JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

中国は社会主義か?・・・シモンさんからのおたずね

2010年11月03日 | Weblog
 一昨日の私のブログへのシモンさんからのコメントありがとうございました。
 とりあえず、中国は社会主義かについて。
日本共産党は、資本主義社会から社会主義社会への過度期の社会、「社会主義をめざす国」だと見ています。
 私の問題意識では。
①資本主義と言われる社会制度は、改革の必要があると思うか?
②資本主義のしくみは、不変だと思うか?
③変化するとすれば、変革の努力がなくして、自動的に変わるのか?
④資本主義の次の社会制度が社会主義・共産主義だとすれは、その基本的な仕組みは何か?
 人類史は一般的な大きな流れから言えば、圧倒的な長期間渡った原始共産制社会、次に奴隷制、封建制、資本主義という一般的な歴史的段階があったと考えます。
 社会主義社会は、奴隷制以後の階級社会によって生産者と生産手段が切り離された状態のからの回復という新たな段階だと思います。
 社会主義の基本的特徴は、生産手段の社会化というのはことことではないでしょうか。
 別な言い方で私の好きな位置づけは、資本主義社会では「結合された生産者」だが社会主義社会では「結合した生産者」となる。という見方です。
 不破哲三氏のマルクス研究の論文で初めて知りました。また、当初不破哲三氏は「結合された生産者」という言い方で区別なく紹介されていましたが、大谷禎之助氏より、原文のドイツ語は区別しているとの指摘を受けて、訂正しよりその意味が深まりました。不破哲三氏の率直な訂正にもすがすがしいものを感じました。
 中国共産党、政権党が社会主義をめざして政策を進めていると思いますが、国民が主人公という意味での生産手段の社会化が実現してはいないでしょう。また、中国の政治・経済界・知識文化人・学生・勤労者・農民などの中で、どれだけ社会主義について理解しようという姿勢があるかどうかわかりません。長い過度期の一時期となるかは、中国の人々が決めることだと思います。
 なお、日本AALAについては、赤旗の解説がありましたので、転載します「日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(日本AALA)「日本国民とアジア相互の理解と親善」「公正、民主の新国際経済秩序をめざして活動し、世界平和に寄与する」ことなどを掲げる全国組織。約4千人の個人会員と団体(19団体、約280万人)で構成。1955年設立。
 なお、これ以上の詳しいことは、勉強不足で私もわかりません。すみません。 

お互いの間の感情を害わず議論を・・・「羊の歌」加藤周一

2010年11月03日 | Weblog
 加藤周一氏の自伝「羊の歌」「続羊の歌」「『羊の歌』その後」があります。文章にムダがないこと、単に自らの育った経過を述べているのではなく、思想の原点と発展を書いている。(あの考え方は、この中で生まれたのか!との発見が多い)。平凡な幸せを理想とする私にとっては、思想の追究にすべてを投げ出す生き方は同調できない。(氏は芸術家だと思う)。
 パリの詩人とその亡くなった息子の嫁がの様子が書かれています。「二人は絶えず議論をしていた・・・・激論数刻のあとにしころを残さなかった」「それにしても機関銃のような早口でしゃべりまくったミシェールが、別の話題に映ると、和気あいあいとして『プチ・ベール』をいたわりながら談笑していたのはー私から見て壮観というほかなかった。。お互いの感情を害わず議論を愉しむ風習は、東京での私の経験のなかにはなかった。」
 相手の意見の尊重と自らの意見も堂々と展開できる人間関係が私の理想です。考え方の違いが、人間性そのものの否定につながるような関係でよいのか?は私のテーマの一つですが。
 この本は一つの解答をあたえてくれたようです。
 オール与党が大半をしめる地方議会の中での、日本共産党議員の役割は、住民のねがい実現に向けての真剣勝負の議論ですが、別の意味では、反対意見と人間的な評価を区別できる。社会のあり方への役割もあるのではないでしょうか」