月の収益」です。
左が「広告収益にPDF販売やKDP販売など全て合計」した金額(総合)で、右が「広告収益のみ」の金額です。
9月の第1位に輝いた堤抄子先生は、広告収益だけで一ヶ月6万円、KDP等を合わせると一ヶ月10万円に達しております。・・・余談ですが、堤先生は11月の「エルナサーガPDF販売促進キャンペーン」でも30万円以上稼いでおられます。
もちろん、掲載している作品数が多ければ作家ごとの収益は増えますので、一概に「順位が高いから人気」とも言えません。大人気でも一作品だけではベスト10に入れませんからね。
(略)
絶版するほど古めの作品群だと考えると、ぶっちゃけマンガ図書館Zの広告収益は「出版社からの1年分の収益報告に(一ヶ月だけで)匹敵する」と思われるのですが、いかがでしょうか?(出版社から来る電子版印税は、下手すると半年で1万円以下じゃないですか?)
どうやら、プロ商業作家にとって最も効率の良い作品発表方法は、
まず「雑誌の原稿料」を貰って、更に「単行本の印税」でも稼ぎ終わったら、数年後にはマンガ図書館Zなどで無料公開して「読み返された分を何度も広告収益で稼ぐ」
という方法でしょう。最後に無料公開すると読者層が桁違いに広がり、現行の新作への導線になります。この回転を目指すわけです。
(略)
~~引用ここまで~~
少し引用が長いが、雑誌に掲載する漫画はまず雑誌の原稿料を貰う。次に単行本の印税で稼ぐ。その次は引用と少し違う見解で、現在の漫画は紙の漫画と同時に電子書籍化もして売る。単行本が書店に置かれなくなった古い漫画でも電子書籍で売れる場合は無料公開はせずに電子書籍で売った方が儲けが出るのではないか?
有料で漫画を読めるサイトはたくさんあって、ネット広告が山ほど出ている。「マンガ図書館Z」などで無料公開する一歩手前の段階はそういったサイトで電子書籍を売ることだ。定額読み放題のサイト、契約でも収益は得られるだろう(収益の分配はどういう計算なのか知らないが)。
ただ古い漫画は検索すれば見つかるのだが、宣伝はされないのであまり売れないかもしれない。有料電子書籍でも収益が得られなったら無料公開すれば良いと思うのだ。読者は無料で読める方が良いが。また現行の新作への宣伝効果もあるだろうから金銭だけを評価にはできないが。
しかも「マンガ図書館Z」からの漫画家への支払いが激減しているという。広告収入は不安定なのかもしれない。アフィリエイトのまとめサイトが広告出稿を止められ収入を断たれた例はいくつもある。
そうすると無料公開しても収益は期待できなくなってしまう。現行の新作への宣伝効果のみだ。儲けがなくとも自分の漫画をできるだけ多くの人に読んで貰いたいという良心的な漫画家もいるかもしれないが。
「マンガ図書館Z」以外にも漫画を無料公開しているサイトはある。ひとつの漫画を複数のサイトで無料公開することで読者の目に触れる機会を増やそうとしている貪欲な(誉め言葉のつもり)漫画家もいる。それも収益を増やすためには悪くない手段だ。
雑誌→単行本→有料電子書籍→無料電子書籍という流れが良いのではなかろうか。有料電子書籍にするか無料電子書籍にするかはその著作権を持っている漫画家次第になるだろうが。
他に新作をネットで公開する漫画もある。ネット広告だらけでよく目にするだろう。単行本化されることもある。ネットでは無料で読めたものが単行本化しても意外に売れたりするから面白いものだ。
ネットで有料のものは最初の数話を無料にしてそれ以降に導こうとするものもある。ネット発の漫画はまだ歴史が浅いので著作権契約が切れた場合どうするかわからない。
連載が終わって10年もすれば読まれなくなるのではないか。その際無料サイトで公開するのか、たまにでも読まれれば良いと有料サイトに置いておくのか。それも漫画家、ネットサイト次第になろうか。
「マンガ図書館Z」も掲載作品が一万を越えたのですみっこにあるような漫画は読まれにくそうだ。18禁は月300円のプレミアム会員にならないと読めないしな。
漫画文化を衰退させないために漫画家の収入を確保するにはどうすれば良いか、少し考えてみた。
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