えらそうに ばかりしてたら いつまでも 鼻持ちならぬ 馬鹿が治らず
*あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて今週は3首ほど詠めました。といっても表題の作はわたしのではなく、大火のものですが。わたしも詠んでいるのですがね、大火の作の方がパンチがきつい気がして、こっちを取り上げました。
なに、日ごろ偉そうにばかりしている人が身近に一人いるのですが、その人を見ているうちに、こんなのを思いついたというわけです。
いつでも他人のあらばかり見て、文句ばかり言っている人なのですがね、少しでもこっちが逆らう気を見せると、度を失って攻撃してくるので、何も言えないのですよ。とにかく自分の方が偉いんだにしたい人なのです。しかしそのせいで、その人は他人から学ぶことができず、いつまでも低いレベルにとどまって、馬鹿を直すことができない。
知性も教養も、標準より低めの自分に気づくこともできず、いつまでも同じことばかり繰り返している。
偉そうにばかりしてるから、勉強をすることもできなくて、いつまでも馬鹿が治らないんだよ。
表面的にはおとなしく従いながらも、相手は心の中ではこういうことを考えていたりするんですよ。いつも文句ばかり言われて我慢ばかりしてますからね。偉そうな人が一人いると、周囲の人が我慢強くなるというものです。勉強もできる。学んで自分を高くしたいなら、偉そうに人を馬鹿にしてたらいけないんだとね。
ところで、表題の作、こういうヴァージョンもあります。
偉そうに ばかりしてたら いつまでも 馬鹿が治らず 子に嫌われる
周囲の気持ちも考えず、偉そうにばかりしてたら、馬鹿が治らなくて、子供に嫌われてしまいますよ。親としては、子供に嫌われることほどつらいことはない。
少しは人の言うことにも耳を傾けて、自分というものを勉強しないといけません。