
尖閣諸島は、1896年古賀辰四郎が最初にアホウドリの羽毛の採取などで居住し古賀村が生まれ、これにより日本の実効支配による領有が確定しました。
NHK「池内博之の漂流アドベンチャー 黒潮に乗って奇跡の島へ」を偶然見ました。
これは江戸時代多くの漂流者がたどり着き、息抜き帰還することができた無人島「鳥島」(尖閣諸島ではないが)のことです。人懐こいアホウドリを食べて生き抜いたとのことです。
1888年当時ヨーロッパで羽毛布団が広く使われるようになり、そのためのアホウドリの大量捕獲が行われてとのことです。
尖閣諸島の実効支配となった、経済活動と居住の根本には、羽毛採取が大きな理由であったということが、この番組でも証明されたと思います。NHKはそこまで踏み込んではいませんが。
中国はこの点について、反論ができません。ただ、当時の自民党政府が1978年中国の「一時棚上げ」論に明確な主張をしなかったことが、中国口実を与えているのです。