★ベトナム・ハノイは「こんなとこ」★

コネなし、金なし、能力なし。50を過ぎて、単身ハノイで会社を作り10年目。毎日「こんなふうに」すごしています。

ベトナムハノイの「年末年始、日本人としてのアイデンティティー?」

2024-12-20 16:09:45 | ベトナム・ハノイ

 さて「今年もはや残すところ10日余りである」

ベトナムと関わって25年以上、在住14年目 ベトナムで正月と言えば「テト」と呼ばれる旧正月がそれにあたる。

つまりこの12月末から1月初旬の「日本の年末年始」の独特な「感覚」は「ベトナム人には無い」

12月31日、大晦日や1月1日元日の特別さなども「全くベトナムには存在しない」この感覚は「旧暦の正月が近づかないと」

ベトナムでは「全く感じられない」・・・従って休日も1月1日の1日だけが「休日」になっている。せいぜい1月3日まで休みの会社はあるが?

特別感は無いのである。(調べてみれば、仏教国で、新暦を取り入れている国は東アジアでは日本くらいである。

中国、韓国、ベトナム・・みんな旧暦の正月である)

だから「仕事の面でもこの文化的乖離は大きな影響がある」(わが社では社員に無理を言って旧暦の正月には、そんなことは関係ない

日本の会社から来る仕事を正月休みのさなか頑張って行ってもらうのである)

 しかし、いかに長くベトナムに居ても「この年末年始には日本人としてのアイデンティティ―」を感じざるを得ない。

この時期になると「あの独特の年末の感覚がわいてくる」(大みそかまで真っ黒になって仕事をしていた父が、いつもより

少し早く帰り、テレビの年末故の特別番組【怪獣映画】などを見ながら、あの時代にハイカラでジョニーウォーカーなどを

特別に買ってきてたしなみ、少し豪華な夕食食べながらレコード大賞や紅白を見る独特のわくわく感・・・)

あの時と同じような「感覚を持つのである」

 ベトナムでも、やはり仕事納めには「今年一年を振り返り、あれこれ考える」

そして大晦日の夕方には、自分は「ベトナム日本ホテルの大浴場」に行き、一年を振り返り「年末の感覚に浸るのである」

(幸いに日本人はこの時期駐在員をはじめ、日本に帰国しており、毎年大浴場を独り占めできるのもありがたい)

そして家に帰り「自分で作ったささやかな食事、そして年越しそば」少しだけアルコールを飲んで大晦日を過ごす。

ベトナムでも12時、新年(新暦で)になると「ハノイのいくつかの場所で花火が上がる」しかしここ数年

慣れない「アルコールを飲むと」そこまで待てずに「寝てしまうのが常である」

そして元日の朝、「自分で雑煮」を作り、お屠蘇(日本酒)を少し飲み正月に浸るのである。

そんな年末年始がもう10年以上も続いている。

 日本から遠く離れたベトナムハノイで、こんな風に過ごしている日本人もいるのである。

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ベトナムハノイの「年末買い物事情」

2024-12-20 15:28:30 | ベトナム・ハノイ

 昨日、いろんな理由で「ハノイで初めて生活用品のデリバリー」を利用した。

理由その①:自分のアパートのB1には「韓国系のロッテマート」があるのだが「どうやら今年いっぱい」で

他へ移ってしまうらしい。韓国系で「日本の品物」は無かったが「生活に必要な基本的な物はすべてここで揃ったので」

エレベータでB1へ下りれば「重いものもそんなに苦にならず」このアパートの利便性に大きく寄与していたのだが?

それが無くなってしまうのは「何とも残念な話である」そんなわけで昨日思い立ち「生活用品のうち、必要な重量物」を中心に

デリバリー出来ないかどうか?色々調べてみた。(利便性やもちろん価格も)調べるうちに「日本の【業務スーパー】」が

デリバリーを行っており、「日本の品物を中心に、他の日本スーパーよりも安価であることが分かった」

早速注文してみた。「日本米(ベトナム産だが日本の稲で作ったササニシキ5kg265,000VND、みりん風調味料1L:90,000VND,

料理酒500mL:50,000VND、きゅうりの漬物:38,000VND、等々総額565,000VND)」支払いもスマホで送金、1時間ほどで

指定した住所に届いた。総額が500,000VND以上だったので「GRAB送料も無料だった」(現在のレートなならば3,000円弱である。)

全てもちろん日本よりも「若干高いが?」他の日本スーパーよりもずいぶん安く、しかも「指定場所にすぐに持ってきてくれる」

この利便性には「驚いた」。先日「日本で一人暮らしをしている家族が体調を崩し」買い物に出れないというので

「AEONの同じくデリバリー」を利用したのだが?「午前11時を過ぎるとその日のうちには品物は届かない」もちろん品数は

多いのだが「注文までたどり着くまでの各種情報の入力にほとほと疲れた」スマホに慣れていないお年寄りでは「あそこまで

たどり着く前にあきらめてしまうような気がした」 まあサイトの作り方は日本の方が良くできているのだが?

入力回数は倍以上多い。そんなわけで、今後「B1のスーパーが無くなった後」はこの種の品物は「デリバリー」に移行しようと思う。

 後は「生鮮食料品(肉、魚、野菜など)」をどうするのか?だ! 魚は「日本の【さかなや】と言う店がデリバリーを

行っているという情報を得た」(割高だが、日本と変わらない刺身や焼き魚用の切り身などがあるらしい)早速メニューをメールでお願いした

今後は「少量でも質の良い魚を中心に食事を組み立てようと思っている」「どうやら卵や豆腐、などもデリバリー出来るようだが?」

会社帰りに「市場で買ったほうが手軽なようだ」 後は「相棒ミッの鶏肉や豚のレバー鳥のハツなど」をどこで手に入れるか?

今年末までに「入手方法を探さなければ」・・・

 この年末年始「ベトナムで過ごす自分」は日本人として「多少の年末年始気分」を味わいたいという気持ちがある。

もう在住14年、日本に帰れたのは2,3回である。そんなわけで準備できるのは

*年越しそば(乾麺)・・・つゆは「市販のつゆ」

*お餅(パックの切り餅)・・・汁は「お吸い物で代用」

*せいぜい「かまぼこ」と自作の「煮しめ」  

程度である。後は調達できる「おつまみ」と共に

相棒ミッと共にささやかな「年末年始を過ごす」 ベトナム在住14年目の年末年始、そんな風に過ごすつもりである。

残すところ今年もあと10日余り・・・来年こそ良い年であってほしいものだ。

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ベトナムハノイの「休日事情」

2024-12-19 15:59:25 | ベトナム・ハノイ

 社会主義のベトナム、きっと「休日は少なくみんなたくさん働いているのでは?」と言うイメージかもしれない。

昨日「来年の自社のカレンダーをを作ってください」と管理者から依頼があった。

起業14年目、今後は「管理者」に「まずは作ってみてください。」と依頼した。

 彼が作ったカレンダー「年間休日が126日になった」・・・「日本の大企業と変わらない日数である」

しかし改めて自分がチェックしても「このようになりそうになので、このまま承認した」

 現状のベトナムの現状は

*祭日は非常に少ない(年4日くらい?)

*しかしほとんどの企業は土日が休み(公務員の休日は以上に多い)

*時間外の割増率に至っては以上に多い:残業は150%、普通の休日(土日など)200%、テトなどの国の休日は300%

*しかし「田舎や中小企業の実態は日本よりも悪い、第一次産業が多く(≒70%)彼らに休日などはない。

都市部の特に大企業の待遇はすでに日本よりも手厚くなっている。しかし人口比率の多い貧しい人たちの状況は

大変厳しく「ますます貧富の差が大きくなっている」未だバイクや自転車も買えない人が田舎には多いのに

ハノイやホーチミンでは関税率200%なのに「ベンツやポルシェ、ロースロイス、レクサスなど」が普通に走っている。

こういう輩の休日は「ほぼ毎日が休日」のような印象である。休日返上で働き続けても「貧乏な境遇」からは

なかなか抜け出せない、しかし「政府などとのコネのある輩たちは」働かなくても、優雅な生活をしている。・・・

ベトナムとはそんな「ひずみのある社会主義の国なのである」(社会主義とはみんなが平等な国であるとの理想のはずなのだが?)

我々も「働けど働けど楽にならず、じっと手を見る」そんな状況が続いている。

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ベトナムハノイの「社会主義でもうまく行っている理由???」

2024-12-17 10:08:37 | ベトナム・ハノイ

 ご存じのように「ベトナムは社会主義の国である」つまり「中国や北朝鮮」と同じ政治形態なのだ。

しかし以前もブログに記したように「経済はドイモイ政策」によって市場開放されている。

この結果、世界でも有数のGDP成長率の高い国になっている。それでは政治は同なのかと言うと?

 社会主義の威厳は守りつつも「中国や北朝鮮などと全く異なるのが」集団性の社会主義と言うことなのだろうと思う

ご存じのように「中国や北朝鮮」は政治形態を悪用?した「独裁者」が「社会主義と言う隠れ蓑を使い結局は独裁国家を作っている」

日本では「社会主義=中国や北朝鮮」ととらえがちだが? ベトナムの政治形態は全く異なる。もちろん社会主義だが

「集団性の社会主義」と言われるように「突出した独裁者が出ないように国のTOPを複数(4名)にして、それぞれが

監視しあっているのである」 本日「ベトナムのニュースで衝撃的な事があった」 日本でも知られている「元フック首相」や

「4月には訪日したマイ女史」そして「ビン元副首相」の3人が平たく言うと「役職にある立場なのに汚職や人事権を悪用した」

と「認定した」処分はこれからだが、明らかに「政治の中枢からは外されたのだ」それぞれは「すでに辞任等しているが?」

国としては「どんなに立場の高いものでもダメなものはダメ」と「判断したということだ」・・・

 先日も「銀行を悪用した投資詐欺事件で首謀者の女性に死刑判決が下された」・・・

つまり「中国や北朝鮮のように権力を持った独裁者が司法まで勝手に変えてしまう国とは大きく異なる」と言うことなのだ!

「偉くても悪いものは悪い」という「自浄作用がちゃんと機能している」

そしてもう一つの「特徴」は「ベトナムの外交はしなやか」であるという事?

しなやかと言うと「聞こえはいいが?」つまり「どこの国とも仲良くし、敵を作らない」と言うことだ!

資本主義のアメリカや日本からはODAなど多くの支援を受けつつ「ロシアや中国」とも仲良くし、問題を起こさない。

ウクライナ問題などは「どっちにもつかない」「北朝鮮の大使館もハノイにあり、北朝鮮レストランなるものも存在し

外貨を稼がせている」空港などは日本がODAで作り、方や「鉄道などは問題はあるが中国から支援を受けている」

「元支配国のフランスとも仲は良く毎日パリ直行便が飛んでいる」・・・・要するに「外交的に八方美人」なのだ。

「貧しい国と言う事を武器に損をしない外交関係を資本主義社会主義を問わず展開し、知らず知らずのうちに

発展をしている。」国なのである、だからこそ「先進国の多くは中国からのシフト先をベトナムにしているのであろう」

自分も「14年前、ベトナムに会社を作ると言ったとき、社会主義なんだろう?・・・と心配してくれた人たちがたくさんいた」

自分は「社会主義の国のリスクは大きく政治体制であり独裁的故に危うい」と思ったが?ベトナムに関しては「たくさん読んだ書籍」

から得た情報に「この集団性の社会主義」があり「起業する場所を最終的にはベトナム」にしたのであった。

はたしてこれが正しかったのかどうかは「これからであるが?」

いずれにしても「社会主義であるベトナム」とこれからも付き合うには「法規、法律に厳しく」「したたかさのある国」

であることを肝に銘じて「まじめに法律を守り業務を続けようと思う」 「法律の厳格さをすべての人に公平に適用する」態度は

是非「日本でも見習ってほしいものである」・・・

 

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ベトナムハノイの「迅速救助」

2024-12-12 19:12:36 | ベトナム・ハノイ

数日前の事「会社からアパートに帰る大きな交差点での事」普通に信号待ちをしていたところ

後ろから停止線に止まろうとしていた「女性ドライバー」がなんでかわからないが「派手に横倒しになってしまった」

「通常転ぶような状況ではないのだが?」・・・そう思った途端、近くに居た「若者3名が」すごい速さで

「一人は女性を助け起こし」「一人はバイクを起こし」「一人は後ろから来るバイクに異常を知らせていた」

私も双方の立場になったことがあり「あら、助けよう」と自分も思ったが「そんな迷いも無く素早い、迅速な行動だった」

(これは事故った人が若い女性だったからではない)

 このことは「ここだけの話ではない」・・例外なく「街で転んだり、事故が起きた時」ベトナム人の「迅速な

事故処理、救助行動」は「日本人に勝ると思う」・・・交通ルールは守らないが「こういう人を助ける行動」は

驚くほど「率先し、迅速なのだ」そして「役割分担が打ち合わせ無でも整然と行われる」

「ベトナムの素晴らしいところである」そして処理が終わると「何もなかったのかのようにいなくなるのである」

とても素晴らしく「何度も感動した経験がある」

「救助に出遅れた申し訳ない気持ちを感じながら」そんなことを考えた。

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