ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

世の人の

2023-12-20 03:56:36 | 短歌





世の人の さいはひのため 良きことを するがおのれの まことのねがひ




*今週は、わたしはよいのが詠めませんでした。表題の作は大火のものです。彼にしては少しパンチが弱い感じがしますがね、これ以外にいいと思えるものがないので、これをあげましょう。

みんなの幸せのために、いいことをするのが、自分の本当の願いなのだ。

これは本当の自分に目覚めた人間の、ひとつの感慨というものでしょう。人間は、解脱して、本当の自分に目覚めれば、愛以外のことはできなくなるのです。みんなの幸せのために、愛で何でもやっていきたいと思う。そう思う自分がとても美しくて、幸せなのです。

まだ目覚めていない人は、これがよく理解できません。世の中を見渡せば、人間の汚いことばかり見る。ウクライナやガザでの悲劇を見れば、人間はなんとむごく、愚かなものかとも思う。

でもそれは、エゴに支配された人間の、暗い迷いの感情がさせることなのです。人間は人間を馬鹿なものと思い込んで、馬鹿なことばかりしている。そして果てしなく傷つけあって、この世を地獄に染めている。

しかし、ひとたび愛に目覚めれば、人間はすばらしいものになる。自分というものの奥底に、神がしかけてくださった、愛の水脈がはじけ飛んで、愛がとめどなくあふれてくるのです。なんと自分はすばらしいものなのか。この自分をかけて、すべての幸福のために働きたくなる。その美しい自分が、まことにいい。

自分を信じるということは、愛に生きるということです。この自分、すばらしい自分を、愛のために投げてゆくとき、人はすばらしい幸福を味わう。なんでもやっていきたい。すばらしいことを、みんなのためにやっていきたい。

この幸福を、みんなに教えてあげたい。

目覚めた人間が増えてゆけば、この世は天国になってゆきます。それはわたしたちのすばらしい夢だ。

その夢に向かって、人間はすばらしいことをやってゆくのです。






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