JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

アジア・太平洋戦争開始80年 餓死で死んでいくルソンの民間人・兵隊の姿を描いた

2021年12月08日 | Weblog
  さらばルソンよ/もう来るものか
二度と来ませぬ/孫子の代までも
恋し/日本の/山や河
(ラバウル小唄の替え歌)
 今日は、アジア・太平洋戦争開始80年です。
戦争終結を決断しなかった、昭和天皇・国家指導者たちと、軍の兵士の人命軽視の思想が餓死による大量死につながりました。
 私の友人の父である御宿町の金井英一郎氏のこの著書は、兵士としてルソン島でマラリアで死の淵から生還した記録です。
 金井氏は、上官の権力をかさにきた、横暴や、日本軍のむちゃくちゃな作戦に憤りを感じています。そして、戦闘ではなく餓死によって死んでいった仲間や民間人の有様を忠実に描こうとしています。
 「この私的制裁こそ・・・郡民離反の最大の理由であると。・・・それは悪事に決まっている」「けが人として生き残ると、厄介者として軽んじられ」「日本軍はもはや草食性動物なのであった」

(金井英一郎氏 「9割戦死のルソン戦線より奇蹟の生還。御宿でイセエビ養殖場自営、リゾートホテル社長。元内閣観光政策審議会専門委員。元財団法人全日本スキー連盟理事。千葉県スキー連盟名誉会長。高度登山家集団名誉会員」