ロシア革命100年で考えました。
積極面
1、ロシア革命は①植民地支配を否定し民族独立の権利を当然視する世界史的流れを生み出した。②社会保障など人権の広がりのきっかけとなった。③レーニンは統制経済ではなく市場原理を生かした、社会主義経済への端緒の途上で亡くなった。
④社会を変えるのは長い時間をかけた多数者の合意によること、違いを超えた共同で進むことを提起した。
⑤スターリンの独裁を懸念して、生死をかけた闘いの途上で亡くなった。
否定面
⑥旧ソ連は、社会主義ではなく、独裁と一部官僚支配の国であった。
2、中国は社会主義ではなく、社会主義をめざしている国と見ているが、それすら危うい状態にある。旧ソ連中国の自由抑圧の根源は、国民合意ではない少数者の強権的な権力奪取の方法に根源があり、日本における経済力と市民・国民との運動が成熟していけば、国民監視のもとで、独裁は生ずる余地がなくなる。