人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

閃輝暗点/ 舒絡解痙湯 (呉茱萸湯+二陳湯加減)

2024-08-06 | 日記

閃輝性暗点とは中医の“目黒候”に属する。
庞賛襄主任医師が云うところでは:本病発作の時に,患者は常に頭痛や,干嘔吐涎沫があるので,厥陰寒気が上攻したものと考えている;吐利や,四肢の発凉は,寒気内盛である;食后の欲吐は,胃寒盛である。故に脾胃虚寒で,寒が中州に居り,運化が失職し,痰湿阻絡となり,痰湿寒邪が互結し,玄府が阻遏されて,清陽不升,濁陰不降になり,清陽の気が目に上升されず,陽気不足のところへ,陰寒が乗じて,本病となる。

,梁某某,女,30歳,教師,1988年4月26日初診。
主訴:双眼前が黒くなり,視物不清,頭の后部痛,悪心あり。舌質淡で苔薄白,脈沈細無力。
診断:双眼目黒侯(双眼閃輝性暗点)

舒絡解痙湯《中医眼科臨床実践》(呉茱萸・党参12 干姜・半夏・橘紅10 甘草3 大棗4枚)

治療経過:服薬6剤で,眼前の黒影は消失し,頭痛が好転した。

按語:舒絡解痙湯とは呉茱萸湯+二陳湯加減である。
根拠は《傷寒論》の“少陰病吐利,手足逆冷,煩躁欲死者,呉茱萸湯主之”と“干嘔吐涎沫,頭痛者,呉茱萸湯主之”。
庞賛襄主任医師は本病治療に温中補虚,降逆散寒,燥湿化痰,理気和中を主とし,益気通絡を佐として,寒邪を外出させ,気血が流暢となり,目が養われた。且つ注意すべきは女性患者が多いところから鬱が特徴と考えられ,疏肝解鬱,発散鬱結の品を選加した。その外に,女性患者で月経不調や失血が重かったり,或いは人工流産后に発病していたので,補気養血の品を加入して収効することがあった。
庞赞襄治疗闪辉性暗点的经验 より

http://youjyodo.cocolog-nifty.com/kimagure/2020/01/post-86be32.html


夏に悪化する湿疹/ 消風散

2024-08-06 | 日記

 

   https://www.kouwakai-nakamura.jp/hospital-director.html

   消風散/ 加減


『正法眼蔵』現成公案 メモ

2024-08-06 | 日記

https://note.com/search?context=note&q=from%3A%40skandhas_saito&sort=popular

現成公案 (原文と訳)  . . . . .


「虚空」を捉まえる

2024-08-06 | 日記

 五蘊

 道元禅師は『正法眼蔵』「虚空」巻の中で、「虚空」を捉まえることが禅における修行なのだと言っています(「仏々祖々の功夫辨道、発心修証、道取問取、すなはち捉虚空なると保任すべし」)。
 同巻の中で石鞏(しゃくきょう)慧蔵禅師と西堂智蔵禅師による問答を紹介していますので、以下、現代語にしてみます。

 石鞏禅師が兄弟弟子である西堂禅師に向かって「お前はそもそも虚空を捉まえるということがわかっているのか」と問いました。それに対し西堂は「わかっている」と答えます。
 「お前はどのように虚空を捉まえるのか」と石鞏が聞くと、西堂は自分の手で目の前の何もない空間をサッと捉まえました。石鞏は「お前は虚空を捉まえるということがわかっていない」と言います。言われた西堂が「では兄さんはどのよう虚空を捉まえるのか」と問いました。
 すると、いきなり石鞏は西堂の鼻孔(鼻の穴)をつかんで強くグイッと引っ張りました。引っ張られた西堂があまりの痛さに「イタタタ! 殺す気かい、そんなに強く引っ張ったら鼻がもげてしまうよ!」と言うと、石鞏は言いました、「このようにして初めて虚空を捉まえることができるんだ」。

https://note.com/skandhas_saito/n/nb5af1fdea611

知らぬまま 否応なしの 既に一つの働き