JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

ロシア革命100年で考えました。 「社会主義めざす」も危ない中国

2017年11月07日 | Weblog


ロシア革命100年で考えました。

積極面 

1、ロシア革命は①植民地支配を否定し民族独立の権利を当然視する世界史的流れを生み出した。②社会保障など人権の広がりのきっかけとなった。③レーニンは統制経済ではなく市場原理を生かした、社会主義経済への端緒の途上で亡くなった。

 ④社会を変えるのは長い時間をかけた多数者の合意によること、違いを超えた共同で進むことを提起した。

 ⑤スターリンの独裁を懸念して、生死をかけた闘いの途上で亡くなった。

否定面

⑥旧ソ連は、社会主義ではなく、独裁と一部官僚支配の国であった。

2、中国は社会主義ではなく、社会主義をめざしている国と見ているが、それすら危うい状態にある。旧ソ連中国の自由抑圧の根源は、国民合意ではない少数者の強権的な権力奪取の方法に根源があり、日本における経済力と市民・国民との運動が成熟していけば、国民監視のもとで、独裁は生ずる余地がなくなる。

ロシア革命100年で考えた。その2 日本の未来はどうあるべきか

2017年11月07日 | Weblog
ロシア革命100年で考えました。その2
3、日本は、資本主義発展の原動力であり、かつ弊害である利益第一主義から抜け出せないでいる。環境・貧困格差・過労死を乗り越えて、生活保障と自由な可能性を追求できる社会が求められる。中心は労働時間の短縮に向けた生産手段を国民的な英知で管理・運営する経済政策が必要。
 この過程はかなりの長期間に渡る時間をかけた国民の合意が必要であり、その展望を持ちつつ、当面のくらし・平和な社会へ向けての市民と野党との共同を実らせることが大事。
 その経済的根拠は、庶民増税・福祉削減から、大企業・富裕層への適正な課税と無駄な支出の削減で時間をかけていけば十分可能。