昨日は、日本共産党後援会の前進座5月国立劇場公演 歌舞伎「お染めの七役」の観劇会でした。
前進座が復活させた、演目とのことでした。妻が好きで、一緒について行ったのですが、これは、一見の価値ありの舞台で、大変特をした気分です。
特に、河原崎国太郎の早変わり七役は、「え?どうやったの」と思うばかりの早変わり。なによりも、底辺の生活に追い込まれた、悪役「お六」が、勧善懲悪ではなく、そこにいたる人生を一瞬で感じさせる、すごみと色気、同じ悪役の夫とのねじれた情愛などをみごとに表現されていました。
そして、「お染め」の女らしさ、などなど、一瞬で別人を演じる、力量、はげしい、変化の動きも感じさせず、静かな雰囲気をも作り出す、その、美しさには、ただただ圧倒されるばかりです。
ストーリーも大変よく出来ており、それぞれ、盛り上がる場面が設定され、はなやかな大切(ラスト)へと息もつかせずもっていきます。
先代の河原崎国太郎のお孫さんとのことですが、大変な努力があったと思いますが、前進座の看板スターではないでしょうか。