たまりにたまった宿題みたいに、虫の名前調べがたまってしまった・・・・
どこから手をつけたらいいか・・・・・と焦っているといつまでたってもはじまらないから、
6月のはじめ、「必殺虫目人」井上恵子さんと、山梨県北杜市に昆虫写真家山口進さんを
訪ねたときの報告から、はじめよう~
この時期は毎年山梨を訪ねたくなります。
だって、虫いっぱいいるんだもん。
駅に着くと、さっそく階段にカミキリムシ。
キマダラミヤマカミキリかな?
窓の上にウンモンオオシロヒメシャク?
壁にはウスアオアヤシャク。翅をふちどるスカラップ模様、しもぶくれな体形、いい蛾ですね~
蛾がいっぱい寄ってくる駅は「いい駅」!
この日は「必殺虫目人」が、事前にグーグルで付近を検索し、植物に食痕のあるあたりを調べてくれていたので、そっちのほうへ行ってみる、というゆるい計画。
マルアワフキ。背中に黒いキスマークが!
横から見ると、カエルみたいでもある。
ミドリカミキリ?アオカミキリ?
華やかにスカートを広げているようなマドガ。
フキの葉裏にエグリグンバイ。
ヒメシロコブゾウムシ。
真珠色に光るカメムシの卵。
カメノコハムシかジンガサハムシの幼虫。脱皮がらを体の上にくっつけている。
オニグルミノキモンカミキリ。
サジクヌギカメムシ?
セスジナガカメムシ。
肉食のカメムシ、クチブトカメムシの幼虫。もう翅芽があるから終齢かな?
美味しいおそばでお昼ごはんをしたあとは、山口さんのとっておきのフィールドへ。
初めて見たシリアゲアリ。
産卵するツマキチョウを撮る山口さん
産んでたー
薄暗いところにはキンモンガがひらひら
カメムシの卵。採集して飼育中。まだ種名はわかりません。卵が黒ずんていたので
もしかしてハチに寄生されているかな、と思ったが、大丈夫でした。
光沢が美しいドロハマチョッキリ。
イタドリの葉を巻いて揺籃をつくっていた。
ハバチの幼虫
雑木林に囲まれた山口さんのお宅で、撮影のため飼育しているオオトビモンエダシャクを見せていただいた。
枝にしか見えない!トビモンオオエダシャクの胴
爪で葉のふちをつまんで、顔を伏せているトビモンオオエダシャク、6センチ。
後ろから見たところ。
ハガタキスジアオシャク。緑色のシャクガってきれいだなあ。
ナナフシモドキの幼虫
テントウムシの幼虫か?
不明幼虫だけど、只者ではない雰囲気が・・・
(昆虫写真家森上信夫さんから、これは鳥の糞擬態のヤマトカギバの幼虫だよ、と教ええていただきましたー)
これも不明幼虫
何の卵かなあ
毎年オオムラサキが卵を産むという山口さんの庭のエノキ。
庭でオオムラサキが繁殖しているなんて、さすが北杜市。
帰り道、金精軒に寄って、「極上 生信玄餅」をおみやげにいただきました。
こんな風に、気ままに野山を歩いて虫を探す一日は、ほんとにいいな。